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ト・べマン=アン・ボヒョンssiは中卒。高校に進学したものの、校則違反、学校不適応などの理由で何度も転校を繰り返すうち、もう彼を受け入れてくれる学校はなくなってしまいました。
両親のいない彼の叔母は警官。
この先どうするのかと、厳しくべマンを叱りました。
で、べマンは考えました。ピラミッドのトップにのし上がるためには、司法試験に合格するのが最短ルートだと。
中卒は、兵役も免除されるんだとか。
で、見事合格を果たしたわけですが、どこの法律事務所も彼を雇ってはくれません。
中卒で司法試験に合格したと言う快挙は、ニュースに取り上げられ、一躍注目の人となったのですが、やはり中卒だと言うのはネックとなってしまったのです。
ガックリするべマンの前に現れたのがヨン・ムング。
元検事で、現在は大手法律事務所の代表。
べマンに提案しました。軍検事を5年間勤めあげたら、その後は自分の事務所で弁護士として雇ってやると。
勿論、高額報酬。
べマンは即、断りました。
何故なら彼の両親は元軍人。交通事故で一瞬のうちに亡くなってしまったのです。べマンの目の前で。
だから、べマンは軍隊というモノに嫌悪感すら抱いていたのです。
ヨン・ムングはべマンのそんな心の傷を敢えて指摘。
軍隊は金持ちにとって厄介なもので、だからこそ、大金を払ってでも子息を守ろうと動いていると言いました。金持ちの依頼人を軍隊と言うモノから守ろうとしているのが、ヨン・ムングなのです。
ヨン・ムングは軍隊に対して憎しみを抱いているべマンだからこそ、適任だと考えたようです。
結局、べマンはその提案を受け入れました。
そして5年はあっという間に経ち・・・。
除隊を間近に控えたある日、新任の軍検事チャ・ウイン=チョ・ボアさんが配属されて来たのです。
べマンは、ヨン・ムングの指示で、もうすぐ除隊する予定のアン兵長を罠にかけました。
アン兵長は銀行の頭取の息子です。
本人は、そのことを公にはしていませんでした。それどころか、模範的な兵として周囲の信頼も篤い人物なのです。
ところがある日、特別扱いを受けていると言う疑いで、軍検察に起訴されてしまったのです。
当然本人は否認。
全てべマンが仕組んだ事でした。勝手に便宜を図るよう手配したってわけです。
巧妙なやり方です。アン兵長は悔しくてもどうしようもありませんでした。
この一件は、マスコミにも大きく取り上げられました。
軍隊における金持ちが絡む問題は、世間一般にとってやはり関心が強いものです。
結局、アン兵長の父親は頭取を辞任するしかありませんでした。
べマンはヨン・ムングの指示を見事にやり遂げたと言うわけです。
この裏にノ・テナムがいました。
ノ・テナムは、IMディフェンスと言う会社の会長。
IMは、アン兵長の父親の銀行から多額の融資を受けていました。その返済を頭取から迫られたので、頭取自身を辞めさせることで、手を打とうと考えたってわけです。
べマンは、ノ・テナムの存在に気づいています。
べマンは頭が良く、勘も鋭く、そして人の感情の動きに敏感なようですね。
ところで、アン兵長ですが。
軍隊では模範兵でしたが、実は違ったことが分かりました。
実は学生の頃、親の威光を笠に着て、暴行殺人事件を起こしていたのです。真面目に軍隊生活を送る事で、それを帳消しにしようと考えたようです。
べマン、少しですが、罪悪感が薄れたようです。
一方、アン兵長は、べマンに憎しみを募らせました。
この一連の捜査を見たチャ・ウイン。べマンの正義を貫こうとする姿勢に共感しました。
彼女もべマンに騙された口ですね。
ウインは、着任早々法務参謀に
「お前は検事か軍人か。」
と、質問を受けました。
べマンは当然、“軍人です”とそつなく答え、参謀を喜ばせました。
が、ウインは違いました。
質問の意味が分からないと言ったのです。
「階級と法のどちらを優先するかという意味だ。命令と法が衝突したらどうする?」
私は検事です・・・とウインはきっぱり言いました。参謀から諭すように言われても、意見は変えませんでした。階級が上だろうと法廷では一介の犯罪者に過ぎないと言いたいようです。
参謀は、怒りました。
事件が起こりました。
ノ・テナムが今回の事が成功したことを祝おうとヨン・ムングとクラブで祝杯を挙げました。
これまでもずっとヨン・ムングが彼の公私にわたる問題を解決してきたようですね。
そこに、アイドル歌手のアレンが合流。アレンはセナと言う女性を伴っていました。
ヨン・ムングが退席した後、その部屋で暴行事件が起こったのです。被害者はセナ。
セナは警察に駆け込みました。
たまたま保護したのが、べマンの叔母のト刑事でした。
ウインは“教育”の名の下に、べマンに性格が狂暴な兵士の取り調べを任せられました。
ところが、取り調べ中にその兵士が激高して大暴れ。
ウインに割れたビンを突きつけ、人質に取りました。
睨み合いになりましたが、あっという間にべマンが兵士をやっつけ、一件落着。
この時、べマンはウインの様子に違和感を覚えました。
割れたガラスを突然目の前に突きつけられたら、驚いたり、怯んだりするのが普通です。
なのに、ウインは一切動じなかったのです。正体が気になり始めました。部下のユン捜査官にウインの情報を集めさせました。
ユン捜査官は、べマンがウインに気があると誤解したようです。
調べによると、ウインは大学中退後、3年間の記録は全くありません。その後司法試験に合格。
しかし、どこの法律事務所に勤務した事も、弁護士の経験もありません。
体力測定の結果は悪く、運動は大の苦手とされていました。
軍人には向かない内容に、べマンは呆れました。が、一方でさらに気になったようですね。
ウイン、別の顔を持っていました。
退勤するなり、真っ赤なウィッグを付け、大きなサングラス、赤いハイヒールと言う派手な格好で、ある部屋を訪ねたのです。
アレンの部屋でした。ノ会長から教えられたと言うと、あっさりと部屋に通してくれました。
そこには、アレンの遊び仲間がうじゃうじゃ。
彼らは、これまでも騙して暴行した女性の動画をチャットルームで共用していたようですね。
要するに、救いようのない奴らってことです。実際に韓国芸能界で起こった例の事件を彷彿とさせられますよね
「全治8週間。」
と、笑顔でウインがアレンに言いました。
セナの一件を知り、仕返しに来たってことです。
女性一人など、どーでもなると思ったアレンたち。甘かったね。
めっちゃ強いのよ、ウイン。
あっという間に大勢の男たちを倒しちゃった。それも、意識を失うほどに。
ウインの目的は、ノ・テナムにあるようです。
ウインの父は、ノ・テナムの会社IMの元会長でした。
痛快だわ
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