うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

周防大島のセトウチギボウシ

2011年09月17日 19時08分18秒 | ぎぼうし栽培日記

 セトウチギボウシの花が咲いた。今年は実を結ぶか。去年はあまり手間をかけられず生長がおもわしくなかった。一昨年はたしか、開花後結実し、その種子を播いたら発芽した。今、その苗は健全に育っている。
 原種系ギボウシは、通常、青色系白色が多いのだが、セトウチギボウシの場合は小花の薄く紫色がかったものでギボウシとしては珍しい。
 このギボウシは山口県の瀬戸内海の周防大島のみに自生する。葉裏は雪白色で花茎は細長く斜めに出て、花は淡い紫から濃紫・紅紫色と変化し美しい。陽地でも葉焼けせず、陰地ではかえって生育がわるくなるほど。頑強で繁殖力も強い。
 セトウチギボウシは、今年のギボウシ展の研修会の話では周防大島の近くの小島でも新たに数年前に自生地が確認されたそうだ。ぜひとも、保存していただきたいものだ。

 しかし、わたし個人は仕事上でお世話になり親しかった造園会社社長の出身地がこの近くの山口県田布施町にあり行きたいのと、そしてなんと言っても、数年来、民俗学の大家である在野の宮本常一が誕生した周防大島にいつかは行きたいものと念じている。宮本常一は半生をかけて、西日本中心に行脚して庶民の暮らしを写真と文章で残している。その途方もない足跡と、生き方にわたしは感銘を受けたもの。当地に、現在は膨大な資料を所蔵した記念館が出来ているのだ。
 わたしにとって、そんな由縁のあるギボウシである。

 なお、写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。

  ≪撮影:平成11年 9月11日午後4時≫
          
 ●セトウチギボウシ;
(中型三角葉・灰緑葉・縁は波打ち、葉裏は雪白・薄紫色系白花・花茎;細長い、斜上・結実;○・発芽率;良----山口県周防大島自生種・・・芽出し;早・成長;早・伸長時期;春 繁殖力;強)(株分け苗6株、播種苗4株)【販売予定:数量・価格⇒ 10株・680円】


●今までのギボウシの育成や栽培については、このサイト左側の、カテゴリー [ギボウシ栽培日記] などをクリックするとご覧になれます。
●今年の出荷内容は、7/5付け・平成23年度下半期版ギボウシ販売開始をご覧ください。なお、今年は単価面では昨年より20%カットで価格を調整中、品種カタログを所望の方は現在作成中ですのでしばらくお待ちください。
●ギボウシの販売は当ブログのみでおこなっております。価格面や数量については、お問い合わせをしていただく場合、事前に左欄のカテゴリー [草花ナーセリーWeb直販コーナー] をクリックし日々の書込み履歴をご確認願います。必ず、最新の情報をお確かめください。

 購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。
      

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