ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス

2008年03月25日 | 千伝。
福井県には、鯖江市という町がある。

福井市の南部に位置するこの鯖江(さばえ)という町・・近隣の市町村とも合併せず、がんばっている。
地方の小都市として、全国で初めて世界体操選手権大会を開催して成功させた実績もある。

全国シェア95%を超える眼鏡フレームの生産地でもある。(世界シェア20%)
最近では、アメブロのサイバーエージェント社 社長 藤田晋氏の出身地でも知られる。

個人的には、「他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス」著者である国際政治学者 若泉敬氏(越前市出身)が、晩年を暮らした場所であることに誇りを持ってほしいものである、と同時に興味深いものがある。

小生、同じ時期に、1ヶ月間ほど、鯖江で暮らしていた。

生前の若泉氏から頂いた「他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス」を所蔵している。
書名の意味は、「どうしようもなかった」という感情かもしれない。

若泉氏の「愚者の楽園」という言葉が、気にかかる。

大いなる幻想

2008年03月24日 | 千伝。
第一次世界大戦前の100年ほど昔、英国人Norman Angelが著した「The Great Illusion 邦題:大いなる幻想」が脚光を浴びているという。

当時、世界を覇権していた英国に対峙して勃興国ドイツが挑戦してゆく様相になったという。
互いに軍拡を競い、ヨーロッパは、戦争を予感していた時代である。

著者の英国人は、こう考えている。
「戦争の最大の予防策は、世界経済の一体化である。結局、戦争は、勝利国も敗戦国も関係なく世界経済の恐慌、不況をもたらす」と既に論破しているのである。

一方、世界のchina hands(中国専門家)は、その時代背景が、現代の中国とアメリカとの力関係に重なるというのである。そして、10年後の中国は、経済力、軍事力共に日本を大きく切り離し米国と肩を並べる世界の二極の片方になる可能性が高いと予測している。
とりあえず、今年の北京オリンピックで、中国が金メダルの数で米国を上回り、世界のスポーツ界の頂点に君臨するとも、勢いづくとも言う。

ただし、世界は、中国のチベットにおける人権抑圧を強く非難している。
さらに10年後のインドは、「中国」になり、すべてを追い抜く可能性が大きいという。
そして、ベトナムは、日本の昭和30年代と極めて似た国勢状況にあるという。

今、世界の趨勢を深く注視する興味深いアジアの国がある。
インドと敵対するパキスタンである。
混沌とする国内の政治でありながらも中東と米国と中国とロシアそしてインド等々との複雑な利害関係のなかで自国を守ろうとする知恵には舌を巻く。

ところで、中国からの農薬入り冷凍ギョーザ事件・・。
何故、日本は、直ちに中国からの食料品を輸入禁止措置に踏み切れないのだろうか?
日本は、いつも及び腰外交である。

アジアが、ヨーロッパで生まれたEUのような経済の一体化への道は、いつの日になるのだろうか?

何かに書いてあった箴言を思い出す。
「没落してゆく民族、国家が、最初に失うものは節度である」

使い勝手

2008年03月23日 | 千伝。
メールを頂き、返事を書く。

忘れることの出来ないメールは、幸福な便りである。

「一生、勉強です。一歩づつ・・・」


こんな逸話があります。

神様は、人間に頭とお尻を、お与えてくださいました。

ひとつは考える処・・。

ひとつは座る処・・。

・・どちらを、よく使うのか?

あなたの生き方が変わります。


パソコンの前では、両方共、よく使います。(笑)


名乗るほどの者ではない

2008年03月22日 | 千伝。

どうも意気が上がりません。

海岸沿いに車を留めて、海を眺めていました。

海は、いいなぁ!

海辺

はてさて、気分転換です。

目先の仕事という使命を懸命に果たすことにより、役目がこなせる天職となる。
不可能も可能になり、失ったものも戻って来る。
またそれ以上のものが手に入る。
今まで見えなかったものが見えて来るようになる。
何が大切か否かの判断がはっきりするようになる。
自分が変わっていくのが分かるようになる。

風になり、波になり、雲になって、我ら寿命のある生き物に、恵みの雨を降らす。

・・時代劇の世界は、粋です。

時代劇では、通りがかりじょう、困った人を助けたりして、「どこのどなたでしょうか」と尋ねられた折の答えが、必ず「名乗るほどの者ではない」でありました。

つまり、一期一会、足長おじさん文化が、武家社会に教育として生きていたのであって、その場の事は、その場で処理し、終わらせ、後を引かない潔さが、何時死んでもよい武士としての心構えだったに違いありません。

