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奈良県五條市大塔町小代の山の中
あの杉林の奥にある廃村・朽ちてゆく家はどうなっているのだろう・・・
ちょっと廃墟の集落跡を思い出した、行ってみたいと、出かけてきました。
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国道168号線の道の駅 「吉野路大塔」 向いの 大塔郷土館より
写真の真ん中、山の斜面に建物が数軒見える、あの近くへ車を停めて ~ 山奥へ歩いて行く
大塔橋を渡って ~ 国道を離れて ~ 狭い山道を登って行く
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限界集落によくある風景だ
この車の近くに 「ふるさとの森公園」駐車場がある、ここ車を停めて歩く
この公園も元の森林に還ろうとしている、当然進入禁止であるが駐車場はOKだ
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この斜面の家は住人が居てた
もう少し奥には捨てられた家が3軒
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一軒の家は戸が外れて中が見えていた
昔ながらのカマド、奥には4本脚のついたブラウン管テレビが置いてある
ここから山道へ入って行く
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杉林の坂道を登って行く ハーハーフーフー
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廃村の入口です
前の広い畑? は雑草が生えているが、山には戻っていない、当然人は住んでない
山の斜面に見える墓石は、枯れ枝や落ち葉に埋まってゆく、そのうちに見えなくなってゆくだろう
更に山道を登って行く
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建物の残骸
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残骸の隣には建物の形が残っているが
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裏側から見れば、いかにも廃墟
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見あげれば、石垣のまだ上に見捨てられたような建物が見える
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鬱蒼と繁った杉林の中を歩く、人一人が歩けるだけの幅である
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通路沿いに苔生した石垣
通路の右側は崖で、その下には朽ちてる屋根に落ち葉を載せている建物
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石垣の上には廃墟
裏側へ廻れば建物の中が見えた
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日本昔話に出てくるようなカマドである
我が家も60余年前にはこんなカマドがあった
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ここは居間だろう、堀こたつがある
今の若い人には “ 堀こたつ ” って解んないでしょうネ
居間には 1975年7月号のバイク雑誌があった、47年前のものである。
バイクを買っても、ここまではとても登ってこれないだろう ・・・
この建物の下にも斜面に建ってる家がある、屋根には枯れ枝や枯れ落ち葉が積もってアチコチ壊れて朽ちてきている
さらに山奥へ進む
鐘楼だけが残って草ボーボーの寺跡と、一段高い場所にちょっと広い建物跡がある、ここで道らしきものは無くなる
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建物跡の残骸と大きな飯炊き釜・ヤカンが転がっている
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五右衛門風呂の釜も転がっている
かなり広い土地周辺には苔生した石垣が積まれてる
一段下の隣は寺跡である、道全寺という寺があったようだ
寺の建物は無く、鐘楼だけが寂し気に建っている
鐘楼横の大イチョウはほとんど葉を落として、木の足元一帯を黄色に染めている
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手水石の中には鮮やかなイチョウ葉が
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小ぶりの鐘楼は黄色に飾られてている、右にはイチョウの大木が立っている
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陽が射せばイチョウ葉は黄金色に輝く
鐘楼の下には 「 道全寺記念碑 」があり、次の文章が書かれている
ここ小代の地は、文明9年に本願寺派第八代門主蓮如上人が教化の旅の途中お立ち寄りになり、浄土真宗のみ教えを伝えて下さいました。
小代の祖先たちは その み教えに帰依し、喜びを子孫に伝えてゆくべく道全寺を建立しました。
以来517年間、当地は聞法の道場として大事に護持してきましたが、過疎化により平成6年4月1日をもって、道全寺は大塔村・光圓寺に合併しました。
ここに その旨を書き記します。
平成6年3月20日
500年以上の歴史ある寺も、平成6年=1994年には光圓寺に合併して既に28年が経過、ほとんど忘れられたように鐘楼だけが佇む、そして輝くイチョウ葉はその周りを飾る
ふるさとは遠きにありて思ふもの・・・ という詩があるが、この集落で生まれ育った人達の故郷はどうなるのだろう
ふるさとの家や集落は、小代の山に飲み込まれて朽ち果てて、ただの山に還って行く、“ ふるさとは 思い出の中に 残るのみ ”
大塔町小代の廃家を見ながら、鹿にも逢わず、熊にも逢わず、人間にも逢わず ただ一人、寂寥感を覚えたひと時でした。
