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ミニョンが持ってきた証拠というのは、イム常務の録音した音声データ。
ファヨンがイム常務の制止を聞かずに独断で百貨店の資産を流用したうえ、ニューデータの株の暴落で大きな損失を発生させた経緯が証明されました。
えじゃぁ、イム常務を連れ去ったのは、誰
検察?ヤンチョル?
話の様子から、連れ去ったのはイ秘書室長の指示で、その前に既に音声データをイム常務は検察に渡していたってことのようです。
ここに至っても、ファヨンはドジュンに・・・いえ、ミラクル社に百貨店の株を渡そうとはしませんでした。
意地でも渡さないと息巻いていました。
しかし、ドジュンに言われたんです。収監されれば、その株は紙切れ同然になりますよ・・・と。
百貨店は倒産するしかないと言う事です。
そんなこと、ヤンチョルが許す筈ありませんよね。夫のチェ市長だってそうです。
株を譲渡すれば、少なくとも、ヤンチョルの娘として生き残る事は出来るとドジュンは言いました。
悔しさで泣きながらも、ファヨンは契約書に判を押すしかありませんでした。
百貨店のオーナーになったドジュンですが、自分が経営トップに納まることはせず、別の人物を社長に据えました。
視察したヤンチョルが、ドジュンの目の前で倒れそうになってしまいました。
病の症状でしょうね。
ドジュンは慌てて支えましたが、異変に気付いた
ヤンチョルは、気丈なフリをして、冗談めかして言いました。
私の体には心臓が3つあるらしいと。
「金への執着心、人を信じない疑心、いつだろうと誰だろうと裏切ることができる変心だ。」
そして続けました。誰かに仕事を任せても絶対に信じるなと。
「誰も信じず、誰にも心を開くな。結局、それが全部弱みになる。」
一方、ファヨンに対する横領事件の捜査は不起訴で終了させられました。
スニャンの影響が及んでいるようです。
証拠も揃っているのにと、ミニョンが抗議しても、部長は聞き入れませんでした。
それどころか、担当を変えられてしまったのです。
それをミニョンは我慢しました。
地方に飛ばされて二度とソウルには戻れないぞと言われたら、従うしかなかったのです。
やり場のない怒りを、ミニョンはドジュンにぶつけました。
反発をしながらも結局は部長の言うとおりにした卑屈な自分を、ドジュンは良い検事になると言いました。
あなたは嘘をついた・・・とミニョンは言いました。
そのまま、席を立ったミニョンの後を、ドジュンが追いました。
その時、ソ・テジが復帰したとTVのニュースが知らせていたからです。
「これでも僕が嘘をついたって?」
と、ドジュン。
自分を信じられないなら僕を信じてと、ドジュンが言いました。
思わず、ミニョン、ドジュンにキスしちゃった
一瞬驚いたドジュンですが、ドジュンもキスしました。
これって、前世ではなかった展開ですよね。
韓国の通貨危機が終わりを迎えました。
IMFへの借金を返済完了したのです。2001年のことでした。
ドジュンは、これらの事態に的確な指示を出しているため、ミラクル社はどんどん成長しています。
今では、社員も多く雇っています。
スニャングループも対応してはいますが、肝心なヨンギがイマイチついて行けていない様子。
ヤンチョルは不安げです。
ヨンギの頭にあるのは、左遷されたソンジュンの地位を戻してやりたいということだけです。
ソンジュンが、この2年間、如何に頑張ったか、ヤンチョルに報告しました。
だから、新しく作られる金融持ち株会社にソンジュンを・・・と言ったのですが、ヤンチョルは意に介しません。
「だったら、ずっとそこにいろ。」
と、ヤンチョルは言いました。
ヨンギは失望の色を隠せませんでした。
ヒョンミンは、ソンジュンの妻として、ヤンチョルやヨンギ、ヨンギ妻にも上手く仕えています。
ヨンギ夫婦は、ヒョンミンを信頼するようになっていますね。
ドンギは、ヤンチョルが秘密にしている病気のことを、院長から聞き出したようです。
だから、ヤンチョルがスニャングループを再編成しようとしているのを聞き、焦っているのではないかと考えました。いつ、脳動静脈の奇形部分が動くか分からないから。
金融持ち株会社が、その他のグループ会社の上に位置するとなると、金融持ち株会社のオーナーこそが、スニャングループのトップだと考えたドンギは、何とかしてその地位を手に入れようと考えました。
ドンギはヨンギと違って頭の回転が速く、機を見るのにもたけているようですからね。
