『ファーストフード・ネイション』
ひじょーにおもしろかったです。噂に違わず。
先日観た『ヒトラーの贋札』もそうだけど、ノンフィクションを原作にフィクションとして映画化するってのはなかなかいいアイデアだよね。社会派映画をみんなドキュメンタリーでつくんなきゃいけないきまりはないし、どーせならフィクションでつくった方がより多くの観客に観てもらえる。
そういう意味では、この作品も社会派ブラックコメディとして非常によくできている。おもしろいしわかりやすいし、しかも笑える。描かれてる題材は笑えないけどね。日本だって今ちょうど食の安全で大揺れじゃないですか。安い賃金で食品加工に従事してるのはアメリカでは密入国のメキシコ人だけど、日本の場合は海を超えた近隣のアジア諸国で同じことが起こってる。われわれの口に入るものをつくってる人たちとの間に、国境があるのとないのとは問題じゃない。
ストーリーのテンポもいいし、メジャーなハリウッドスターがぽんぽんぽんぽん出てくるのもアクセントとして効いてるし、楽しんで観られるいい啓発映画だとは思う。
ただし!やっぱ映画としてはんんー?なところも多少ある。グレッグ・キニアやポール・ダノやパトリシア・アークエットはナイスキャスティングだけど、アヴリル・ラヴィーンとかブルース・ウィリスはちょーーっと、浮いてませんでしたかー?あとメキシコ人たちが「ビンボーでクソみたいに扱われてる」ってことになってたけど、カタリーナ・サンディノ・モレノやアナ・クラウディア・タランコンの住居はどーみても「ビンボーでクソみたいに扱われてる」ヒトの暮らし向きにはみえませんでしたし。
最後の最後、モレノがぽろっと流す涙はカンペキ!に蛇足だったよね。ホント、あっちゃ〜ってカンジでした。泣いちゃダメでしょー。そこ。
けどまあこういう俗な表現もそれはそれでアリだと思う。
なにより、いいたいことは非常によく伝わる。いちばん大事なのはそこだもんね。
観て楽しい映画であることは間違いないし、観てソンはないです。ハイ。
ひじょーにおもしろかったです。噂に違わず。
先日観た『ヒトラーの贋札』もそうだけど、ノンフィクションを原作にフィクションとして映画化するってのはなかなかいいアイデアだよね。社会派映画をみんなドキュメンタリーでつくんなきゃいけないきまりはないし、どーせならフィクションでつくった方がより多くの観客に観てもらえる。
そういう意味では、この作品も社会派ブラックコメディとして非常によくできている。おもしろいしわかりやすいし、しかも笑える。描かれてる題材は笑えないけどね。日本だって今ちょうど食の安全で大揺れじゃないですか。安い賃金で食品加工に従事してるのはアメリカでは密入国のメキシコ人だけど、日本の場合は海を超えた近隣のアジア諸国で同じことが起こってる。われわれの口に入るものをつくってる人たちとの間に、国境があるのとないのとは問題じゃない。
ストーリーのテンポもいいし、メジャーなハリウッドスターがぽんぽんぽんぽん出てくるのもアクセントとして効いてるし、楽しんで観られるいい啓発映画だとは思う。
ただし!やっぱ映画としてはんんー?なところも多少ある。グレッグ・キニアやポール・ダノやパトリシア・アークエットはナイスキャスティングだけど、アヴリル・ラヴィーンとかブルース・ウィリスはちょーーっと、浮いてませんでしたかー?あとメキシコ人たちが「ビンボーでクソみたいに扱われてる」ってことになってたけど、カタリーナ・サンディノ・モレノやアナ・クラウディア・タランコンの住居はどーみても「ビンボーでクソみたいに扱われてる」ヒトの暮らし向きにはみえませんでしたし。
最後の最後、モレノがぽろっと流す涙はカンペキ!に蛇足だったよね。ホント、あっちゃ〜ってカンジでした。泣いちゃダメでしょー。そこ。
けどまあこういう俗な表現もそれはそれでアリだと思う。
なにより、いいたいことは非常によく伝わる。いちばん大事なのはそこだもんね。
観て楽しい映画であることは間違いないし、観てソンはないです。ハイ。