著者には 刑事を主人公にするシリーズと 新米消防士の大山雄大を主人公とするシリーズがある
その大山の先輩にあたる生田が運転する救急車が病気を装った人間に乗っ取られた
救急車ジャックした男も家族が人質にとられており 彼はいつ爆発させられるかわからない爆弾を持たされているーと言う
かくして他の場所から指示する犯人の言うまま 生田は救急車を走らせるが
同乗している隊長が刺されたり ガス欠の危機には襲われ 取材攻勢をかけるマスコミには追いかけられ それを救急や消防の仲間から応援され助けられ切り抜けていく
最後には犯人側とも心通わせ
仕事に誇り持つ男達は 事件を見ていた人々の心にも影響を与える
生田は元ゾクであり その頃自分を逮捕しようと追いかけた警察官と結婚している
その妻が押しかけたマスコミ相手に実に凛々しく男前な言動をとる
二度三度 読み返し ああそうなんだと 過去の作品と 登場人物の名前を拾い 各人の動きや経歴も確認したくなります
「埋み火」↓
ふりがな、なかったら、中国文学だと思ってしまいそうだ (゜o゜C=(_ _;バキッ(笑)
作品も面白いのです
新刊を楽しみにしている作家さんの一人です