うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

シダレグリの木

2013年09月19日 04時55分39秒 | 樹木医の日々片々
ここでは、故郷に帰った際の珍しい樹木を画像で紹介したい。
 この木は県道沿いの田畑に2本あり地元では天然記念物となっているが、ここでは シダレグリ の樹木の由来や特性などは画像中の説明板に譲りたい。自生かどうかは疑問だが、樹木フリークにとっては好奇心が湧くことだろう。わたしにとっては、目の前でこれを見ると幹肌や枝ぶりに奇形という印象を受けて、やや奇異な感情にとらわれる。通常の原種の山栗や栽培種のクリノキと比較して、樹形はコンパクトで人の手で手入れをしたようで栗の実のイガも小ぶりだ。
 以前から植物学的に枝垂れ(シダレ)性の樹木は、古来、長命として知られていて、シダレカツラ、シダレソロ、シダレマツなどが有名だ。
 シダレグリ の分布は日本全国にあり、たしか、自生地としては特に長野県が知られ、そこには群生していて原生林となっているらしい。なおまた、当地には エゴノキ の突然変異種 ガンボクエゴノキ が植物の世界ではたった一本の樹木として学問的には貴重視されている。わたし自身も、いつの日か実見したいものだ。

 なお、写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。

撮影日時:平成25年8月30日(土曜日)14:00頃


   
          

       
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