夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

土橋章宏著「超高速!参勤交代リターンズ」 (講談社文庫)

2016-07-06 15:51:42 | 本と雑誌
超高速!参勤交代 リターンズ (講談社文庫)
土橋 章宏
講談社



















前作「超高速!参勤交代」にて 松平信祝(まつだいら のぶとき)の陰謀・無理難題にも引かず挫けず 見事に参勤交代を成し遂げた湯長谷(ゆながや)藩の強者たち

殿の内藤政醇の側室となるお咲を身受けする金も帰りの費用もそれぞれが稼いで やっと藩に戻れるーという頃 またもや恐るべき難題が彼らを襲うのだった

敵勢力は暗殺し 邪魔者ぶっ潰して老中に返り咲いた松平信祝は 受けた恨みを幾千万倍にしてでも返すべく幾重もの罠を湯長谷藩に仕掛けてきた

期限までに城に戻っていなければーと見張る目付を寄越し また貧乏で金の無い湯長谷藩に江戸城天守閣再建のお仕事言いつけ

他にも貧乏藩の田畑を買いあさり米の価格を操ろうとか

将軍の吉宗不在をいいことにやりたい放題
しかも吉宗の暗殺も狙っているし

吉宗様は頼りにできず・・・・どうなる内藤政醇とその懐刀の城代家老の相馬以下 湯長谷藩の者達!

しかもしかも前作でおおいに頼りになった抜け忍の雲隠段蔵は 敵に操られている


松平信祝と手を結んだ尾張柳生の凄腕の者達も襲撃してくるし

湯長谷藩はいつだって金が無い!!!!!!


内藤政醇の妹で武芸自慢で美女の琴姫は兄思い
お咲と共に使者への色仕掛けにも奮闘

琴姫に想いを寄せる江戸留守居役の秋山は 富田流小太刀術の腕を生かして 江戸南奉行・大岡忠相に助力 松平信祝の陰謀の証人を捕える

貧乏藩ながら武士の心は忘れず 家来は皆「腕に覚えあり」

七人対一万二000の戦いにも怯まず 笑顔で臨む

その結末はー

吉宗をして「内藤、たびたびすまぬの」と

文芸評論家の細谷正充氏の解説によれば 映画の「超高速!参勤交代」の制作スタッフや俳優さんが勢ぞろいして この「超高速!参勤交代リターンズ」が制作されて 今年9月に公開予定なのだそうです


必死の戦いのはずなのに のどかでおおらかで笑いを忘れぬ湯長谷藩の面々

彼らは正義を貫くのみ 真心で
 
そんな彼らを「負けるな!死ぬな!」と応援しながら読んでいました


映画「超高速!参勤交代リターンズ」の公式サイトさん↓ ぜひご覧下さいませ 面白いですよ♪

http://www.cho-sankin.jp/

映画に関するニュースです☆こちらもゼヒゼヒ^-^

http://cho-sankin.jp/news/


参考までに^^;「超高速!参勤交代」について書いたものです↓

http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/e/a3a91901ef1659784a7c29132557178c


同じ作者さんの「幕末まらそん侍」について書いたものです↓

http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/e/b70ee7061073098991fd5875be782f76

どちらも読んで損はない本です
興味を持っていただけたらー嬉しいです




最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
びっくり (まっき~)
2016-07-06 19:43:22
前作にあたる映画版、ほとんど期待しないで観に行ったんですけど、これが予想外の面白さでびっくりした記憶が残っています。

リターンズは9月ですね。
今度は、最初から期待しています~。
返信する
まっき~様 こんばんは♪ (̴夢見)
2016-07-06 20:13:05
有難うございます☆

原作もしっかりして 面白いです

「超高速!参勤交代」と前後して「一路」を読んでいて

参勤交代って 下に~~~下に~~~~
だけのモノではなかったのだわとー目から鱗でした

ロッカーだった陣内孝則さんの悪役っぷり☆もはや顔芸といってもいい演技
漂わせる笑いーただものではないなってー思います

映画は原作とは少し変えてあるそうですが
より面白く変えてあればーって期待しています
返信する

コメントを投稿