うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

寅さんの俳句3

2011年09月30日 06時18分08秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ


  ○いまの雨が落としたもみじ踏んで行く

 これも、寅さんの俳句です。車寅次郎こと渥美清、いや本名は、田所康雄か。
 口語体の句で、これはいい。まるで、五感のみを収斂させた境地のようだ。スッーと、口端から入り、ほんの少し前頭葉をとおり腑に落ちる。その感じる心が肉体のどこにあるかはわたしには不明確だが、読後のイメージは鮮明だ。秋霖と紅葉、バカボンドとしての漂泊人生と。時候は惜しむ秋、晩秋の頃合いか。
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