現在はどうかというと、すぐに損得や効果を期待して、何かにつけて名刺なり自己証明を明かしてしまう。浅薄な限りである。

恩を着るのも恩を着せるのも、世の計らいであって自己が想定したものでない限り、ただ役目を果たした役者のごとく芝居が終わればお仕舞いです。

短い人生の内に、願った役が廻ってくるかどうかが問題であって、我々受け手としての人間としては、役が廻って来た際に、その役がこなせるような、最低限の努力はせねばいけません。

ひたすら自分の役割を念じる事により天職が降りてくる寸法でしょう。

松の木

市場原理

2008年03月21日 | 千伝。
今朝、全力疾走をすると足が引き攣りました。

トボトボと歩いて帰りながら・・いろいろと考えたりします。

これから、どうしよう?

先日、離婚寸前の方に相談された(泣き言を聞かされた)。
旦那さんが、副業で飲み屋をオープンもさせたが失敗。お金に相当ルーズで困っているとのこと。
それにしても、毎月毎月、決まった金額を、旦那さんから貰っているというが・・旦那さんの給与明細書も見たことがないし、いくら稼いでいるのかも全く知らないとのこと・・??。

まぁ・・いろいろなカタチの夫婦がいるものです。

ところで、人生振り返って思うのに、シンプルに疑問を感じる事があります。

「一所懸命勉強してよい学校に進んで就職して、一生懸命働いてお金を貯めなさい」という疑問です。

生まれて初めて働いて稼いだのは、中学校を卒業して高校進学するまでの春休みにアルバイトをした工事現場での土方仕事でした。
一日の日当が、800円。つまり時給100円ぐらいだったのでしょうか・・。
35年以上昔ですが・・それでも、とても安くこき使われたような気もします。(笑)

土方の親方(社長)さんは、半分、ヤクザのような方で、卑猥な話から男気の喧嘩の話まで自慢と自信の塊のような方でした。
ブルドーザーも大きなトラックも、高級自動車も何台か持っていました。

・・それに較べて、当時の我が家は、自家用自動車など持っていなかったです。(笑)

世の中には、高学歴、才能、性格、ルックスも良い・・そういった人材も沢山いらっしゃる。
にもかかわらず、彼らよりも劣る経営者のもとで、給与のために、日々一生懸命に働いている現実があります。

要は、人生を巧く乗り切る才覚は、恐怖心を押さえ込む「心構え」です。

失敗という恐怖から立ち直れずにいる人・・。
失敗という嫌悪と教訓から立ち直れる人・・。

市場原理の簡単なことは、買う人と売る人が、存在することです。

市場で求められないのは、恐怖と陰気さです。

市場で求められるものは、幸福と陽気さです。

さて、これからどうしよう?

スーパーマケットのバーゲンセールスの広告・チラシを眺めながら買い物にでも行こうかな?

そう言えば、株式市場も下落という大バーゲンセールスのようなものです。

午後、車のタイヤでも交換します。(笑)


運命の新しい扉が、開きますように!


出会いの歌

2008年03月21日 | 千伝。
昨日の午後から、NHKFMラジオで「わかれのうた三昧」の特集として、卒業式での歌やら古今東西の別離の名曲やら映画の台詞シーンが、延々と流れていました。

車の運転をしながら聴いていましたが、とりわけ夕方6時ごろに流れた1955年製作「野菊の墓」の映画で、老年になった政夫(役の笠智衆さん)が、民子との結ばれなかった淡い恋の想いを60年昔に遡って回顧する8分以上の長い台詞には、ふいに涙がこぼれました。

でも・・、意地悪な考え方をすれば、これでは、民子の夫の立場がありません。(笑)

「2001年宇宙の旅」の作家A・C・クラーク氏が逝きました。合掌。
クラーク氏の作品や映画「2001年宇宙の旅」の宇宙観は、非常に興味深いものでした。
冒頭シーンで地球上のサルが骨を使って道具や武器にして人間への進化を暗示します。
そして、いきなり宇宙空間へと進出した人類の進化した物語へと展開してゆきます。
宇宙船ディスカバリー号に搭載されている史上最高の人工知能HAL(ハル)9000型コンピュータの反乱・・。

HALのスペルは、IBMよりも一文字ずつ前に進んでいます。(有名な笑い話です)

さて、小生が、高校を卒業する時に流行したのが「木綿のハンカチーフ」と「なごり雪」でした。

これから東京に向かうのに、東京を去ろうとする「なごり雪」と、東に向かう恋人に語りかける「木綿のハンカチーフ」は、いつ聴いても、あの頃を鮮やかに思い出させてくれます。

心の持ち方ひとつで、天国にも地獄にも変わります。

希望あふれる歌は、いいですね。

別れのあとには、きっと、素晴らしい出会いがありますように!

