まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』19話まで

2025-02-24 16:16:03 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ギルチェは、見張りの内官を後ろから殴りつけ倒しました。

そして、ジャンヒョンを抱えて王宮を出ようとしたのですが、大の男を一人で抱えて行くのは至難の業。

それでも必死に抱えて行こうとしていると、途中で一人の内官と遭遇。

ギルチェが言い訳をしようとしましたが、内官は察しました。このところ、あまりにも目を覆いたくなるような惨事が多いのを、批判的にとらえていたようです。

手伝おうと申し出てくれました。

その内官のお陰で、ギルチェはジャンヒョンを家まで運ぶことが出来たのです。

 

ジャンヒョンは医者も見放すほどの重症でした。

呆然としてしまったギルチェですが、重要なことを思いだしました。

ジャンヒョンがこんな目に遭うほどの大事が起こったわけです。親切な内官のお陰でなんとか運び出す事が出来ましたが、その内官の口から居場所が漏れる事も考えられます。

すぐさま、ジャンヒョンを別の場所に移さなくてはと思いました。

 

実際、“謀叛人の頭ヤンチョン”の遺体が消えたことは、既に仁祖の側近に知られていました。

しらみつぶしに役人が調べ始めていました。

で、あの内官が捕まえられ、拷問を受け、ギルチェの家に運んだと口を割ってしまっていたのです。

役人や兵たちが、ギルチェの家にやって来ました。

しかし、ジャンヒョンは既にいませんでした。

リャンウムが王宮の動きから勘づいて、役人たちより一足早くジャンヒョンを連れ出してくれていたのです。

兵の中に、ニングチンがいました。

ギルチェの家の布団に血痕があるのを見つけましたが、口をつぐんでくれました。

引っ立てられた内官も、この家ではないと証言してくれましたから、ギルチェは何とか難を逃れることが出来ました。

 

リャンウムがジャンヒョンを運び込んだのは、昔からの知り合いの女性の家。

清に連れていかれた後、帰国し、キム大監の側室となっていました。キム大監は、仁祖の側近の一人です。

嗅ぎ付けた兵たちでも、とても押入る事は出来ませんでした。

 

リャンウムは、ギルチェをその家に案内しました。

ジャンヒョンが最後に会いたいのは、ギルチェだ・・・と思ったからです。もう、ジャンヒョンの想いを邪魔する気はなくなったようです。

 

ジャンヒョンは眠り続けていました。

その間、夢を見ていました。

昔、幼い頃、ジャンヒョンの姉は下男に思いを寄せていました。

それを知った父は、下男に酷い罰を与えました。

ジャンヒョンは、その下男が好きでした。だから、父の仕打ちを泣いて止めましたが、聞き入れてはくれなかったのです。

そして、なんと、ジャンヒョンの父は、チャン・チョルのようです

 

ジャンヒョンの意識が戻りました。

ところが、全ての記憶を失ってしまっていたのです。

ギルチェのことも、リャンウムのことも分かりません。当然、自分が何者かも。

ただ、ギルチェを見ると、愉快な気持ちになりました。

 

倒れた世子は意識不明のままでした。

それを聞いた仁祖は、医者を遣わしました。

世子嬪は不安げにその医者の手元を見つめていました。

仁祖が遣わした医者が、信用できないのでしょう。

 

数日後、世子の意識が戻り、空腹だ・・・と言いました。

それを聞いた世子嬪は、自分が粥を作ると、その場を離れました。きっと、毒を入れられることを恐れたのでしょう。

世子嬪が出て行ったあと、世子は人払いをしました。

ピョ内官だけに、ジャンヒョンの消息を尋ねました。

無事だと聞くと、文を書くと言い出し、力を絞って一枚の文書を書き上げました。

そして、それを大事に枕の中に隠した後、息を引き取ったのです。

世子嬪が粥を持って入って来たのは、その直後でした。

 

世子の死を聞いた仁祖は、慌てて東宮殿にやって来ました。

しかし、世子を抱きしめて泣く世子嬪の自分を見つめる目に怯んでしまったのです。

恨みのこもった目に見えました。

 

仁祖が次にしたのは、世子嬪を追放する事。

自分に対する呪詛だの、何だのと言いがかりをつけ、結局は毒殺してしまったのです。

反逆の証拠が見つからなければ、偽装するとか、嘘の証言を女官に強要しました。

人とは思えないやり方です。

次の世子は、本来ならば、世子の息子元孫がなるのですが、仁祖はそれも許しませんでした。

元孫を押そうものなら、逆臣とみなすとまで匂わす始末です。

 

