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セジュンに電話が入りました。
テジュからです。
屋敷の前に来ていると聞き、慌ててセジュンは出て行きました。
食事の最中に電話に出る事が珍しいので、グムスンたちはちょっと気にはなったようです。
今すぐにグムスンに会うとと言うムンソンと、報酬を貰ってここで終わりにしたいと言うテジュを推しとどめたセジュン。
今はマズイと帰らせました。
ジェホンは、やっぱり気になりました。
セジュンとセヨンの態度がこれまでとガラッと変わってしまったことです。
自分たちの正体がばれたとしか思えません。
なにせ、本物の“リ・ムンソン”が現れたのですから。
ジェホンの話を聞き、サンチョルはセジュンを尾行し始めました。
それによって、セジュンがテジュとムンソンと会ったことを知りました。
セジュンがいきなりムンソンをグムスンの前に連れてこなかったのは、やはりグムスンの体調を心配しての事でした。
彼なりに、グムスンを大切に思っている証拠ですね。
だから、タイミングを計っているとテジュとムンソンに言いました。
面倒だとムンソンは思いました。
セジュンは言いました。
家族と言うのは、複雑な感情を抱く対象だと。憎くても心配したり、遠くの存在に感じる時も、身近な存在だと感じたりする・・・と。
そして、ジェホンたちがグムスンや他の家族に対して愛情をもって接している事も分かっています。
だから、家族が彼らを好きになっているのが、余計に厄介だとセジュンは言いました。
「時間をくれ。偽者と別れられるための。」
と、セジュンは言いました。
冷たくて利己的な人間かと思いましたが、それは表向きだけですね。セジュンもまた、家族を愛し、彼らのことを大切に感じているのは確かです。
サンチョルがテジュとムンソンの前に現れました。
テジュ、おろおろしました。
サンチョルは、帰国してくれとムンソンに言いました。
今グムスンに必要なのは、優しい孫で、気性が荒く暴力的な孫じゃないと。
思わずカッとしたムンソンが掴みかかりましたが、サンチョルの方が強かった
結局、ムンソンはそのまま行方をくらまし、テジュは今後、セジュンとムンソンの情報をサンチョルに知らせると約束させられました。
ジェホンは出来る限りグムスンの傍にいようとしています。
いつ正体がばれて、出て行かなくてはいけない状況になるかもしれません。
今日の夜が最後かもしれないと思うと、やっぱり部屋まで連れて行くのはやめられませんでした。
そんな様子を、セヨンは見ていました。
グムスンの幸せそうな笑顔を見ると、とても言い出すことは出来ません。
サンチョルはセジュンが事実を知ったと分かった今、すぐにでもグムスンに打ち明けるべきだと考えました。
しかし、ジェホンとユニは反対しました。
真実を知っても口にしないセジュンが、どう言う行動に出るかを確かめてからの方が良いのでは?と。
そして、家族の内、誰が事実を知って、誰が知らないのか、探ってから方針を決めた方が良いのではないかとね。
セヨンに取材の申し込みが来ました。
ヘラン日報の記者からムンソンについて聞きたいと言われ、断われなくなりました。
これ、セジュンの仕業です。
ジェホンが偽者だと知った後、セヨンを牽制するために敢えて知らせたのです。
ムンソンについての質問には、セヨンは何も答えませんでした。
セヨンは、ドンジェを食事に誘いました。珍しいことです。
ホテルの株を譲ってほしいとドンジェに言いました。
以前から、ドンジェはセヨンとの結婚が譲る条件だと言い続けています。金額ではないのです。
検討すると、セヨンは言いました。
ドンジェは気になりました。
ドンジェの株を必要としていないと言い続けていたセヨンが、突然譲ってくれと言いだしたし、結婚すら検討すると言うのですから。
直後に、セジュンの方からは、株の譲渡は必要無いと連絡が入りました。
何かあったに違いないと、ドンジェは思いました。
ドンジェはその疑問をセジュンにぶつけました。
セジュンはセヨンの動きを聞き、セヨンもまたジェホンが偽者だと気付いたと察しました。
そして、ドンジェに、ジェホンが偽者だと言っちゃいましたよ。
例の記者が、ホテルの従業員たちにムンソンについて取材を試みました。
セヨンからは何の情報を得られなかったと言う事ですね。
あちこちで話を聞かせてくれと、従業員たちに声をかけています。
誰からも情報は得られませんでした。
が、偶然、“ムンソンさん”と呼ばれるジェホンを見つけたことで、顔を知る事が出来ました。
グムスンは、離散家族の会で知り合った同じ境遇の人と今でもたまに会っています。
そして、あの日、船によじ登ろうとした縄梯子から転落したところを、夫のジョンムンに助けられ、船に乗り込むことが出来たチョルジンと言う男の子とも、交流が続いていました。
既に孫を持つまでになっているチョルジンは、ムンソンと会えたと言う話を聞き、心からほっとしていました。恩返しができずにいるのを、ずっと心苦しく思ってきたチョルジンは、本当に嬉しく思いました。
記者が、ジェホンの写真を示して、セヨンにインタビューを再度申し込みました。
それでも何も話さないセヨン。
すると、記者は推測で記事を書いても良いのかと言いました。
セヨンは、ドンジェとの結婚の方が話題になるんじゃない?と言いました。
一度別れたことは記者も知っていましたから、独占記事と言われたら、そりゃぁ、食いつきますわな。
そこにジェホンが。
ジェホンは、従業員仲間から、ホテルの中で“リ・ムンソン“について調べ回ってる記者がいて、セヨンが困っているらしいと聞き、捨て置けないと思って、やって来たのです。
質問は自分にしろと怒り、セヨンをその場から連れ出しました。
「何様のつもり?」
と、セヨンが怒りのこもった口調で言いました。
「私たちは他人よ、ユ・ジェホン。」
ジェホン、突然のことに、言葉が出ず、立ち尽くしました。
グムスンはその日、一人でカフェに座って、海を眺めていました。
サンチョルにもジョンスクにも来るなと言い、一人でぼんやりとしています。
海を見ると、ジョンムンと離れ離れになってしまったあの夜を思い出します。
そして、離散家族の会で、大人になったヨンフンと孫のムンソンに会った時のことも。
どんなに時間が経っても、忘れられない思い出でした。
そんなグムスンの姿を、ムンソンが見つめています。
グムスンの前にムンソンが現れました。
座っても良いですか?と、ムンソンが言いました。
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