Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

また,さくらんぼ

2017-07-22 09:10:36 | お絵かき

先日の CD ケース絵と同じ題材をこのたびはキャンバスで試みた.
J 子がストックしていたサムを掠め取ったのだが,油彩用のキャンバスにアクリルで描いたのでは,いずれ絵の具が剥落すると言われた.ダイソーで 100 円のを仕入れてくることにしよう.

プロとアマの違いは,描く前に出来上がりがどうなるか予想できるか/できないか,ではないかと思う (ジャズの場合も思いがけない結果になるのはアマだから?) .
一度手がけた題材だが,こうなるとは思わなかった. CD と変わらないように見えるが,そのこと自体が予想外,

ヒトの顔を描くときは 1mm ずれてもおかしくなるが,さくらんぼならどうなっても,それはそれで面白いだろうと,下書きなしで絵の具を塗り始めた結果,左が重く右が軽くなった.絵の教科書にはありえない構成.

影をどうつけるか,事前に予定が立っていなかった.墨絵みたいになったが,このやり方だといじくりまわすことができない.さくらんぼの実の方はまず黄色をぬって,その後色々な赤を塗り重ねるなどして楽しんだ.

白の下塗りとそれが乾く時間を除けば,実働 30 分くらい.いかにも軽い絵だ.
しかし,自分の絵はさておき,画家,特に日本画家の軽そうな絵は,気に入らなかったら捨てるという非能率の産物だと思う.コテコテ塗った絵と比べても,消費されたエネルギーは変わらないのではないか.

右が実物.

浜口陽三のさくらんぼの銅版画がヤフオクに 48,000 円で出ているが,画集をバラして額に入れたものらしい.
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