封印 (文春文庫) | |
黒川 博行 | |
文藝春秋 |
酒井宏樹は身に覚えの無い預かり物について尋ねられる 水口邦男が預けたモノを渡せーと穏やかならぬ人物に言われた
渡さなければどうなるか
物事をおさめようとした恩人の津村は行方不明になる
酒井に恋心抱く津村の娘の理恵と行動を共にするもー
元ボクサーの酒井が封印していたそのパンチ
彼はそれを使うしかなくなる
どこかに監禁されている津村を救うために
自分の身を守るために
ひとくせもふたくせもある危険でこすからい男たち
津村が隠していたもの
謎が解けた時 酒井も逆襲に出る
悪い奴らはつかまって
頑張った酒井には もっとも愛するものが その腕の中にー
解説は著者の編集者でもあった酒井弘樹氏
著者はこの酒井氏の名前を主人公の名前に使ったのだとか
著者のお人柄や作品の裏話がさらりと書かれている解説は なかなかに楽しいです
最近『後妻業』を読んだばかりの俺♪
これもミステリー色が濃くて面白そう☆
黒川博行、チェックする作家さんになっちゃうかも♪
黒川博行作品で私が一番オススメ♪なのはー疫病神シリーズです
「疫病神」
「国境」
「暗礁」
「螻蛄」
「破門」
ーと出ております
いけいけ極道の桑原さんと父親が組に属していた二宮
この二人が何故か{骨折り損のくたびれ儲け}で いいところは他の人間が持ってくー
気の毒なようでせこい二宮
怖いお人ですが女性にはやさしいらしい桑原さん
あと創元推理文庫から出ている初期の作品も 楽しく読めます
大阪弁 お好きでしょうか?
作品にたんと大阪弁の出て来る作家さんです