

昨日に続いて、「英国鉄道物語 新版(小池滋著)」から仕込んだネタです。
推理小説の舞台として、列車がけっこう登場します。
イギリスと日本を比較すると、イギリスの推理小説では、列車は「密室」のトリックとして登場することが多いそうです。
日本の列車を思い浮かべると、「密室」は難しんですよね。
何故かと言えば、日本の列車は車輌一両を密室にしない限り、トリックが成立しません。
どうしてもとなると、トイレ、乗務員室、あとはブルートレインでしょうか。
イギリスの列車は、シャーロック・ホームズやエルキュール・ポワロのTV版を見ると分かるんですが、客車に乗り降りする時に、個室の扉を直接開閉していますよね。
イギリスの客車は、駅馬車からの流れで、コンパートメントに同じ構造を採用したので、車体の左右にドアが設置されています。
だから、一旦乗車してしまうと、車掌が回ってくることはできませんから、完璧な「密室」になります。
ちなみに、イギリスでは現在でも左右扉の客車を体験できると、英国鉄道物語に記載されていました。
日本人は最初喜んで、その客車に乗るんだそうですが、直ぐに面倒になってしまうそうです。
日本の列車を使ったトリックで、確実に世界をリードしているのは「時刻表」を使ったトリックでしょう。
時刻表のトリックを使った推理小説は、名作が多々あります。
ただし、、この時刻表を使ったトリックは、日本でしか成立しないそうです。
何故かと言えば、外国の列車は、日本の列車にように、定時運転など考えられないのだそうです。
だから、外国の人が、日本の時刻表を使った推理小説を読むと、ピンとこない可能性が大ですね。
今日も、SLが新潟と新発田間で運行されました。
今日と明日、月岡温泉で開催される「2011国際ご当地グルメグランプリ in 月岡温泉」への協賛運行です。
それで、またまた近所のポイントまで、撮影に出かけました。
今日は、同業者が二人程おりまして、合計3名で各自のポイントで撮影となりました。
空は、真っ青な青空、光線の具合は、完璧でした。
新発田駅には、SLの進行方向をひっくり返す転車台がないので、最後尾にはディーゼル機関車がくっついていました。
新発田駅からは、ディーゼル機関車が先頭となって、新津まで運行するとのことでした。今日は短距離運行なので、客車は全て「自由席」と言う太っ腹な運行でしたので、満杯状態のようでした。



