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ジス父の容体が急変しました。
医者は、最期の挨拶をした方が良いと、ジスを病室に通しました。
ジス父は延命治療を望んでいませんでした。
済まない・・・とジス父は言いました。
これまでジスに優しくしてやらなかったこと、自分の悪事、ジスの重荷も全部持っていくから、必ず幸せになれと言いました。
それだけ言って、ジス父は息を引き取りました。
呆然としたジスが病院を出るとジェヒョンがいました。
ドンジンから連絡を受けたのです。
ジェヒョンは優しくジスを抱きしめました。
自分が父を亡くした時の気持ちを思い出していました。途方に暮れてしまった気持ちを。
ジス父の遺品の中に日記がありました。
自分の罪をジスに話しておかなければならないと思ったものの、口にする勇気が無くて、日記に書き記すことにしたとありました。
ジスは、初めて、父がジェヒョンに対してどれほど大きな罪を犯していたのかを知りました。
ジェヒョンは、ジス父から直接謝罪を受けるより前に、既にその事実を知っていました。
事実を知った上で、ジスと再会して心が動かされたのです。
ジスは悪くないと思えたようです。勿論、ジスに父親の悪事を告げる気も起らなかったようです。
ヨンミンは、実父のセフンと暮らそうと思っています。
セフンに理由を聞かれ、ヨンミンは言いました。
「お母さんを幸せにしてあげたくて。お母さんに結婚してほしいんだ。でも、僕がいたら邪魔になるから。」
でも、もう少し待って・・・とも。
ジス父が亡くなって間が無いから、しばらくは一緒に居てあげたいんだ・・・と。
なんて親孝行な息子なんでしょう。まだ中学生だと言うのに、周囲のことをよく理解しています。
セフンは複雑な心境でしょうが、頷きました。
こう見ると、ジスを中心としてすべての人たちがジスを一番に考え、ジスの幸せだけを願っているように思えます。
息子のヨンミンですら、祖父の遺言とも言える言葉を忠実に守ろうとしています。
それだけのことを、ジスは皆に対して思いやって来たんだろうかと、ふと、思いました。あまりにもジス本位の考えなので。
ジェヒョンが離婚届に判を押してソギョンに渡しました。
ソギョンは、父にしか頼れないと思い、それを見せました。
チャン会長は、ジス父とジェヒョン父との関わりをソギョンに話しました。
ジェヒョンとジスは敵同士とも言える関係だと教えたのです。
ソギョンはすぐさまジスを呼び出しました。
そして、仕入れたばかりの父親同志の因縁を語って聞かせたのです。
ジス、既に知ってる事でしたから、動揺は見せませんでした。
すると、ソギョンは離婚届けを粉々に破り、ジスにぶちまけたのです。
離婚する気は一切無いと言って。
ジスは引っ越しを決めました。
ピアノ教室を開こうと考えています。
父に言われたように幸せになるために・・・。
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