松岡圭祐著「探偵の探偵」 講談社文庫

	探偵の探偵 (講談社文庫)
	松岡 圭祐
	講談社

スマ・リサーチ社を経営する須磨は探偵養成所なる探偵学校も経営している
そこに異端の生徒が入学した

華奢な体つきの美しい娘　紗崎玲奈(ささき　れな)
妹の死により　彼女の家庭は完全に壊れた

妹を狙うストーカーに何処かの探偵が与えた情報
それが妹の命を奪い　玲奈は探偵を憎んだ
犯罪に走る探偵　犯罪者に協力する探偵は排除すべき存在


玲奈の将来を危ぶんだ須磨は「探偵課」対探偵の部署を作る
スマ・リサーチの中でも孤立した存在の玲奈

須磨以外には桐嶋のみが玲奈に話しかける

琴葉という新人は玲奈に妹を思い出させた


事件を作る探偵は玲奈の存在を邪魔に思い　卑劣で残酷な罠を仕掛ける

巻き込まれた琴葉は重傷を負う

事件を作る探偵が仕組んだ誘拐

事件を作る探偵の阿比留を胡散臭く思っていた窪塚悠馬警部補は　期せずして玲奈に協力することに


阿比留の化けの皮をはぎ　それでも玲奈の名前は表には出ない

玲奈が追うのは　妹の情報を犯罪者へ渡した探偵



玲奈の直面する暴力
ハードボイルドな世界だ


「探偵の探偵　Ⅱ」に続きます