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ノ・サンチョンは、騙されたと分かった時、すぐにキム・ソンデ議員のところに押しかけました。
チャン・ガンチュン=ソン・ヨンジンが自分の事を信用させるために、キム・ソンデ議員と親しげに写った写真を見せていたのです。当然、親しい間柄で、今回の詐欺に関わっていると思い込んでも不思議はありません。
しかし、キム・ソンデは写真を撮っただけの相手をいちいち覚えてなんかいられないと言いました。
国会議員は人と会ってなんぼ・・・ってことです。
そして、警察に通報されて、お終いってことになったのです。
警察でノ・サンチョンは必死に詐欺のことを訴えました。
が、刑事たちはイマイチ真摯に受け取ってはくれず、騙されたのが悪いと言わんばかりの態度でした。
反対に、国会議員を脅したと言う罪で、留置所に入れられてしまったのです。
ところが、すぐにノ・サンチョンは釈放されました。
キム・ソンデの補佐官をしているパク・グァンシンが迎えに来ました。
グァンシン自身も同じような目に遭った事があり、他人事とは思えなかった・・・と。キム・ソンデには内緒だと。
しかし、ノ・サンチョンは今度は騙されませんでした。
キム・ソンデが口走った一言で、彼らが裏で手を組んでいると察していたのです。
騙されたと見せかけて裏をかき、グァンシンを罠にハメました。
自分をソン・ヨンジンと引き合わせたパク社長も仲間だったと分かりました。
で、彼らを脅して、ソン・ヨンジンを罠に嵌め、自分に逆らえないようにしたのです。
カン次長が、ク・ドハンに連続殺人事件は、グァンシンで3件目だと言いました。
1件目は別の管轄で1か月前に発生していました。
被害者は女性。ノ・サンチョンに殺されると言うメモが残されていただけで、通報はされていませんでした。
被害者の身元も全く分かっていません。
なので、ソン・ヨンジン、パク・グァンシンの事件と繋がると見られていなかったのです。
現場で拘束されたイ・ビョンジュンとナヨンは犯人ではないと、断定されました。
彼らの動きは、逐一監視カメラによって捉えられているし、刑事が途中まで尾行していたこともあり、通報があった殺害時間には、まだ現場に到着してはいないと分かったのです。
イ・ビョンジュンとナヨンは取り調べを受けました。
最初は無関係だと言っていた2人なんですが、イ・ビョンジュンは自分が釈放されると分かると、途端に供述を変えました。
そして、自分が殺したと“自白”したのです。
捜査を妨害しているとしか思えません。
無実だと判断した理由の一つは、イ・ビョンジュンたち被害者の会のメンバーに一斉送信されてきたメールにありました。
そこには、殺人現場の住所が書かれていたのです。
イ・ビョンジュンは、その住所に確認に行ったと言うわけです。
この推理をぶつけられても、イ・ビョンジュンは自分が犯人だと主張しました。
メールの送信者は、特定が困難でした。
事件の捜査を進めるためには、イ・ビョンジュンの無実を証明し、その意図を探るしか無いと、ク・ドハンはカン次長に言いました。
ク・ドハンが1人目の事件を自ら調べると言い出すと、何故かカン次長は反対しました。報告書が来るのを待てと。
2人が言い争っている間に、検察が動きました。
請求してもいない拘束令状が出て、イ・ビョンジュンは検察に連行されてしまったのです。
勝手にイ・ビョンジュンを犯人にして事件を収束させようという魂胆があるように見えます。
ク・ドハンは二つの事件を再度捜査すると部下に命じました。
そして、自分は1人目の事件の管轄署に向かったのです。
ところで、ク・ドハンが売れっ子弁護士から刑事に転身した理由は、どうも妹が殺されたことが原因のようです。
警察の捜査に満足できなかったようで、自ら証拠等々を集めて、担当刑事に犯人を進言しましたが、相手にされませんでした。
1人目の事件で現場に残されていたメモに書かれていた“ノ・サンチョン”と言う名前。
その人物すら、特定されていませんでした。なにしろ、当該ノ・サンチョンは死亡者ですから。
管轄署の刑事に、ク・ドハンは死亡している“ノ・サンチョン”かもしれないと指摘。
担当刑事が示した事件前後の現場で撮られた映像中、唯一身元確認が出来ていない人物がいると言われました。それがなんと、カン次長だったのです。
事件の数日後に撮られたものだとか。
2011年、密航しようとしていたノ・サンチョンを逮捕寸前まで行ったのに、検察の口出しで逃してしまったカン次長。
その理由を問いただしに、パク・サンドの元に向かいました。
パク・サンドは、ノ・サンチョンはしたたかな人物で、逮捕されたからと言って易々と事件が解決し、被害者にお金が戻る筈が無いと言いました。
それに、被害額は警察が把握しているよりもっと莫大だと。
つまり、警察には任せておけないから検察が出て来たんだと言う事です。
被害者の会は、彼らなりに出来る事を何でもして来ました。
ナヨン父の自殺後も、マスコミに被害の実態を訴えて、世間に知らせてもらおうとしました。
なのに、マスコミは全く取り上げません。取材に来たのに、その記事はどこにも載りませんでした。
が、この裏にも、ノ・サンチョンを庇おうとする権力者の力が働いていたようです。
自分を糾弾する記事が出ると嗅ぎ付けたノ・サンチョンが裏の人物に頼んで記事を抑えさせたようですね。
被害者の会が目障りだと考えたノ・サンチョンは、手を打ちました。
ある日突然、彼らの前にノ・サンチョンの側近チョン・ソラムが現れたのです。
カン次長が拘置所にいるイ・ビョンジュンに会いに行きました。
あなたが本当に真犯人なら、最初の被害者は誰だ?と、カン次長が聞きました。
最初はしらばっくれていたイ・ビョンジュン。
しかし、それじゃ真犯人じゃないからすぐにも釈放されるな・・・と言われ、カン次長にこっそりと囁きました。
誰