夢見るババアの雑談室

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七尾与史著 「殺戮ガール」 (宝島社文庫)

2016-07-06 10:29:16 | 本と雑誌
殺戮ガール (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
七尾 与史
宝島社












ミレニアムの年 2000年の秋 一台のバスごと消えたバス旅行の女子高校生と引率の若い女性教師と運転手

行方不明となった女子高校生の一人の美咲の叔父の刑事の奈良橋桔平は 行方を気にかけていたがー十年後 土中に埋まったバスが死体ごと発見される

バスの周囲には鉄パイプも複数落ちていた

状況から生き埋めにされたかと思われたが 生徒の死体が一つ足りないことがわかる
その生徒はどうなったのかー


桔平が捜査する事件では作家が放火殺人ー家ごと焼き殺されている
その作家の編集をしていた青年も行方不明
青年の恋人は作家の新作を読んでおり それがある女性の生き方を描いたものであったと話した

しかし青年の恋人も殺される
編集の青年は拷問された死体で発見される

まるで自分の足跡を消していくように 次から次へと自分に関わる人間を殺していく女

自分を調べていた興信所の探偵も殺す

自分の夫も自分が産んだ子供も

次々と別の女性に成り代わり なりすまし

彼女の夢はお笑い芸人になること

その為ならば 体形だって変える
整形ぐらいお茶の子

次のなりすます相手を見つけてはー姿を消していく

この恐ろしい女は 野放しになったまま一旦小説はー終わります



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