春分の日

2008年03月20日 | 千伝。
洞山大師曰く、「暑さのときは暑さを楽しみ、寒さのときは寒さを楽しむ」

それにしても、季節感の薄い時代です・・。

人間、何が苦手といっても、慣れないことが一番でしょう。

その環境の範囲内での喜びを探せということでしょう。


ないものねだりではなく、まさにその中での一所懸命が楽しさを生むということでしょう。

江戸時代であれば、日本中どこもかしこも、北陸や山陰ほどの雪は降っていた筈です。

今は、むしろ降らなくなったことが、季節の面白さをなくしていると思います。

その環境の中で、楽しさを、夢を、拾わねばと思います。

暑さ寒さも彼岸までの別の意味・・。

・・暑さ寒さも、この世のものです。(笑)

いつも笑顔で、元気で、朗らかに♪

にんげんをかえせ

2008年03月18日 | 千伝。
今日の夕方・・お付き合いで「焼肉屋」へ。
お腹の調子が悪い・・。(笑)

お腹の調子が悪くても、それでも食べられるという現状の生活に感謝しないと・・。

NHKの7時半「クローズアップ現代」・・原爆症認定への過程での見過ごされた残留放射線に関しての放映されていた。

夜9時からの民放で「東京大空襲」というドラマが放映されていた。

「The lost Generation (邦題:にんげんをかえせ)」や「はだしのゲン」とか・・そんな映画を世界中の人々(とりわけアメリカ人と中国人)に観てもらいたいような気がした。

原爆絵図を描き続けた丸木位里、俊夫妻が、生前、こんなことを述べられていたような記憶がある。

「出来れば、風光明媚な景色、自然美溢れる美しい花を描く画家になりたかったです。にもかかわらず原爆絵図を描き続けたのは、人間として、日本人として、被爆者として、伝えなくてはいけないという使命感がそうさせたのです」

どう考えても・・

経済大国、軍事大国よりも、貧しくても平和国家であるほうが美しいと思います。

世界中にそんな風に思う人間を一人でも多く増えて欲しいと思いました。

そして、世界中に平和を唱える人間でありたい・・と思うこの頃です。

強い気持ちで、笑顔で元気で、朗らかに。

感謝です。

愛されている人間

2008年03月18日 | 千伝。
福井地方・・今朝から快晴です。

朝7時ごろから、散策してまいりました。
約2時間・・10KMぐらいの距離でしょうか。

幸せにみえる風景、不幸せに見える街角・・。

昨日、我が家の周りをうろつく不審者がいました。
多分、家内へのストーカー行為なのかもしれません。

ストーカーになれるほど恋心に焦がれる想いというのも理解できますが・・、
・・相手の素性が判ればまだしも、素性も判らない不審者には、対策を講じなければなりません。

今度、小生が、その不審者のストーカーになって後をつけて調べてみようと思っています。(笑)

そう言えば、当時は、まだストーカーという言葉も無かった時代です。
昔、財閥に属する華僑の方とお付き合いしている時、身上調査だったのか、しばらく身辺に蠢く陰を覚えました。
実家のお墓まで見学に来られたようです。(笑)

そして、ひとつの恋は終わりました。

さて、円高傾向・・。
と言っても円が強くなっているのではなく、USドルが下落しているのです。
豪ドルとユーロとポンドの動き幅を観察しましょう。
USドルを買いにゆく手がかりがあります。

通貨の動きは、地球経済という面の世界を知るうえでの力関係(相関図)のバロメーターです。


もし君の愛が愛として相手の愛を生みださなければ、もし君が愛しつつある人間として君の生命発言を通じて、自分を愛されている人間としないならば、そのとき君の愛は無力であり、ひとつの不幸である。
<マルクス「経済学・哲学草稿」から抜粋>

志(こころざし)

2008年03月17日 | 千伝。
以前、富士山の近くに住むネットの友人から、面白い話を聞きました。

近郊のとある町に、志下(しげ)という地域があるらしいです。

その昔、偉い僧が、この地を訪れた時に、性悪な輩が多くて志の低い人達の集落という意味合いをこめて、その僧が、志下と名づけたと言うのです。

志が高くとも、軽率な行動で、囚われの身になることもあります。

志が低くとも、慎重な行動で、報われの身になることもあります。

人間の道理とは、志の上にあると思うのです。


でも、志の下で、人間は、生かされているような気もするのです。

だからこそ、人生は、道理で・・巧くいかないはずです。

進路説明会

2008年03月17日 | 千伝。
今日の午後、息子の通う中学校の体育館で新3年生の親子に向けた進路説明会がありました。

説明会の前に、郷土の誇りでもある幕末の志士橋本佐内が、14歳の時に書いた「啓発録」を基にした14歳の立志式が行われました(福井では、中学新3年生を対象にした一般行事です)。

