このところ、空模様が良い方に安定していて、穏やかです。
それで、道路を覆っていた雪が、殆ど消えてしまいました。
雪がとけた中から、色々な物が出てきて、何だか春を感じさせてくれます。
ただし、犬の排泄物なんかもありますけどね。
陽気が良かったので、夕方前に少し歩いてきました。
田んぼ道を歩いたら、田んぼを覆っていた雪も結構とけていましたが、ただし地面が出るほどではありませんが。
田んぼが雪に覆われると、白鳥の一団がピタリと飛来しなくなります。
理由は簡単で、餌が雪に覆われてしまって、お食事処が埋まってしまうからです。
餌は、写真に写っているとおり、稲の二番穂などです。
はるか昔は、二番穂と言えども、米としてしっかり収穫したと聞きました。
今と違って、米は貴重品でしたから、もったいない精神が徹底していたのでしょうね。
司馬遼太郎いわく、大和政権は稲作を伝播させる事によって、支配地域を広げてきたと言っていました。
本来、熱帯の植物である稲を、寒い支配地域に広げて、税金として米をまきあげようと言うのですから、ひどい話しです。
しかし、その寒い越後の国が、日本で一二を争う稲作地帯になってしまったのですから、不思議といえば不思議に感じます。
と、二番穂を見ながら、えらく飛躍した事を思い浮かべていました。