Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

日和聡子「びるま」

2019-05-12 09:14:48 | 読書
青土社 (2002/5).

古書店で数ページ立ち読みしてレジへ.

帯の惹句 *****水色のくま、浦亀使い、投石大臣、墓見師、猫猿、白い犬頭、猿産み…。びっくり箱をひっくり返したような非日常的イメージの氾濫。その彼方に展開される意表をつく不思議な情景―。現代の感性の尖端を抒情と滑稽で紡ぐ新しい才能の誕生。第7回中原中也賞受賞。*****

偶数ページから新しい詩が始まるという造本.長さ3ページ弱の詩が多く,したがって空白の奇数ページが多い.
冒頭の「駐在」の引用は半分くらい.3ページ目「犬歯をみせたら 首が飛んだ」で終わる.「いくつもむつつも」は「いつつもむつつも」ではないのかな...でも,詩人の言うことはわからないな...

16年も前の本だが,Wikipedia によれば,2012年『螺法四千年記』で第34回野間文芸新人賞.2016年 詩集『砂文』で第24回萩原朔太郎賞を受賞... と,著者は偉くなったらしい.小説も面白そう.


真似して詩作してみようかな...とは,暇人のたわごと.
コメント (2)
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