授業をしっかり聞いて毎日4時間以上は勉強しないと平均以上の進学校には進めないという入試という例を持ち出した・・何とも言えない単純すぎる教育方針に関しての説明会でした。

生徒全員が、橋本佐内のような頭脳明晰かつ立派な覚悟のある人間であれば、問題ないのですが、たかが高校入試ぐらいで一喜一憂、動揺する親子を見ていると・・今の時代、「志」という部分での生き方、心の持ちようにブレが生じているのではないかと思いました。

息子が、今の現状に悔しい思い、疑問があるならば「あっと驚かすような方法、結果を作り出せ」と願いを込めました。

帰り道・・「志」について思うこと。
・・続く。

宝塚

2008年03月16日 | 千伝。
今年も、ビジネスアイデアを提案しただけですが、小額ながらお礼を頂きました。
感謝です。

とりわけ、独り身になる今の身の上には、金銭感覚に敏感になっています。
・・・為替を眺めながら妙な考えにふけっています。(笑)
去年は、これを元手(機会)に、わらしべ長者を目指して「夢を転がす」つもりになっていましたが・・・はてさて、今度は、「福を転がす」を目指します。

さて、今朝は、町内一斉掃除の日でした。
草むしりをしっかり行ってきました。

それから、郊外へ。
午前中、北陸自動車の近くの田園が広がる場所で、ジョッギング、全力疾走を繰り返していました・・とても心地良い快汗でした。
また、走りに行きたいです。


さて、走りながら思い出したこと・・。

昔、すぐそばに中国自動車が走っている宝塚の友人の自宅にお邪魔したことがあります。

小生にとっての宝塚というイメージはそれぐらいしかないのですが・・

ところで、宝塚歌劇団のファンが福井にも沢山いらっしゃることがわかりました。
とりわけ60歳過ぎた女性達に多く一ヶ月に一度ぐらい宝塚まで観劇に行くようです。

孫ほどの年齢差があるのに、豪華絢爛の世界に魅了されるようです。
・・小生、よく判りません。

冗談で宝塚見学に誘われましたが、白山に登った方が楽しいです・・と答えました。(笑)

昨日、その宝塚ファンの方々と話をして・・ふと考えたこと。
トップスターの名前は、何というのか憶えていませんが、そのトップスターを1000人に「ひとり」ぐらいの人間だと強調していたことです。

あなたは、1000人にひとりぐらいの価値ある人間です・・。
あなたは、1万人にひとりぐらいの価値ある人間です・・。
・・こういう感覚は、若い頃、そんな感覚思考をよくしていたなと思い出していたのです。

例えば、美男美女なんて、どこの村や町にも一人二人はいるものです。
それでは、その地方の美女美男が、東京に出て行くと、どれぐらいの割合の「ひとり」になるかという感覚思考が働いていました。

昔、小生、宝塚の友人に、「君は、100万人にひとりぐらいの価値ある仕事をする可能性があるかもしれない」と書いた記憶があります。


今日、「自分は、今、何人にひとりぐらいの人間なんだろうか・・」と思い駆け巡りながら走っていました。

母や祖母が農作業をしていた姿を思い出しながら、畑で農作業をしていたご近所の方に、このジョギングをいていた近辺の名前の由来などを尋ねました。
礼儀正しくて言葉も丁寧で、驚かされました。
とても品格のある方でした。

たとえ、宝塚歌劇団に行かなくても、知らなくても、人間性というものは、日々の日常の中で培われてゆくのでしょう。

とても、いい勉強になりました。

今ある心の宝の塚を越えられますように、いつも笑顔で元気で朗らかに!

福を転がします!

週末週初

2008年03月15日 | 千伝。
日本のカレンダーは、ほぼ日曜日から始まります。

欧米人の週末は日本人の感覚と少し違います。

週末は、あくまでも土曜日と日曜日です。

だから、向こうのカレンダーの始まりは、日曜日ではなく、必ず月曜日(左端)から始まります。(笑)

因みに、イスラム圏は、金曜日が休日になります。
外資企業は別にして、日曜日も働きます。

ユダヤ教徒(イスラエル)は、土曜日(金曜日の夕方から)が、休日になります。

「毎日が日曜日」もいいですが、

「毎日が月曜日」もいいでしょう。

気持ちが、「日々新た」であれば・・・(笑)

いつも笑顔で元気で朗らかに!

