まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『愛に狂う』完観!

2008-08-31 15:18:46 | 韓国ドラマのエトセトラ
愛に狂う BOX-II

ポニーキャニオン

このアイテムの詳細を見る

本来は、週末、アルフィーに途中で声をかけられたりして、邪魔される事が多くて、集中視聴が出来ないため、レンタルしてこない事が多いんですが。

この週末は、家で仕事・・・とか言うし、遠慮なく観て・・・とか言うので、一気にラストまで観ちゃいました

 

一人だったら、もっと泣いただろうな・・・と言うのが、観終わって最初の感想。

やっぱ、いつ、アルフィーがやって来るかもしれない・・・と思うと、なかなか思いっきり浸れませんわな

 

で、思ったのは、やっぱり、ゲサンくんの確かな演技力。

まだ3作品ほどしか役者として活動してないとは思えませんでしたね。

 

笑顔は、とーっても無邪気で明るくて、こちらまでつられてにっこりしちゃう感じ。

泣き顔は、胸が痛む気がします。

 

そして、それらの間を埋める様々な感情を表した表情。

はじけるような笑顔から、ほほ笑む表情、口元は笑っているのに、目は笑ってない表情。

泣きそうなのに、我慢している顔。

涙がにじむ目元。涙が溜まった目元。

そして、いまにもこぼれ落ちそうな涙。

瞬きもしないのに、ひとすじ こぼれる涙。

・・・etc.

 

「ラブストーリーがやりたかった。」

と、この作品を除隊後すぐに選択した理由を聞かれた時に答えてました。

「僕は、年の割りに恋愛経験豊富だから、それを生かしたかった。」

な~んて、真面目な顔して話してましたが・・・。

 

う~ん・・・

その言葉を信じてしまうくらい、感情移入出来てたように思えます。

 

イ・ミヨンさんは、相変わらず美しい

「純愛中毒」や「インディアンサマー」も30歳を超えての作品だったようですが、とても美しく年を経ている方ですねぇ・・・羨ましい

 

最初は、結婚を間近に控えた女性。

その婚約者がいきなり亡くなってしまった女性。

そして、一人で仕事をこなし、孤独に耐えてきたキャリアウーマン。

もう恋する事も無いだろうと思っていた時、思いがけず年下の部下に想いを打ち明けられ、自分の気持ちもその人に向かって行ってると気がついた女性。

 

これからの人生、一緒に歩いていけると思った人が、婚約者を死なせて仕舞った加害者だと知った女性。

 

これらの様々な感情を、本当に自然に表現できるのですねぇ。

 

年齢がそこそこ行ってるのに、やけに子供っぽく振舞ったり、無邪気を装う演技を見ると、かなり引いてしまう私なんですが、ミヨンさんの場合は違いましたね。

年相応の台詞や感情表現の仕方なんです。

だから、とても共感を覚えました。

 

交通事故は韓国ドラマの必須アイテムとも言うべきものですが、加害者の立場を云々する事はあまり無かったんじゃないでしょうか?

その意味で、この作品は、リアルでした。

事故後の加害者、加害者の身内、被害者、被害者の身内、それぞれの立場での心の傷。

それを公平に描いていたと思います。

 

ラストは、こう纏めるしかなかったのかな・・・。

覚えていると言う事が、全ての苦しみに繋がるのであれば、このラストはハッピーエンドと言えましょう。

 

でも、被害者の立場から言うと、覚えていると言う事、それだけが罪の償いになると思うのですが・・・。

 

私が、好きなシーンは二つ。

 

一つは、始めの頃、ゲサンくんとミヨンさんが、それぞれ、亡くなったミヨンさんの婚約者の遺灰を撒いた海岸に行き、偶然出会います。

そして、一緒にバス停でバスを待つシーン。

あの、微妙な二人の距離と、姿。

とても印象的でした。

 

そして、もう一つは、お互いが悪縁ともいえるような関係だったと知り、別れを決意した時の事。

ゲサンくんは、殴られて朦朧とした意識で、ミヨンさんの実家に行きます。

それを、ミヨンさんが見つけ、後を追います。

路地でしゃがみこんだゲサンくんを見つけ、その前に彼女もしゃがみこみます。

あまり話さないまま、じっとそのままで居る二人。

何を言えば良いのか、どう話せば吹っ切れるのかわからないまま、座り込んでいる二人なんです。

 

これらの二つの、二人のシーンが、とても心に残っています。

 

お勧めです

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする