あやしいパートナー ~Destiny Lovers~ DVD-BOX2 | |
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チョン・ヒョンスはまんまと逃げおおせました。
途中、ユジョンと格闘になり、ユジョンは失神してしまいました。大事には至りませんでしたが。
ウニョクは、その知らせを受け、血相を変えて病院に駆け付けました。
この二人も、昔の事があるから、とても慎重にとても臆病に友人関係を保っています。でもね、実は、二人、そう言う関係にはなってなかったのです。
ジウクの誤解でした。
確かに、誤解を招く状況ではあったし、ジウクが来なければ、そうなっていたでしょう。
でも、敢えて二人はその誤解を解こうとはしなかったのです。信じてはもらえないと思ったのでしょうね。もっと皆が傷つく事になっていたかもしれません。
今、再会し、ウニョクはユジョンへの想いを再確認したようですが、必要以上に近づこうとはしません。
ユジョンは、ジウクに拒絶され、もう元鞘は無理だと察し、寂しい思いをしています。だから、ウニョクに頼りたい気持ちもあるみたいですね。
でもそれは、あまりにも図々しいと自重しているように見えます。
ただ、ユジョン自身の気持ちも、ウニョクに向きかけていることは確かです。
いつかきっと良い関係になるでしょうね。
チョン・ヒョンスは、全ての記憶を取り戻したわけではありませんでした。
まだらに記憶が戻っていると言う感じです。
だから、意識が戻って以来会った人物が自分にとって一番近い関係者だと考え、それを探ろうとしました。
ジウクは、自分とボンヒ、そしてユジョンの前にチョン・ヒョンスが現れる可能性があると考えました。
事務所の面々に充分に気をつけるよう注意しました。
当たりです。
チョン・ヒョンスはボンヒの前に現れました。
チョン・ヒョンスは、確かにボンヒの記憶があることに気がついていました。ただ、どういう存在だったのかが思い出せないのです。
確かなのは、意識の底で、ボンヒの存在が危険だとアラームが鳴っていること。
お前は誰だ・・・とボンヒに詰め寄るチョン・ヒョンス。
「私はあなたの殺人の目撃者だからよ。」
次の瞬間、二人は格闘となりました。ボンヒ、テコンドーの経験があるので、普通の女性よりははるかに腕に自慢があります。
でも、やっぱり劣勢に。
その時、ジウクが飛び込んで来ました。
今度は、ジウクとチョン・ヒョンスの格闘となりました。
取り押さえたのはジウク。でも、腹部を刺されてしまいました
幸い重傷ではありませんでしたが、この一件が切っ掛けとなって、ジウクとボンヒは、以前のような関係になるかと思われたのですが・・・。
ジウクの失っていた記憶が、この騒動のさなか、甦ったのです。
両親の死んだ火災事故の当日の記憶です。
ボンヒの父は、殺人者ではありませんでした。
何らかの理由で火事になったジウクの家から、まずジウクを助け出してくれ、その後、両親を救うためにまた燃え盛る家に飛び込んて、ジウクの両親と共に亡くなってしまったのです。
ジウクはボンヒにどう話せば良いか悩みました。
でも、正直にあるがままを思い出した記憶を全て話したのです。
父は無実だった・・・。
ボンヒは、突然の話に、すぐには反応出来ませんでした。ただ、ほっとしたと言う気持ちとやっぱり・・・という気持ちが湧いて来たでしょう。
そして、次に疑問に思ったのは、そんな状況で、何故殺人の罪を着せられたかと言う事です。
「俺の所為だ。」
ジウクが言いました。
「俺が誤った証言をした。」
何故?・・・とボンヒ。
言い訳にしかならないから・・・と躊躇するジウクに、ボンヒは涙をためて、強い口調で言いました。
「構わないので話してください。」