奈良県五條市大塔町小代の山の中
あの杉林の奥にある廃村・朽ちてゆく家はどうなっているのだろう・・・
ちょっと廃墟の集落跡を思い出した、行ってみたいと、出かけてきました。
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国道168号線の道の駅 「吉野路大塔」 向いの 大塔郷土館より
写真の真ん中、山の斜面に建物が数軒見える、あの近くへ車を停めて ~ 山奥へ歩いて行く
大塔橋を渡って ~ 国道を離れて ~ 狭い山道を登って行く
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限界集落によくある風景だ
この車の近くに 「ふるさとの森公園」駐車場がある、ここ車を停めて歩く
この公園も元の森林に還ろうとしている、当然進入禁止であるが駐車場はOKだ
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この斜面の家は住人が居てた
もう少し奥には捨てられた家が3軒
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一軒の家は戸が外れて中が見えていた
昔ながらのカマド、奥には4本脚のついたブラウン管テレビが置いてある
ここから山道へ入って行く
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杉林の坂道を登って行く ハーハーフーフー
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廃村の入口です
前の広い畑? は雑草が生えているが、山には戻っていない、当然人は住んでない
山の斜面に見える墓石は、枯れ枝や落ち葉に埋まってゆく、そのうちに見えなくなってゆくだろう
更に山道を登って行く
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建物の残骸
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残骸の隣には建物の形が残っているが
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裏側から見れば、いかにも廃墟
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見あげれば、石垣のまだ上に見捨てられたような建物が見える
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鬱蒼と繁った杉林の中を歩く、人一人が歩けるだけの幅である
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通路沿いに苔生した石垣
通路の右側は崖で、その下には朽ちてる屋根に落ち葉を載せている建物
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石垣の上には廃墟
裏側へ廻れば建物の中が見えた
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日本昔話に出てくるようなカマドである
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ここは居間だろう、堀こたつがある
今の若い人には “ 堀こたつ ” って解んないでしょうネ
居間には 1975年7月号のバイク雑誌があった、47年前のものである。
バイクを買っても、ここまではとても登ってこれないだろう ・・・
この建物の下にも斜面に建ってる家がある、屋根には枯れ枝や枯れ落ち葉が積もってアチコチ壊れて朽ちてきている
さらに山奥へ進む
鐘楼だけが残って草ボーボーの寺跡と、一段高い場所にちょっと広い建物跡がある、ここで道らしきものは無くなる
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建物跡の残骸と大きな飯炊き釜・ヤカンが転がっている
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五右衛門風呂の釜も転がっている
かなり広い土地周辺には苔生した石垣が積まれてる
一段下の隣は寺跡である、道全寺という寺があったようだ
寺の建物は無く、鐘楼だけが寂し気に建っている
鐘楼横の大イチョウはほとんど葉を落として、木の足元一帯を黄色に染めている
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手水石の中には鮮やかなイチョウ葉が
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小ぶりの鐘楼は黄色に飾られてている、右にはイチョウの大木が立っている
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陽が射せばイチョウ葉は黄金色に輝く
鐘楼の下には 「 道全寺記念碑 」があり、次の文章が書かれている
ここ小代の地は、文明9年に本願寺派第八代門主蓮如上人が教化の旅の途中お立ち寄りになり、浄土真宗のみ教えを伝えて下さいました。
小代の祖先たちは その み教えに帰依し、喜びを子孫に伝えてゆくべく道全寺を建立しました。
以来517年間、当地は聞法の道場として大事に護持してきましたが、過疎化により平成6年4月1日をもって、道全寺は大塔村・光圓寺に合併しました。
ここに その旨を書き記します。
平成6年3月20日
500年以上の歴史ある寺も、平成6年=1994年には光圓寺に合併して既に28年が経過、ほとんど忘れられたように鐘楼だけが佇む、そして輝くイチョウ葉はその周りを飾る
ふるさとは遠きにありて思ふもの・・・ という詩があるが、この集落で生まれ育った人達の故郷はどうなるのだろう
ふるさとの家や集落は、小代の山に飲み込まれて朽ち果てて、ただの山に還って行く、“ ふるさとは 思い出の中に 残るのみ ”
大塔町小代の廃家を見ながら、鹿にも逢わず、熊にも逢わず、人間にも逢わず ただ一人、寂寥感を覚えたひと時でした。
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