始まりはホラーめいて・・・気味悪い場面
それは現実に起きたことなのか それともーただの夢なのか
それは誰の記憶なのか
不本意ながら就職浪人中の瑞希は TV局で仕事するおばから 霊能力者エステラの通訳を命じられる
そして取材先で男性の死体と遭遇
交互に描かれるのは金持ちになることを夢見て妹と共に密入国した青年
彼は見つけた荷物の中にあったものを利用して名前を偽りサラ金から借金を
テレビ番組を観ていた男は 行方不明中の男が名前は同じでも 自分の知人と顔が違うことから疑問を抱く
瑞希が目を背け続けてきた自身の持つ能力
死んでも守り続けた男の魂
不気味でひどく暴力的な男
解説の藤田香織さんによれば この小説は20年近く前に書かれたそうです
〈コメント欄は閉じております ごめんなさい)