火事の混乱の中、おそらく自分は一時的に記憶を失っていたのだろう。その時に、ボンヒ父を誤って起訴したチャン庁長が、ミスを隠すためにボンヒ父に罪を着せたのだろう。当時の検察は今より隠ぺい体質だったからだ・・・。
「どう言い訳をしようと、結局は俺に責任がある。」
涙をためてジウクが言いました。
ボンヒは、涙をためて、今にもこぼれそうな目でジウクを見つめながら、何も言葉が出ませんでした。
ナ検事の家に帰った時、ナ検事は一人泣いていました。
実は、彼女は、ウニョクにほのかな恋心を抱いていたのです。自分に気があるんじゃ?・・・と誤解して期待していましたが、彼の気持ちがユジョンにあると、最近気付いたのです。
失恋した・・・と気付き、一人で泣いていたのです。
ナ検事が泣いているのを見たボンヒ、優しく抱きしめてあげて、自分も泣きました。
ナ検事は、てっきりボンヒが自分の泣いているのに貰い泣きをしたんだと誤解しましたが、ま、二人が言いたい事の言える親友になりそうなので、ヨシとしましょう。
ボンヒも、思いっきり泣けるチャンスを得て、良かったですしね。
ピョン代表がチャン庁長に会いに行きました。
チョン・ヒョンスがチャン・ヒジュン殺害の真犯人だと教えました。ボンヒとジウクをこれ以上苦しめるなと言いました。
そして、検事体質のジウクの検事復帰を邪魔するなと。
自分は正しいという信念を持っていて、人の話など受け付けないチャン庁長ですが、流石に悩みました。
そんな時、ボンヒが現れたのです。
まだボンヒに対する疑いが消えたわけじゃありませんから、険しい表情は変わりません。
「生き方を改めるべきだとご忠告しに来ました。」
ボンヒは、手を握り締め、チャン庁長を真正面から見て言いました。
自分の父親が、ウン・マンスだと告げ、父は放火殺人犯ではないし、自分もヒジュンを殺してはいないときっぱり言いました。
父の冤罪が、チャン庁長の隠ぺいによるものだと言う事を知っていると。
「あなたが父を犠牲にした所為で、家族が背負った人生や罪を着せられた私の苦しみをご存じないし、関心も無いでしょう。もう一度申し上げます。私の父は何の過ちも犯していません。過ちを犯したのは、庁長、あなたです。」
後になってボンヒは身体が震え、涙がこぼれました。
でも、一生懸命言いたい事が言えました。
ジウクにも、言いました。
「庁長の過ちだと分かっています。でも、父が犯人だと証言したのは確かです。だから、私の結論を待って下さい。あなたを許すかどうか考えます。」
ジウクは、公私混同せず、仕事に復帰してくれただけで満足だと言いました。
チョン・ヒョンスは、ユジョンの尋問に、罪を全て認めました。
決して反省の様子は見せません。堂々と、さも手柄のように、何の罪悪感も見せずに、事件の詳細を語りました。
ヒジュンを殺した時の様子を語るチョン・ヒョンスを、別室でチャン庁長が見つめていました。
怒りがこみ上げてきました。
ヒジュンの写真を抱きしめて泣きました。
その直後に、ボンヒに会ったチャン庁長は、一言言いました。
「済まなかった。」
一瞬、聞き間違いかと思ったのでしょうかね、ボンヒは。
振り向いて驚いたような目でチャン庁長を見つめました。
「謝罪は受けません。」
と言うボンヒの言葉を聞いて、チャン庁長は、頷きました。ボンヒの気持ちが理解できたのでしょう。
チャン庁長は、取り調べの終わったチョン・ヒョンスを車に乗せ、どこかに行ってますよ~っ
チョン・ヒョンスは、ジウクにまだ自分の味方がどこかにいるかもしれない・・・なんて言ってましたが、その意味は何ざんしょ。
そして、ジウクはキャリア採用に合格し、検事に復帰する事になりました。
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