ある日ギルチェの元を、世子嬪に仕えていた女性が訪ねて来ました。

元孫のことで恩があるギルチェが生活に困っていると聞いたから・・・と、世子嬪が用意した装身具を持ってきてくれたのです。

その時、ジャンヒョンの消息を聞かれました。

しかし、ギルチェは、全く会っていないと答えたのです。警戒したからですね。

もしかしたら、あの箱の中に世子が書いた書状が入っているのかもしれません。

世子嬪は、世子の死の直後、枕に隠されていたその書状を発見していました。

宛名は、ジャンヒョンでしたから。

 

ヨンジュンは、仁祖のやり方に納得できないでいました。

だから、チャン・チョルに世子のこと、世子嬪のこと、そして元孫のことを打ち明け、意見を聞きました。

こういう時こそ、チャン・チョルに率先して仁祖を正して貰いたいと思ったのでしょう。

しかし、チャン・チョルは仁祖に従うと言ったのです。それが、礼であり、義だと。

ヨンジュン、どう思ったのでしょう。ヨンジュンがどう考えているのか、この時はまだ分かりません。

 

仁祖は、世子、世子嬪・・・と来て、今度は彼らの後押しをするものが居るに違いないと、居る筈もない黒幕を探し始めました。

側近は、やはり消えたヤンチョンの遺体の事が気になっていました。

生きているのかもしれないと、似顔絵を作り、捜索に力を入れました。

 

ジャンヒョンは、体調は回復しましたが、記憶は全く戻りません。

しかし、記憶の欠片が不意に蘇る事が増えていました。

ギルチェは、それでも幸せでした。

多分、ジャンヒョンと出会って今ほど落ち着いた時間を過ごしたことは無かったからでしょう。

ジャンヒョンに、自分たちは“そういう仲”だったと揶揄う様に話したりしています。

そして言いました。

「私は死んでもあなたの傍を離れません。」

 

ヨンゴルテと、カクファが朝鮮にやってきました。

カクファは、ジャンヒョンの生存を信じています。だから、連れ戻しに来たのです。

 

仁祖が光海君をクーデターで倒して王になるのに協力した臣下たちは、今の仁祖の姿を嘆かわしく思っていました。

この先の国がどうなるのか、考えると不安でなりませんでした。

心から朝鮮の事を考えている臣下が、仁祖の傍から消えて行きました。

傍についているのは、欲得でしか考えられない者ばかりに見えます。

 

仁祖は、“謀叛人”世子の影響力を消し去ろうと考えていました。

だから、清で世子に仕えた者たちを一掃しようと思ったのです。

次に狙われたのは、通訳官でした。

ジャンヒョンが危ない

 

ある夜、ジャンヒョンはギルチェが持っていた指輪が転がるのを見た瞬間、拷問を受けた時の事を思いだしました。

自分の手から、指輪が転げ落ちて行ったのを思い出したのです。

それを切っ掛けとして、記憶が一気に蘇りました。

「すまない。遅くなったな。本当に済まない。」

そう言って、ジャンヒョンはギルチェを抱きしめました。

 

もうね、世子と世子嬪の悲劇を思うと、悔しくて、仁祖が憎くて仕方がありません。

韓国ドラマランキング
韓国ドラマランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』18話まで

2025-02-24 11:14:47 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

世子は、朝鮮に戻る前から体調がすぐれない状態だったようです。

精神的、肉体的に辛い日々でしたからね。

朝鮮への道中、体調が悪化したようではありますが、戻ってこられたと言う安堵から、無理をしてでも仁祖に仕えようとしています。

世子が気になっているのは、やはり連れて戻れなかった捕虜たちのこと。

仁祖の許しを得て、連れ帰りたいと思っているのですが、今の仁祖には、世子のすることなす事の全てが自分への反逆としか思えなくなっていました。

世子が捕虜を買い戻したと言うと、私兵を作るためだと思うし、畑仕事をさせたと言うと、私兵を集めるための資金を得ようとしたと思うし。

「疑われたく無ければ、捕虜を連れ帰るのは止めろ。」

と、仁祖は冷たく言いました。

 

やっと結ばれたジャンヒョンとギルチェ。

しかし、ジャンヒョンは一度清に戻らなければなりません。

ヤンチョンや捕虜たちとの約束を果たすためです。

それを聞いたギルチェ、ジャンヒョンに指輪を渡しました。以前、鍛冶場で作った結婚指輪でした。

ひと月で戻るというジャンヒョンを、ギルチェは寂しさを隠して、微笑んで送り出しました。

 

ところが、事態は思わぬ方向に進んでしまいました。

世子が捕虜に関する話を拒否したからです。

約束が違うと、ジャンヒョンは世子に訴えました。

「世子様が忘れた約束、私は覚えています。その約束を果たしに私は行きます。」

ジャンヒョンは、必死に止める世子を振り切って背を向けました。

 

