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このろくでなしの愛 (ディレクターズ・カット版) DVD-BOX 1
ジェネオン エンタテインメント
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う~ん・・・
ぴっくんとミナさんの最後の姿を見た時、「サンドゥ学校へ行こう」のラストを思い出しました。
あの時も、それが幻のシーンなのか、現実のシーンなのか、理解に苦しんだんで・・・
今回は、明らかに現実なんだけど、あまりにも悲しすぎて、それしか道は無かったのかと、問いたい気分でした。
ぴっくん兄は、驚異的な回復を見せるんですが、それは一時の事。
ぴっくんに、
「自分の何倍もウンソク=シン・ミナさんを愛してやってくれ。」
と言い残してこの世を去ります。
それで、二人の間の重石が取れたかというと、反対なんですね。
ぴっくんにとって、生きてきた中で、一番幸せだった事、一番嬉しかった事、一番悲しかった事、一番泣いた事、全てが兄との出来事だったんです。
だから、その兄から託されたウンソクであっても、ウンソクであるが故に、二人で幸せに成る事は出来なかった訳です。
その事を、ウンソク自身も充分理解しています。
「可哀相だな、私って。ホントに可哀相・・・。」
そう言いながらも、二人別々の道を生きていこうと約束します。
お互いに、ご飯もちゃんと食べ、仕事もし、恋愛をして結婚もし、子供も持とう。
そうやって、会わずに、幸せに暮らしていこう。
この約束があるから、ぴっくんは生きていけるんだと言います。
ウンソクも、きっと、そうやって幸せに暮らしているだろうと思っていました。
でも、ある時、彼女が突然消えたと言う連絡を受けるのです。
何処を探しても、姿が無いし、連絡も取れない・・・と。
探し回った挙句に、彼女を、二人で最後に過ごした別荘(・・・
ペンション
)の近くで見つけます。
あ・・・、もとい
近くじゃないですね。ぴっくんが、彼女を連れ帰る事が出来なかったくらいの距離ですから。
かなり離れてはいるけど、ま、別れる前、最後に過ごした辺り・・・って事です。
何故
私は、ここで、そう言いたくなりましたよ。
ちゃんと、家まで、別荘まで連れ帰りなよ
探し疲れて、もう、一歩も歩けなかったの
そこじゃぁ、二人とも凍えちゃうよ
単純なアジュンマであるまぎぃには、この二人の心情はなかなか理解出来るものではありません。
そこまで、亡くなった人にしばられなくても良いんじゃないかな
まぁ、二人とも、ぴっくん兄との関わり方が、人生の全てだったからとしか言いようが無いですね。
そんな理解できない感情が、後半部分には満ちていたので、今ひとつ感情移入が出来ずに観終わる事になってしまいました。
前半部分は、ぴっくんの新しい姿や、ドキドキする様なストーリー展開に、目が離せない状態でしたが・・・。
まぎぃの中では、ラストになって、興味が尻すぼみになってしまいました。