ドジュンとミニョンは順調に交際を続けています。
きっとまだ誰も2人の関係に気づいていないんでしょうね。
相談相手になってくれるし、頼りになるドジュンですが、ミニョンはただ一つ不安な事がありました。
検事と言う自分の前で、ドジュンが容疑者になるようなことが起こることです。
その不安が的中しました。
その頃、ニューデータ社は粉飾決算と相場操縦の疑いで捜査を受けていました。
その余波を受けて、ミラクル社も同じ容疑を掛けられてしまったのです。
ヒョンソン日報の記事が切っ掛けでした。
ヒョンミンの実家ですね。
ドンギとチェ市長は、このニュースをさらに拡散させました。
スニャン3世であるドジュンの名を敢えて広めたわけです。
財閥3世と言う立場は、世間の噂をさらに過熱させるものとなりました。
担当となったミニョンは、自分たちが発表するより先にドジュンの名がニュースに上がったことで、上層部が世論を味方につけようと動いたと察しました。
部長に抗議しましたが、相変わらず聞き流されてしまうだけでした。
ミラクル社には抗議が殺到し、投資金を引き上げると言う連絡も相次ぎました。
このままでは、ミラクル社が立ち行かなくなってしまいそうです。
ドジュンはヤンチョルに呼ばれ、事実を確認されました。
株価操作なんてしていないと、ドジュンはキッパリ答えました。
それを聞いて、検察に抗議をしようとしたヤンチョルを、ドンギが止めました。
そんな事をしたら、財閥が検察の捜査権を侵害していると騒がれるだけだと。
それより・・・とドンギが口にしたのは、自分のスニャン証券が買収するという策。
スニャンが乗り出せば、投資家の騒ぎも納まるし、税務調査に乗り出そうとしている金融当局の動きも抑えられると言いました。
ヤンチョルは、それを認めようとしました。
ドジュンは慌てて、その必要は無いと言いました。
しかし、ヤンチョルは冷たく言いました。
「私が心配してるのはお前じゃない。スニャン、私を心配してるんだ。」
ドンギは満足げでした。
ヤンチョルは、ドンギを金融持ち株会社のトップに据えるのも良いかもしれないとイ秘書室長に言いました。
本心
オ・セヒョンと側近のレイチェルは悩みました。
あれこれ案を出しましたが、どれも最善とは思えません。
ドジュンが言いました。僕に従ってくれますか?と。
ドジュンが言ったのは、持っている外国株を全て売却し現金化するということ。
驚いたオ・セヒョンたち。
しかし、ドジュンの勘を信じ、それに賭けたのです。
ドンギは今もずっとドジュンの動きをスパイのハ運転手から仕入れています。
今では、かなり内密な情報まで手に入れているようで。
ドジュンはそれを知った上で、敢えて見逃してきたようです。
というか、ハ運転手は、既にドジュン側についているのです。
ドジュンは、この先起こる惨事を知っています。
9.11です。
ヒョンウの世界で起こったことは、今のこの世界でも必ず起こることを知っているからです。
ミラクル社は、ドジュンの指示で損害を免れました。
しかし、ドジュンが外国株に投資しているのを知ったドンギは、同じ会社に自分も投資していましてね。それらはすべて大損害を引き起こす羽目に。
オ・セヒョンは、またもドジュンの勘が当たったことに愕然としました。
これをどう理解すればよいのか、分からないでしょうね。
ドンギは損失を埋めようと躍起になりました。
しかし、打った手はすべて裏目に出ました。
一方、ドジュンたちミラクル社は、この機会を逃さず、更に成長したのです。
パニックになりそうなドンギの前に、ドジュンが現れました。
スニャン証券を買うとドジュンが言いました。
社長であるドンギの経営能力に疑問を抱いた団体が、次々に契約解除を申し出ていました。
このままでは、スニャン証券は終わりです。
ドンギは、ドジュンの差しだした書類にサインするしかありませんでした。
ある日、ヤンチョルがドジュンを迎えに来ました。行くところがあると言いました。
ところがその途中、ヤンチョルとドジュンが乗る車に、一台の車が横から突っ込んできたのです
そして、次は、トドメのようにトラックまで
追突されて振り回される車の中で、ドジュンの・・・いえ、ヒョンウの忘れていた記憶が蘇りました。
ヒョンウがスニャン一族の家系図に“ドジュン”の存在を見たことが無いと思ったのは、死んでいたからだということを。
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