真っ白な一日

2008年03月14日 | 千伝。
午前中、久しぶりに家内と二人一緒に外出でした。

取引先の某証券会社巡り。
支店長との面談時間までの待合いの時間・・頭が、真っ白になりました。

隣のブースから女性の担当者の大きな声がします。
耳の不自由なお年寄りの女性に説明しているようでした。
いろんな優良株の名がでてきます。
おそらく、ご主人が残して相続された株の取り扱いなのでしょうが・・
いやいや、そんなことよりも、その女性担当者の説明する声やリズム感が、あの人の声とそっくりなのです。
姉妹ではないのかと思うぐらいの気にかかる時間でした。

さらに、もうひとつの隣のブースにいた担当者は、5年ほど昔、近所に居た方でした。
向こうも気がついたらしく目線がチラとあいましたが、互いに見て見ぬフリをしました。
相変わらずの美人で、やり手の仕事ウーマンという印象を持ちました。
懐かしいと思いつつ・・ここで仕事をしていたのかという驚きでした。

さて、我々の手続きですが、今回は、私名義のもの全てを家内に投資判断を委ねるという代理人委任状の作成です。

この手続きは、支店長の決済が必要で面談という形式のあと、両者の合意が必要でした。
つまり、家内に全てを一任して、小生は、これまでの投資に関しての判断、財産分与から一切離れることになった次第です。

今日は、新たな段階に踏み入れたような一日でした。

とりあえず、ぼくは、肉体労働とコラム書きに集中しようと考えています。
それと、一万円からはじめる小遣い稼ぎです。(笑)

真剣になればなるほど、あげたくても、あげられない・・今日は、そんなホワイト・デーでした。

チョコレートの返しは、無いの?
なぜ、今日なの?

Why is it today ? ・・White day の語源です。

人生は、「遊び心」が必要だな・・と真っ白な気持ちに言い聞かせています。

我々は、この世の地球に遊びに来たのです。(笑)

いつも笑顔で元気で朗らかに!


三寒四温

2008年03月14日 | 千伝。
福井県小浜市の神宮寺からの「お水送り」・・
それを受け取った奈良の東大寺二月堂の「お水取り」は、昨日がたけなわ。

いよいよ春である。

夕方、買い物に行くとバッタリM君に、久しぶりに会った。

いつも笑顔と笑い声を絶やさない彼との会話は、楽しく面白い。

「大雪の夜に、納屋に置いていたうちの米を全部盗まれたんですよ」と他人事のように笑いながら言う。

「警察にも届けたんですが、犯人の特定は難しい。って言われました」と、また笑う。

泣き言も、笑い話に変える彼の精神は、学ぶことが多い。

彼は、それほど幸せな生い立ちを歩んでいない。

それでも、不幸をしのいで明るく笑顔を振りまいて生きている。
上手に耐える性格に作り変えたのだと思う。

ぼくは、とりわけ今の時代に思うことがある。

都会に暮らす人間よりも、辺鄙な場所に暮らす人間の方に興味がある。
お金持ちの生活よりも、貧しい人の生活の方に興味がある。

貧乏や辺鄙での不便な生活を、恥とか、かわいそうだとも思わない。
逆に、よくがんばっていると鼓舞したり、激励をしたい気持ちになる。

生きていれば、汚れてゆく。
汚れてゆく毎に、人は鈍感になるしかない。

ただ、人生とは、そんなに情けないものではない。

人間、いつでも負けることができる。
弱気になって、立ち止まって、へたばることもできる。

でも、何のために生まれたきたのだと言いたいのである。

悪いことに、立ち止まって何もしない人間は、ミスも無くなり、批判するばかりの輩に変身する。
つまりは、他人がつまづくと冷笑したり批判したりするのが、生きがいになるのである。

人間は、前に進むと必ず誤ったり間違ったり、ミスしてつまずいたりするのである。

そして、倒れては起き上がり、また進む・・こんな人たちが、世の中を明るく社会をよくするのである。

動かない人は、倒れる人を冷笑批判する・・こんな人たちが、世の中を暗くし、社会全体が萎縮する。

外は、雨が降り始めている。

しばらく黄砂やら花粉症にも悩まされる。

それでも、白梅に紅梅、椿に桃、菜の花・・・春めく足音が聞こえる。

仕事・・全面的にテコ入れ。

「人生は素晴らしい。恐れの気持ちさえ持たなければだ。・・何より大切なのは勇気だ。想像力だ」
<チャップリン:映画「ライム・ライト」より抜粋>