第一部 裏切りの日
第二部 顔のない目
第三部 蜘蛛の背中
男が殺されて 容疑者を見つけられずにいたが 「ーを調べろ」との言葉あり その通り調べると犯人を見つけられた
しかし この情報は何処から出たものなのか
犯人が見つかっても もやもやしたものは残る
マークしていた人物が殺されて その犯人もでどころのよくわからない「タレコミ」から逮捕に至る
しかしこの「タレコミ」をした人物とはー
こちらも疑問を残して
第三部に入り 読み進めるうちに「裏切りの日」「顔のない目」「蜘蛛の背中」の意味が分かってくる
国民を丸裸にもできる監視
それが犯罪防止の為としても
個人の尊厳はー自由はー
情報は扱う人間によって「悪魔」にも変化する
その力を悪用した人間によって 人間性までも破壊された人間
それでも誰かを幸せにしたいと 手段が間違っていても動こうとした男
彼の夢はかなわなかった
様々な問題をはらんだまま それでも組織は動かさなくてはいけない
どんな組織も道具も 扱う人間次第
任せられる人間を育てることも必要で
解説は瀬木広哉さん
(コメント欄は閉じております ごめんなさい)