
いわゆるコーヒー豆はコーヒーの実の種の硬い部分だそうだ.普通は一対の半球 (正確には半楕円球)の豆が一つの実に入っているが,ときどき一つしか豆が入っていないことがある.ふつうより小さく,球あるいは楕円球の豆である.ピーベリーのピー pea は「豆・転じて豆粒大のこと」だろう.
このピーベリーだけを集めたのを売っていることは,自分で焙煎することに手を出して初めて知った.焙煎豆専門の街の珈琲店ではあまりお目にかからないが,生豆販売ネットでは普通.値段もあまり高くない.
拾い集めるのはいかにも大変そうだが,メッシュで小さい豆だけ濾しているんだろう.大粒の豆ほど尊重された時代があったというが,そういう評価では不良たちかもしれない.
しかし,栄養が一粒に凝縮されるから.味も香りもいいに決まっている...というふうに宣伝されている.
コーヒー豆は産地で指定するが,ピーベリーはどの産地からも出てくる.最初に経験したのはメキシコだったが,このたびはブラジル産を買ってみた.左は生,右は焙煎後.ネットで見たらこの豆は深煎りの方が本来の味を発揮するらしい.明日は深煎りで行こう.
写真のバックは山藤章二画伯によるニュートンとアインシュタインで,バックはリンゴの木.コーヒーとは関係ありません.