カクファはジャンヒョンとの約束通り、ヤンチョンが率いる捕虜たちが無事川を渡れるよう取り計らいました。

朝鮮側の岸辺で待っていたジャンヒョンやリャンウムたち。

願いが叶ったと皆がほっとした次の瞬間、正体の分からない兵が大勢現れたのです。

そして、清に戻れと言いました。戻らなければ、殺すと。

捕虜たちが従う筈ありません。

乱闘となりました。

ジャンヒョンが裏切ったと思う捕虜もいました。

散り散りに元来た川を渡って逃げる者もいましたが、大勢がその場で殺されてしまったのです。

ジャンヒョンとリャンウムも斬られて倒れてしまいました。

 

清側で待っていたカクファは、戻って来た捕虜の中にジャンヒョンがいない事を確認しました。

クジャムから、経緯を聞きました。

ジャンヒョンの生死は不明だと聞きましたが、カクファは信じません。

 

リャンウムの意識が戻った時、傍にいたのは、昔一緒に仕事をしていた仲間のニングチン。

ニングチンが兵の中にいたのです。

リャンウムを逃がしてくれました。

しかし、ジャンヒョンはそのまま連行されてしまいました。

 

ジャンヒョンは仁祖の側近から拷問を受けました。

どうしても、これが謀叛であり、世子の命令だと言わせたいのです。

ジャンヒョンは、意図を察し、名前をヤンチョンだと名乗りました。自分が捕虜たちを連れて来たと。

ジャンヒョンは、酷い拷問を受けました。

そして意識を失って倒れてしまったのです。

意識を失う瞬間、ジャンヒョンは手から落ちた指輪が目に留まりました。それを必死に手を伸ばして掴み、握りしめました。

 

その頃、リャンウムは世子の元に。

ジャンヒョンを助けられるのは、世子しかいないと思ったからです。

流石に、我慢が出来なくなった世子は、仁祖の元に向かおうとしました。

その行動が、世子自らの首を絞めることになると、世子嬪は必死に止めましたが、世子は考えを変えませんでした。

 

その頃、チャン・チョルは次々に報告される仁祖の所業に頭を悩ませていました。

そして、やっと動く決意をしたのです。

ヨンジュンたち儒生を引き連れ、チャン・チョルは王宮に向かいました。

この知らせが仁祖に届いた直後、世子がやって来ました。

 

世子はいつもとは違う覚悟を決めた表情で、仁祖に向かいました。

何をどう説明しても、仁祖は分かってくれません。

ただひたすらに自分が害されるのを恐れるばかりで、正常な思考能力を既に失っていました。

世子は情けなくて泣けて来ました。

それでも、捕虜たちを救いたいと、必死に仁祖に誤解だと訴えました。

しかし、世子の命を削ったような訴えを、仁祖は一切聞き入れず、結局、何も分かっては貰えないで仁祖の前を辞するしかなくなった世子でした。

ほくそ笑んでいるのは、仁祖の側室チョ氏。

思い通りに事が進んでいると喜び、あとは仕上げをするばかりと、ギルチェを呼びました。

世子と王妃を追い落として、自分が産んだ息子を王位につけようと画策しているのです。

 

使いの女官から、密かに王妃への贈りものを用意するよう言われたギルチェ。

そんな怪しい仕事はしたくないと断ろうとしました。

女官は、世子の時代は終わったんだと言いました。清で世子に味方した者たちは皆捕まったんだと。

その瞬間、ギルチェはジャンヒョンの身に何かあったのではないかと思いました。

で、その仕事を請け負う事にしたのです。

 

ギルチェは贈りものの刀を持ってチョ氏の元に行きました。

事情を探ろうとしました。

チョ氏は、思わず得意げに裏話をしてしまいました。

それだけで、ギルチェには容易に察しがつきました。

 

帰り道、ギルチェは王宮内を探り、内官が死体を運んでいる現場を目撃。

死体の山の中に、ジャンヒョンを発見。

内官が戻って来たのを見て、死体の血を自分の体にすりつけ、ジャンヒョンの体に縋りました。

自分も死体のフリをしたのです。

 

ようやくチャン・チョルたちが王宮にやって来ました。

それを聞いた仁祖は、ジャンヒョンたち捕まえた者たちを密かに殺せと命じました。

チャン・チョルは仁祖に必死に訴えました。

王としてのあり様を説きました。

しかし、仁祖は一切聞き入れず、チャン・チョルを追い出しました。

人気ブログランキング
人気ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする