『人のセックスを笑うな』
おもしろかったよ。うん。
少なくともぐりはめいっぱい楽しめました。
内容はどーっちゅーことない、日本人独特の、くよくよと甘ったるい幼稚なラブストーリー。こんなの愛どころか恋ともよべない。でも一応ちゃんとしたトキメキではある。
だからまあ、全然おもしろくない!しょーもな!!とかいう人もいて当り前だと思う。好き嫌いははっきりわかれるだろうと思う。けどさ、べつにいいじゃん。たかが映画だよ。好きな人や嫌いな人がいてトーゼン。全部の映画が観客全員をカンペキに満足させる必要はないし、超インチキな難病や動物や戦争でテキトーにカンドーをでっちあげた映画なんかより、子どもじみててもこの映画の方がぐりはずっと好きだ。
けどある意味この映画はひじょーにズルい。
カメラは必ず引き画のフィックス。照明は基本自然光で暗くて表情がよく見えないシーンが多い。どこまでがシナリオ通りでどこからがアドリブなのかわからないくらい会話が自然なのに、録音状態が悪くて何をいっているのか聞き取れない箇所も異常に多い。
そんなつくり手のスタイルを観客に向かって投げつけてほったらかし、というランボーな姿勢をとりつくろおうともしていない。そーゆーのがハラたつ、気取ってる、と思う人もたぶんいるだろう。
ぐりはハラはたたない。たたないけど、なんかもっそい観たことあるスタイルやなー?とは思う。日本ではあんましないかもしんないけど、台湾映画とか中国映画ではよくみるよなー。あの人とかこの人とかさ(今さらなのであえて名は挙げまい)。こーゆー、キャストのキャラに思いっきり任せっきりな演出。
まーねー。べつにいーけどねー。
そーゆーうんちくはおいといても、とりあえず、ぐりはこの映画スキです。
永作博美のファムファタールぶりはあまりにもナチュラルでビックリするくらいイヤミがなくてステキだったし、松山ケンイチのダメなガキっぷりも愛くるしい。カワイイ。蒼井優もものすごくハマってたけど、衣装がまたねー、すんごい可愛かったんだよね。
とくにぐりは自分が美術系の学校出身なのであの学校の雰囲気はとっても懐かしかった。しかも版画だし。専攻は映画で永作博美がやってたリトグラフではなくてシルクスクリーンだったけど実習でリトもやったから、刷りのシーンとかめちゃくちゃノスタルジー感じました。
この映画が日本映画史に残る傑作かどうかはぐりにはわからない。来年になったらみんなこんな映画があったことなんて忘れてるかもしれない。
でも、それはそれとして、ノリにのってる永作博美・松山ケンイチ・蒼井優の魅力は十二分に堪能できるナイスなスター映画としては、今これ以上の映画はないんじゃないかと思う。
映画なんて楽しければそれでいいんです。ね。
おもしろかったよ。うん。
少なくともぐりはめいっぱい楽しめました。
内容はどーっちゅーことない、日本人独特の、くよくよと甘ったるい幼稚なラブストーリー。こんなの愛どころか恋ともよべない。でも一応ちゃんとしたトキメキではある。
だからまあ、全然おもしろくない!しょーもな!!とかいう人もいて当り前だと思う。好き嫌いははっきりわかれるだろうと思う。けどさ、べつにいいじゃん。たかが映画だよ。好きな人や嫌いな人がいてトーゼン。全部の映画が観客全員をカンペキに満足させる必要はないし、超インチキな難病や動物や戦争でテキトーにカンドーをでっちあげた映画なんかより、子どもじみててもこの映画の方がぐりはずっと好きだ。
けどある意味この映画はひじょーにズルい。
カメラは必ず引き画のフィックス。照明は基本自然光で暗くて表情がよく見えないシーンが多い。どこまでがシナリオ通りでどこからがアドリブなのかわからないくらい会話が自然なのに、録音状態が悪くて何をいっているのか聞き取れない箇所も異常に多い。
そんなつくり手のスタイルを観客に向かって投げつけてほったらかし、というランボーな姿勢をとりつくろおうともしていない。そーゆーのがハラたつ、気取ってる、と思う人もたぶんいるだろう。
ぐりはハラはたたない。たたないけど、なんかもっそい観たことあるスタイルやなー?とは思う。日本ではあんましないかもしんないけど、台湾映画とか中国映画ではよくみるよなー。あの人とかこの人とかさ(今さらなのであえて名は挙げまい)。こーゆー、キャストのキャラに思いっきり任せっきりな演出。
まーねー。べつにいーけどねー。
そーゆーうんちくはおいといても、とりあえず、ぐりはこの映画スキです。
永作博美のファムファタールぶりはあまりにもナチュラルでビックリするくらいイヤミがなくてステキだったし、松山ケンイチのダメなガキっぷりも愛くるしい。カワイイ。蒼井優もものすごくハマってたけど、衣装がまたねー、すんごい可愛かったんだよね。
とくにぐりは自分が美術系の学校出身なのであの学校の雰囲気はとっても懐かしかった。しかも版画だし。専攻は映画で永作博美がやってたリトグラフではなくてシルクスクリーンだったけど実習でリトもやったから、刷りのシーンとかめちゃくちゃノスタルジー感じました。
この映画が日本映画史に残る傑作かどうかはぐりにはわからない。来年になったらみんなこんな映画があったことなんて忘れてるかもしれない。
でも、それはそれとして、ノリにのってる永作博美・松山ケンイチ・蒼井優の魅力は十二分に堪能できるナイスなスター映画としては、今これ以上の映画はないんじゃないかと思う。
映画なんて楽しければそれでいいんです。ね。