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ユ・ミホは無事でしたが、ジホが右腕を骨折
そこに偶然グァンナムが通りかかったことで、この一件はすぐにサンウンにも連絡されました。
慌てて駆けつけたサンウンは、必要無いのに、豪華な個室にジホを入院させました。
ジホに対する周囲の見方が変化してきています。
上司はもとより、同僚、部下たちも、ジホがサンウンのことを心から大切に思っていると分かりましたし、サンウンもまた、ジホのことを立て、ジホのために一生懸命だということが分かりましたから。
人間味あふれる人だと、皆がジホのことを見直しています。
ジホは、それが本当に嬉しく思いました。
以前のジホだったら、その喜びを感じることすら出来なかったかもしれません。
とにかく、ジホに微笑みが増えました。
ミホは、ジホへの態度を見て、サンウンがジホを心から愛していると察しました。
初めて人を愛したんだとわかりました。
でも、認めたくはありませんでした。
ヘジンは、サンウンと破局したと発表する決心をしました。
それをサンウンに報告しました。
謝りました、自分が引き留めたことを。
あなたの悪い癖よ・・・とサンウン。
「自分ばかり犠牲にすること。私の幸せを願ってくれてありがとう。私も心からあなたを応援するわ。ファイト。」
ヘジン、涙を堪えて電話を切りました。
ヘジンの父カン会長は激怒しました。
今年中に引退して戻って来いと伝えろと、ヘジン母に言いました。
それを聞いた兄のソンジンは焦りました。サンウンと破局したことはめでたいけど、戻って来られては自分の地位が危ないですもんね。
カン会長がヘジンを息子だと公表して、後継者にしようと考えていると見え見えでしたから。
ソンジンは、なんと、サンウンを手に入れようと考えましたよ。
で、イナグループのチョン会長に直談判に行きました。
ま~、狸と狸の腹の探り合いみたいです。
ジウンは、サンウンを知るうちに、変わった人と思えなくなっていました。共感する部分も出て来たということでしょうか。
少なくとも、憎むべき人じゃないと思っているようです。
サンウンは、ジホの病室に泊まりました。
小さなソファーベッドに眠るサンウンを見て、ジホは済まなく思い、医師を説得して翌日には退院することにしました。
ヘジンは、翌日記者会見を開き、自らの口で、サンウンとの破局を公表しました。
サンウンが言ったとおり、心から愛し合っていたが、過度な関心と諸事情のために、別れを決断したと言いました。
「これ以上、サンウンさんを苦しめないでください。」
サンウンとジホは、この様子をネットで見ました。
ヘジンが本当に良い人だと、ジホも思いました。
グァンナムもジョンハンも、ヘジンの想いを知っていますから、心配でなりません。
でも、ヘジンは大丈夫だと平気なフリをしました。
記者たちは、それでも、ヘジンのマンションを離れません。
と言う事は、サンウンとジホがジホの家に帰るなんてこと、出来ませんよね。記者たちの餌食になってしまいます。
で、決めました。
ジホはサンウンの家の、グァンナムの部屋を使ってもらい、グァンナムに、ジホの部屋に行ってもらおうと。
サンウンは、ジホの世話をしたくてたまらないのです。
文句を言おうとしたユ・ミホに、サンウンが言いました。
あなたのために怪我をしたんだから、当分の間我慢して・・と。
ミホは、サンウンの相手としてジホが物足りなく思っています。なにせ、財閥しか頭にない人ですから。
サンウンとジホの楽しそうな様子を不安そうに窺う態度を見ると、なんだか娘の相手を値踏みしているようにも見えます。
ちょっと変わってはいるけど、ジホが実直な人柄だということはすぐに分かったようです。
ジホも、ミホと言う人間の本質を掴もうとしていました。
サンウンやグァンナムから聞いていたのとは違う、ミホの一面をチェ常務から聞き、少し混乱していました。
チェ常務は言いました。
最初、ミホがサンウンを海外に連れ出したのはイナグループで実権を握るためだと思ったけれど、13年後帰国した時は、とても穏やかな雰囲気になっていたと。
サンウンがカンジングループに縁づいたなら、その後それ相応の待遇を受けるべきだとチェ常務も思ったようです。
しかし、ミホは言ったのです。
「あの子さえ相応の地位につけたらいいの。」
情が移ったんだとチェ常務は思いました。
縁談が破綻した時の嘆きも、裏切られた怒り故ではなく、サンウンが冷たい世の中に放り投げられることに腹を立てていたのです。
「誰が見ても、実の母親の姿でした。」
チェ常務は、その疑問をミホにぶつけましたが、ミホは何も答えなかったのです。
ジホは、サンウンの留守を狙って、ミホと話をしました。
「あなたは、サンウンさんの実の母親ですね?」
えーっ
一瞬驚いた表情を見せましたが、動揺を見せることはなく、それを否定したミホ。
サンウンは、ミホを憎みながらも心配し、気遣っているとジホは言いました。
2人に仲良くしてほしいです・・・と。
そして、イナグループから脅迫を受けているのでは?と、聞きました。
「あの事故は、偶然ではないですよね?」
ジホは、ミホに何か協力を求めました。それが何かはまだ分かりません。
ただ、ミホもサンウンも安全だと言いました。僕を信じてください・・・と。
ソンジンは、ヘジンにサンウンを手に入れようと考えていると話しました。
これはミスでしたね、ソンジン。
ヘジンのサンウンへの想いを軽く見過ぎてます。
ヘジンはソンジンの胸倉をつかみ言いました。
「彼女に手を出したら絶対に容赦しない。」
しかし、ソンジンはサンウンを呼び出しました。ヘジンを口実に使って。
ソンジンは、サンウンと結婚の契約を結びたいと言いました。ヘジンとしていたように・・・と。
手を組めば、自分もミホも助かるし、サンウンにもお金が入る・・・とね。
散々サンウンを見下げるソンジン。
サンウンは怒りと情けなさで言葉が出ませんでした。
ヘジンは、グァンナムを解雇しました。
ジホはヘジンに会いに行きました。
「これまでいろいろご苦労様でした。」
と、ジホ。決して皮肉ではありません。
「サンウンさんを、必ず守ってください。何があっても。あなたが一番安心だから。他の人には頼めない。」
と、ヘジン。
「ご心配なく。二度と失いません。」
ジホが帰った後、ずっと懐かなかった猫の“ジェイミー”が初めてヘジンに寄り添いました。
ヘジン、泣けて来ました。
ヘジン、俳優を引退する決心をしていました。
だから、グァンナムを解雇したのです。ジホにも、別れの言葉を告げていました。
そして、記者会見を開きました。
カンジングループの末息子だと明かし、カンジングループに入ると言ったのです。
ソンジンは激怒し、荒れました。予定が狂ってしまいますからね。