Bike&SlowLife

バイクとカメラを愛し、自然を愛し・美しい風景を愛して、ゆっくり生きてる奈良県に住む気分は若者の雑記帳です。

廃校の阪本小学校は今・・・

2024-07-30 | 奈良県南部
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昨日=7月29日 の続きです


山の上の天誅組本陣遺跡や朽ちてゆく建物を見て ~ 道の駅「吉野路大塔」 へ戻り ~ 国道168号線を南へ下ってゆく

国道の大塔橋の近くに、今は廃校となっている 大塔村立阪本小学校がある、今はどうなってるのだろうか?





ダム湖岸に旧の国道が見える
 新国道は後方の山の中を貫いている
 いつ見ても素晴らしいダム湖水面の色




旧大塔橋より
 あのつづら折れの道を登ってゆけば阪本小学校跡がある





旧大塔橋にて
 向こうは天の川上流、川沿いの県道53号線を行けば天川村方面




同じく 旧大塔橋にて
 向こうの山の上方面に道の駅「吉野路大塔」がある

 


阪本小学校跡へ向かうつづら折れ道の途中より
 手前が旧国道の大塔橋、向こうが新の大塔橋




かなり広いグランドの端に 校舎へ上る石段がある




100段ほどの石段を登ったら校舎の玄関

玄関前の石段はかなりキツイ傾斜だ
元気な子供たちは気にならないだろうが、定年前の先生たちは大変だっただろう


玄関は鍵が掛かってたが、横へ周ったら廊下の戸が朽ちて壊れている
ちょとおオジャマして覗いてみる




講堂か? に校歌が書いてある

  古きよりひらけし歴史うけつぎて ♪
  世界へわれらたくましく ♪
  誠の心胸に秘め ♪
  とびたちゆかんこの力 ♪
  阪本、阪本、阪本小学校 ♪
         校歌の3番です





廊下の右手前の暗い部分は、板が朽ちてしまってる




教室の床も朽ちて、机やテーブルも傾いている




広いグランドの端には 「創立百年記念碑」

裏面には詳しい経過が書かれているが、永年の風雪により判読し辛くなっている部分もある
「1973年 建之」 の文字はハッキリわかる

此の石碑が建てられてからでも、すでに51年の歳月が流れる





帰り路にて、❝ 幻の夢に消えゆく五新線 ❞ です。



五條市西吉野町宗川野町より
  柿色の橋が国鉄五新線跡
  手前の赤い橋が国道168号線

 橋の架かってる場所は五条市西吉野町西野だと思います




五條市西吉野町神野にて
 真っすぐに上へ延びてるのが国鉄五新線跡です、フルーツロードより撮影

五新線とは、
 奈良県五條市と和歌山県新宮市を鉄路で結び、木材の物流ルートを確保しようと大正時代に計画された。
昭和14年に着工されたが、戦争激化で中断後、戦後に再開され、五條~城戸~阪本までの路盤工事が完成した。しかし、木材需要の低迷や国鉄再建問題のあおりを受けて、列車が走ることなく廃線となった。



阪本小学校跡も国鉄五新線跡も時代の流れなのでしょうか ??

時の流れは非情です、如何ともしがたいのでしょうが寂寥感に覆われます。



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2 コメント

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よっちんさん (naka)
2024-08-01 09:18:05
当時は日本国有鉄道だったので、コスパはあまり考慮されなかったのでしょうね、現在なら考えられないですね。

十津川方面へ行ったら時々路線バスを見かけますが、ほとんど空気を載せて走ってる感じです。
奈良交通は慈善事業でやってるんでしょうか?それとも行政側からの補助金でもあるのでしょうか? 採算を考えたら営利事業ではとても無理だと思いますね。
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Unknown (よっちん)
2024-08-01 08:56:42
五新線を敷設したとしても
人口の極めて少ない地域を通るし
日本有数の多雨地帯なので
保線作業にも多額の費用がかかるでしょうから
廃線になるのは間違いなかったでしょうね。

去年、新宮から大和八木に向かう路線バスに乗りました。
なかなか楽しかったです。
返信する

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