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ドンギョンが1人で住み始めた家は、叔母のスジャが残しておいたものでした。
愛する人たちから離れて、一人で・・・と思ったドンギョンですが、ここしか行くところが無かったのです。
忘れられる筈ありませんよね。
ドンギョンは滅亡と過ごしながら、思い出を一つ一つ話しました。
大切な思い出を話すことは、愛する人たちを近くに感じる事です。
ヒョンギュはジュイクのジナへの想いを確信していました。
しかし、ジナの気持ちは、まだ分かりません。
ジュイクとの関係はぎくしゃくしたままです。
そんなある日、突然ジナがカフェにやって来ました。
「私たち、付き合いましょう。3回だけ会おう。好きなのか未練なのか、この気持ちを確かめたいの。連絡は私からするわ。」
一方的に言いました。
ヒョンギュ、面食らいましたが、徐々に嬉しさがこみ上げて来ました。
ジナは、すぐにジュイクに連絡しました。ヒョンギュと付き合う事にしたと。
ジュイクは、個人的な指導の契約は解消すると言いましたが、ジナはそれを拒否。小説が人気トップ10に入りたいからと言いました。
ジュイクは、それだけが理由か?と、問いました。
自分を引き留める口実じゃないかと、期待したのです。
でも、ジナは、きっぱりとそれだけが理由だと言いました。
ドンギョンが滅亡と家に戻ると、そこには愛する人たちが待っていました。
スジャ、ソンギョン、ジナ、そしてスジャの夫ケビン。
滅亡が知らせたのです。
何事も無かったかのようにスジャはドンギョンを抱きしめました。
皆も、ドンギョンを責めることは無く、皆で別荘に遊びに来たかのように振舞いました。
ドンギョンも、今までと同じように振舞いましたが、心の中の迷いや混乱が消えたわけではありません。
自分が生き残れば滅亡が死に、滅亡を生かせば皆が死ぬわけですから・・・。
スジャは、双子の姉ドンギョン母が死んだ時、自分の半分を失った気がしました。
だから、ドンギョンとソンギョンのためなら、全てをなげうつ覚悟は出来ています。
なのに、ドンギョンは昔から泣きたいときは、一人で海岸に行って座るだけで、涙を見せてはくれませんでした。まるで、家の無い子のように。
そんな話を滅亡にしました。
滅亡は言いました。
「今は帰る家がある。ここに帰ったでしょ。」
スジャはほっとしました。
ジナもドンギョンの性格を分かっていました。
元気なフリ、平気なフリを見せてはいるけど、皆に心配かけたくないから、一人でここに来たんだと分かっていました。
ソンギョンは初めて姉の気持ちを知り、泣けて来ました。
ジナの言うとおり、ドンギョンの心のケアも含めて見守っていこうと思いました。
皆で食事をしました。
スジャも、ジナもケビンもソンギョンも、次々にオカズをドンギョンのご飯の上に乗せました。
皆の愛情が積み上げられました。
ドンギョンはそれを黙って食べました。きっと口をひらいたら涙がこぼれ落ちそうだったのでしょう。
滅亡はそれを嬉しそうに温かな笑顔で見つめていました。
その時、スジャが、滅亡のご飯の上にもオカズを乗せたのです。
初めてだったでしょうね、滅亡にとっては。
滅亡はそれを・・・愛情を一口食べました。
ドンギョンはジナに言いました。皆にとても会いたかった・・・と。
全てを捨ててここに来たのに、来てみたら大切な思い出は全部ここにあったと気付いた・・・と。
「一緒には逃げないけど、戦う時は味方だから。」
と、ジナが言いました。
ドンギョンはジナがヒョンギュと付き合う事にしたと聞き、怒りました。
ジュイクが好きなくせにと言って。
でも、ジナは認めません。
ドンギョンは勿論、ソンギョンにも見抜かれたし、ヒョンギュも薄々勘づいているし、第一、ジュイクにも気づかれているのにね。
少女神がまた倒れました。
滅亡はそれを感じ、病院に急ぎました。
滅亡はここまで病状が悪化しているとは知らなかったのです。
愛すまいとした理由は、愛すれば傷つくからだと思い出した・・・と滅亡。
愛するものが消えるのはあまりにも辛いから・・・と。
「愛するべきじゃなかった。」
と、俯く滅亡の手に自分の手を添えて少女神が言いました。
「大丈夫よ、心配しないで。」
私はまた生まれ変わる。神は人間のために生きる。人間のために生き、人間のために消える。私たちの役目よ・・・。
滅亡は反発しながらも、神を愛しているということですね。
病室から出た滅亡が見たのは、ドンギョン。
ドンギョンも駆け付けたのです。
そっと滅亡の手を取りました。
その意味を聞いた滅亡に、ドンギョンが言いました。
「慰めよ。あなたもしてくれる。」
2人で歩いていると、目の前で男の子がバイクにはねられそうになりました。
滅亡がいるから・・・ですよね。
でも、この時、滅亡は彼本来の役割を果たしませんでした。それどころか、反対に男の子の命を救ったのです。
ドンギョンは呆然とその様子を見ていました。
大丈夫なの?と、不安そうに聞きました。
「ダメだ。ダメだけど、助けた。お前が見てるから。」
ドンギョンを愛してからというモノ、滅亡の目には、他の人間もドンギョンと同じくらいに大切に感じるようになったようです。
「少女神が何故人間を愛するのか、今は少しだけ分かった気がする。」
ジナは行き詰っていた小説を再び書き始めました。
それまではヒョンギュとのことがテーマでしたが、今回書いているのは、ジュイクとのことのようです。
スジャがドンギョンの嘘に気づきました。
以前、2人して滅亡扮する“主治医”から、病状と治療についての説明を受けたことです。
会いに行くと、病院に、そんな医師はいないと受付ではっきりと言われてしまったのです。
まさか・・・とスジャは不安が募りました。
ショックのあまり、倒れてしまいましたよ。
駆け付けたドンギョンに嘘を突きつけました。
そして、今すぐ入院して治療を受けてと言いました。
「入院してもどうせ死ぬの。手術しても死ぬのよ。」
ドンギョンが言いました。こんな事、ドンギョンも言いたくは無かったでしょう。スジャを苦しませたくないからついた嘘ですから。
ドンギョンの前に少女神が現れました。
辛いの・・・とドンギョン。お願い、どうしたらいいの?・・・と。
「助けてあげる。」
と、少女神が言いました。
「生かすことは出来ない、あなたの運命だから。その代わり、2人の運命を変えてあげる。」
ドンギョンと滅亡の運命からお互いを消すと言う意味です。記憶も契約もなくなります。
そうすれば、ドンギョンは何も知らないまま死ぬことになります。普通の患者のように・・・。
契約も無くなるのだから、世界の滅亡や愛する者の死は免れることが出来ると少女神は言いました。
呆然と立ち尽くすドンギョンに、少女神が言いました。
「時間があまりないの。選んで。」
その時、少女神が吐血。
滅亡はドンギョンを待っていました。
あと少しで12時になろうとしていました。
遅いドンギョンを探しに行こうと立ち上がった時、あのガラス玉のようなモノが落ち、粉々に割れました。
ドンギョンが少女神から貰ったものです。滅亡に渡していたのです。
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