Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

「芸談 昭和落語家伝」

2023-11-10 11:05:36 | 読書
立川 談志 文, 田島 謹之助 写真「芸談 昭和落語家伝」中央公論新社 (中公文庫2023/10).

初出は 2007/9 大和書房.

登場するのは
六代目三遊亭円生,三代目春風亭柳好.三代目桂三木助.八代目桂文楽,六代目春風亭柳橋,桂小文治,五代目古今亭今輔,八代目三笑亭可楽,四代目三遊亭円馬,四代目三遊亭円遊,二代目桂枝太郎,七代目春風亭小柳枝,昔々亭桃太郎,林家三平,十代目金原亭馬生,三代目柳家小せん,七代目橘家円蔵,九代目翁家さん馬,三遊亭百生,二代目桂右女助,八代目春風亭柳枝,八代目林家正蔵,二代目三遊亭円歌.八代目桂文治,五代目古今亭志ん生,五代目柳家小さん

餓鬼のころラジオで聴いた,そして高校・大学時代に寄席で視聴した人たちである.最近 入院してまたラジオを聴くようにはなったが,笑点メンバー (ラジオに出てもあまり落語はやらない) 以外は知らない落語家ばかりだ.

談志のまえがきの最初の文章が「ここに写っている人たち,つまり噺家,これが東京の噺家の全て,といっていい」である.三代目三遊亭金馬を無視しているところに異論あり.

田島謹之助の写真が先にあり,そこに談志が文章を付け足した感じ.
たとえば八代目桂文治の写真も多いが,談志はこの人が嫌いで,あまり書きたくないらしい.
小さんも写真は良いが,文章はつまらない...まぁ何か書かないわけにも行かなかったのだろうが.

巻末の写真データによれば,ほとんどが 1954 年の撮影である.ぼくが寄席でみた六代目春風亭柳橋はしわくちゃだったが,ここの写真ではきれいなおじいさんだ.

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