![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/d4/6c37f49278184a501a7f69deef40d3d1.jpg)
先日の CD ケース絵と同じ題材をこのたびはキャンバスで試みた.
J 子がストックしていたサムを掠め取ったのだが,油彩用のキャンバスにアクリルで描いたのでは,いずれ絵の具が剥落すると言われた.ダイソーで 100 円のを仕入れてくることにしよう.
プロとアマの違いは,描く前に出来上がりがどうなるか予想できるか/できないか,ではないかと思う (ジャズの場合も思いがけない結果になるのはアマだから?) .
一度手がけた題材だが,こうなるとは思わなかった. CD と変わらないように見えるが,そのこと自体が予想外,
ヒトの顔を描くときは 1mm ずれてもおかしくなるが,さくらんぼならどうなっても,それはそれで面白いだろうと,下書きなしで絵の具を塗り始めた結果,左が重く右が軽くなった.絵の教科書にはありえない構成.
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影をどうつけるか,事前に予定が立っていなかった.墨絵みたいになったが,このやり方だといじくりまわすことができない.さくらんぼの実の方はまず黄色をぬって,その後色々な赤を塗り重ねるなどして楽しんだ.
白の下塗りとそれが乾く時間を除けば,実働 30 分くらい.いかにも軽い絵だ.
しかし,自分の絵はさておき,画家,特に日本画家の軽そうな絵は,気に入らなかったら捨てるという非能率の産物だと思う.コテコテ塗った絵と比べても,消費されたエネルギーは変わらないのではないか.
右が実物.
浜口陽三のさくらんぼの銅版画がヤフオクに 48,000 円で出ているが,画集をバラして額に入れたものらしい.