THE K2 OST (tvN TVドラマ) (韓国盤) | |
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すみません、私の早とちりでした。
アンナの居場所が分かったのは、SNSではなく、JSSの必死の捜索の成果でしたね。クク代表、すまんっ
そして、ジェハを行かせたのも、セジュンの指示ではなく、JSSの意志決定によるモノだったようです。当然、いちごのアイスも、セジュンが持たせた物ではありません。
でも、ジェハが、“お父さんから”と言ったものだから、アンナは絶望的な気分だったでしょう。
もしかしたら死ぬかもしれないと分かっていたのに、アンナは食べたのです。
ジェハは必死に人工呼吸を施し、救急車を要請しました。
ところが、病院に運ぶ事はまかりならぬとクク代表からの命令が下ったのです。まぁ、ユジンの意志を推察したんでしょうし、ここでアンナを公的機関に運んで身元が明らかになる事だけは避けようとしたのです。例え手当てが遅れて死ぬようなことになったとしても・・・。
非情な決断です。
ジェハは勿論、他のJSSの要員たちも、歯がゆい気持ちだったでしょう。
ジェハは運転を代わり、猛スピードで車を飛ばしました。行き先はJSS本社。そこには、病院並みの医療設備が整った場所があるのです。
どーにかアンナ、助かりました。
気が気じゃ無いジェハは、病室の前を離れませんでした。
ジェハは、アンナが哀れで心配でした。
JSSの武術師範ソン・ヨンチュンから、アンナの生い立ちを聞きました。
アンナの母ヘリンは、アンナを宿していた事を知らずにアメリカで結婚。その後、離婚したのか定かじゃないけど、アンナを連れて韓国に帰国。
その時、セジュンはユジンと既に結婚していたようです。
で、セジュンはユジンに隠れてヘリンと会うようになり、ヘリンとアンナは別宅に匿われたということです。
が、ヘリンが突然死に、アンナはスペインに送られた・・・と。
いっそうアンナを哀れに思うようになりました。
ユジンがアンナに会いに行きました。
死にそうになったばかりだと言う相手に、ユジンもまー言いたい放題。
心を傷つけるようなことを敢えて次々に投げつけます。
セジュンは娘のアンナに会いたがっていない。あなたにとっては父親の存在が全てでしょうが、彼は違う。あなたはちっぽけで面倒な過去なのよ・・・と。
アンナは、母は自殺ではなく、ユジンの命じられた誰かによって殺されたに違いないと思っています。母が倒れていた部屋に、自分以外の人がいて、その人に自分も殺されそうになったと言う事を思い出したのです。
ユジンの言う事など信じられません。
直接聞くから、父を連れて来て・・・と言いました。
「父はあなたを愛してない。」
アンナのこの言葉は、ユジンの胸に刺さりました。一瞬言葉に詰まりましたが、すぐに反撃です。
ヘリンは私が憎かったのよ。だから、アンナを盾に、選挙を間近に控えたセジュンを脅した・・・と。
今度はヘリンを散々におとしめました。
この話を病室の外で聞いていたジェハ。我慢できなくなりました。
病室に入って止めました。もう充分でしょう・・・と。聞いていられなくなったのでしょう。
ところで、セジュンとユジン、そしてパク・グァンスは相変わらず対立しています。
お互い表だっては親しげな態度をとっていますが、裏ではそれぞれに暗躍してますよ。
セジュンはトークショーで、一芝居うちました。
自分の主張に反対する者たちが、生卵を投げつけて抗議したけど、自分はその者たちをも受け入れ、諭した・・・なんてね。
その抗議した者たちは、勿論、仲間。JSSの要員ですよ。
事情を知らないジェハは、不審な動きをする者がいると警護室長に報告し、動いた瞬間取り押さえたのですが、それはなんとK1。ジェハは呆れました。そこまでするのか・・・ですよ。
でもね、本当の危機はその直後にあったのです。
パク・グァンスが仕組んでましたよ。
警察とセクハラ事件をでっちあげようとしたのです。
警察にも手回しするなんて、まったく何を信じれば良いのか・・・ですよね。
それを、ジェハが寸前でキャッチし、未然に防ぐ事が出来ました。
セジュンをマスコミや警察から逃がすために、車に乗せ逃走したジェハ。
そのままアンナのいるJSS本社に連れて行きました。
