Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

デパートのギャラリー・トーク

2017-10-26 08:32:50 | お絵かき

犬も歩けば棒に当たるというとき,「棒」が何を意味するのか知らない.でも,エリック・アレキサンダーに当たったように,東京を歩けば当たるものはたくさんある.

丸善のギャラリーで「文化勲章受章作家版画展」.文化勲章にあかんべ〜した熊谷守一の油彩から起こした版画が多数.皮肉なことに,守一の原画が単純で,一番と言っていいくらい,版画向き.

向かいのタカシマヤ画廊「小木曽 誠」でトークがあるとかで,店員さんたちが椅子を並べていた.少々早すぎたが,休憩を兼ねて座って待った.

小木曽さんのお名前は初めて聞いた.そもそも現代の画家の名前は J 子に関連がない限り聞こえてこないのだ.
佐賀大学准教授・白日会会員.
展示されたのは板に油彩.風景も人物画も何でもありだが,大きいのは自然の中に女性がいる構図.写真みたいにリアルな描き方だが,超写実主義を売り物にするわけではないようだ.
号数万円.なんとか賞とか,絵の値段のこともふつうに話題にされた.MC が店員さんだったせいもあり,M,T などの一流デパートの展覧会の仕組みもすこし垣間見えた.すごく描くのが早いそうだ.描きたくて描いた絵が売れて,今絶好調らしい.

大きな声で面白く話された.写真を撮っても構わないと言われたので1枚アップした.
大学の授業もこの調子なんだろう.この先生に教われば,絵が売れる絵描きになれそう.
コメント
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