うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

ギボウシの特性を調べる

2010年05月13日 06時14分49秒 | ギボウシの系統・分類

 最近はギボウシの特徴を品種ごとに調べている。昨年から始めているのだが、これは年に一回ぐらいチェックすることにしている。園芸書には大雑把な特徴しかのっていないし、この間うちに気づいたのだが、この世界で、唯一信頼しているO山野草屋さんのホームページにも誤認事項がありそうだ。(無論、売らんかなという姿勢のみの通販サイトはちょっとあてにできない。)

 しかしながら、これが思いのほか時間がかかる。累計すると、今回は一日と半日はかかっている。葉の色や大きさ、斑の入り方、芽出しの遅速、成長度、伸長時期、繁殖力や生長のパターンや開花時期、などなど。まあ、コツコツやらざるを得ない。
 ちなみに、わたしはものごとはすべからく演繹的に調べる方ではあるが、ギボウシの植物学的な系統分類の検討や分析はその先にある。

      撮影: 5月13日午前 5時50分
     
 わたしの場合は、殊に、トクダマの品種や原種ギボウシの同定にホトホト悩んでいる。入手先が山野草や園芸市場の場合は通り名のこともあるし、しかも困ったことに名札が付いていないものが多いのだ。名札違いもある。こういった背景には植物分類学的な研究がなされず、趣味中心の好事家が多いせいもあるのであろうが。
 近々、頼んでおいた 出版したばかりの 「ギボウシ図鑑」--誠文堂新光社 が届くだろうから、参考図書として頼りにしている。 ということになるので、搬入したギボウシには必ず名前を書き込んだプラスチックラベルを付けておく。繁殖させた株ごとに、その都度ひとつづつラベルを追加している。こうしておかないと、名称不明になり落ち着かない。ちなみに現在のギボウシは、90品種、数は368になっている。

 対象にしているギボウシは、すべて、ポットや鉢栽培したものを基準としている。露地植えでは大株になると葉も大きくなり葉形が多少変化していく傾向があるようだ。

寒河江のつぼみ:


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