セジュンは、ジェハの突然の勝手なやり方に激怒し、怒鳴りました。
でも、ジェハはずーっとセジュンに言いたかったのでしょうね。アンナのことを。如何にアンナが父親を求めているかを・・・。
アンナが待っていた場所を言うと、セジュンは
あ~・・・と言う顔をしました。思い出したのです。
ジェハは続けました。
アンナは待って待って、やっとジェハが来た時、最初に言ったのは、父を案じる言葉でした。そして、自分こそが父を苦しめる悪モノだったんだ・・・と言ったのです。
死ぬかもしれないと分かっているのに、イチゴを食べたのは、自分が父親の邪魔になると知って消えようとしたからだ・・・とジェハ。
セジュンは、アンナの気持ちを思うと、自分への怒りや悲しみが湧いて来たようです。
思わず唸るような声が出ました。
だけど、JSS本社に着くと、冷静になっていました。
ジェハに言いました。
「本当にアンナの事を思ってこんな事をしたのなら、約束しろ。最後までアンナを守り抜くと。そしたら会う。」
約束します・・・ジェハは言いました。
セジュンは言いました。
自分の欲望の為に愛する人と良心を売った。欲望にはブレーキがかからない。妻のハッキングから逃れるためには、加速し続けなくてはならないんだ。娘は人質だ。救うには、最高権力者になるしかない・・・と。
アンナに会わずに帰ったら、ユジンはアンナに人質としての価値が無いと思い、アンナが危なくなる。一方で、アンナに会って口を滑らせれば、本心がユジンにばれてしまう。そしたら、ユジンはアンナを遠くに隠す。
つまり、今セジュンが取るべき道は、本心を隠してアンナと会うということだけなんですね。
「約束は守れ。頼んだぞ。」
セジュンはジェハに言いました。これが本心でした。
アンナは父が病室に入ってきても、寝たふりをして目も開けませんでした。
皆を外に出して、アンナと二人きりになりました。その時初めてアンナは目を開け、セジュンに抱きつきました。
セジュンは、明るく、アンナに言いました。もう少し待ってくれ・・・と。大統領になったら普通の生活ができると言う言い方です。
でも、アンナはセジュンにそんな事より、どうしても言いたい事がありました。
母の死のことです。
自殺じゃ無い、誰かが部屋にいて、私にフラッシュを浴びせて口をふさいだ・・・と泣きながら訴えるアンナ。ユジンが殺したに違いない・・・と。
「もう過ぎたことだ。忘れなさい。」
セジュンは言いました。
この様子を、ユジンが見ている事は確かです。ユジンに疑いを抱かせないためにも、こう言うしか無かったのです。
そんな事が世間にばれたら、自分の道は閉ざされる、それは幼かったアンナの妄想だ・・・と。
それでも、一生懸命父に分かってもらおうとするアンナ。
でも、セジュンはアンナの言葉を遮ってしまいました。
「そんな話をするなら、もう会わない。」
アンナは、ユジンから聞いた事を確かめようとしました。
母が自分を盾に、セジュンを脅したのかということです。
セジュン、ユジンへの怒りが改めて湧き上がりました。そんな事を言うなんて・・・ですよ。
真実かどうか言わず、セジュンは、それは大人同士の話だ・・・という言い方をしました。
「私は国政を担ってて、大事のために小事がおろそかになる事もある。」
アンナがずっと確かめたかった、話したかった母との事を“小事”だと言ったセジュン。アンナはショックでした。
ユジンが言った事が本当だったと思いました。
父は自分が思うほど自分を愛してはいない、そしてちっぽけな過去なんだ・・・と。
勿論、これは全て芝居です。ユジンに見せるための。
セジュンにとっては、今はアンナを傷つけても上りつめなくてはいけないと考えているのです。アンナのためにも・・・。
私はあんな男に人生を賭けていたのか・・・とユジンは思いました。
情けなかったようです。
ユジンはセジュンの芝居を信じたのです。
ユジンは、表には出さないけど、セジュンのアンナへの思いは必死なモノだと思っていたのでしょう。それが、欲望の為なら、犠牲にできるくらいの愛情しか持っていなかったんだと思ったのでしょうね。
それって、ユジンはセジュンの人間性をある意味信じていたということでしょうか?
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