マッタリ風景

散歩写真と戯れ言のブログ

Oh my God!

2012年01月14日 | 戯言





写真に写っている端末は、「MobileGearII MC/R550」です、我が家にやってきた、3台目のモバイルギアになります。
別に、初代から全てのモバイルギアを収集しようとしている訳ではありませんが。

前にアップしたとおり、正月に「MobileGearII MC-R300」を2年越しで入手したんですが、モバイルギアへアプリケーションをインストールするためのPC接続ケーブルが付属していませんでした。
ないものは、どうしても欲しくなるもので、色々と入手手段を調べてみました。
単独で入手する場合、海外通販(送料が莫大になります)を利用するか、オークションで落札するかしかなさそうでした。
その相場は、大体2,000円程度でした。

Web検索をしていたら、1,980円で売りだされていた中古のモバイルギアが引っかかりました。
何とPC接続コードが付属している上に、マニュアル、ソフトウェアCD-ROMまで付属していました。
なんで、こんなに安いのかと言うと、「本体に難あり(モバイルギア本体のメモリースロットに割れ)」の評価が原因のようでした。
モバイルギア本体は期待しないで、PC接続コードを買ったと思って、購入することにしました、それが写真のモバイルギアです。

到着して、早速本体を確認してみました。
メモリースロットの割れと言うのは、予想よりもひどくなくて、ほんの少し欠けている程度でした。
本体はそれなりのくたびれ感がありますが、ディスプレイ、キーボード共に決定的な問題はありませんでした。
このモバイルギアは、専用のバッテリー(リチウムイオン電池)で動作させますが、当然経年変化でへたっていました。
それでも、本体内のメモリを使っている限りでは、最低限数時間は動作するようでした。
ケーブルの他に期待していたのは、アプリケーションCD-ROM内へ収録されている、「ATOK Pocket for Windows CE」です。
モバイルギアへ搭載されている日本語変換ソフトは「MS-IME」なのですが、この変換効率は”最悪”です。
文章を作成していても、思ったような変換をしてくれないので、もうイライラがつのるんです。

ここまでは良かったのですが、「なんてこったい」と叫ぶようなどんでん返しが待ち受けていました。

一つは、アプリケーションCD-ROMです、なんと円周に対して縦に割れ目が入っていたんです。
パソコンのドライブへ入れて読むことができるか確認しましたが、当然のことながら認識してくれませんでした。
Webへ掲載されていた時点では、割れ目については記載がありませんでした、残念......

もう一つは、パソコン接続ケーブルです。
ケーブル自体の動作には問題はありませんでした、手持ちのシリアル‐USB変換ケーブルを介して、物理的な接続はできました。

どんでん返しは、接続用ソフトでした。
WindowsCEは、マイクロソフトが提供する接続ソフトを介さないと、通信ができない仕組みになっています。
で、付属してきたCD-ROMへ収録されていた「ActiveSync3.1」をインストールしました。
ところが、このソフトはWindows7ではOS側でインストールをブロックしてしまうんです。
ActiveSyncのVer4系統をダウンロードして、追試をしましたが、やはり駄目でした。

Windows7は、「Windows Mobile デバイスセンター」が、ActiveSyncの役割を果たしているんですが、当然のことながら10年も前のOS(WindowsCE)はサポートを切り捨てられていました。
64Bit版のWindows7だったら、VirtualPCの機能を使ってActiveSyncをインストールできそうなのですが、私のWindows7は32Bit版なので、どうにもなりません。

あれだけ必死になってPC接続ケーブルを入手したのに、まさかソフトウェアが駄目だとは想像だにしませんでした。
事前に、しっかりと調査してからとりかかればよかったのですが、万事休すです。

ただ、外道として入手したR550が意外と使えました。
幸いなことにATOK Pocket for Windows CEは、モバイルギア本体内に残っていましたので、セットアップ可能でした。
R300と比較すれば、CPUが進化していましたので、エディタ+ATOKの動作が非常に軽快で、楽しく文章を打ち込めました。
画面はカラーですし、キーボードの感触もR300に比較すると打ちやすく感じます。

実は、アプリケーションCD-ROMが割れているのを確認した時点で、発売元へ通知して、代わりのCD-ROMをもらえないか交渉しました。
予想通り、結果はNGでしたが、発売元側へ過失があるので、返品はOKとのことでした。
R550の本体が、余りにも使い心地が良かったので、手元に置いて使うことにしました。

下の写真に写っているケーブルが、幻のPC接続ケーブルです。
シリアルポート側はよくある9ピンのインターフェースですが、モバイルギア側は独自インターフェースですね。
これと似たやつを見たことがあります、昔使っていたZaurus(2代目)のインタフェースです。
R550の右端に変な突起があるんですが、これを上下に動かすと、画面を上下にスクロールできます。
押すと、リターンと同じような動作をします。



















コメント
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