![]() | 殺戮ガール (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) |
七尾 与史 | |
宝島社 |
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ミレニアムの年 2000年の秋 一台のバスごと消えたバス旅行の女子高校生と引率の若い女性教師と運転手
行方不明となった女子高校生の一人の美咲の叔父の刑事の奈良橋桔平は 行方を気にかけていたがー十年後 土中に埋まったバスが死体ごと発見される
バスの周囲には鉄パイプも複数落ちていた
状況から生き埋めにされたかと思われたが 生徒の死体が一つ足りないことがわかる
その生徒はどうなったのかー
桔平が捜査する事件では作家が放火殺人ー家ごと焼き殺されている
その作家の編集をしていた青年も行方不明
青年の恋人は作家の新作を読んでおり それがある女性の生き方を描いたものであったと話した
しかし青年の恋人も殺される
編集の青年は拷問された死体で発見される
まるで自分の足跡を消していくように 次から次へと自分に関わる人間を殺していく女
自分を調べていた興信所の探偵も殺す
自分の夫も自分が産んだ子供も
次々と別の女性に成り代わり なりすまし
彼女の夢はお笑い芸人になること
その為ならば 体形だって変える
整形ぐらいお茶の子
次のなりすます相手を見つけてはー姿を消していく
この恐ろしい女は 野放しになったまま一旦小説はー終わります
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