Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

砂糖大根 ?

2008-03-11 16:53:13 | エトセト等
この物体.J 子がスーパーでサツマイモと思って買ってきたもの.切ってみると中は白くて,乾いた外側に反してジューシー.甘くておいしいので生でボリボリ食べてしまった.ネットで調べたところ甜菜 (砂糖大根) だろうと言うことになった.

でもなぜスーパーで売っているの?
サラダに入れたりするんだろうか.
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ビジュアライザ

2008-03-09 17:48:20 | エトセト等
広大の学生さん中心に,酒蔵通りで「酒蔵プロジェクト2008」.7つほどの催しがあったが,そのうちのひとつ「らいぶ」会場に行った.おそろしく寒かった.
出演はカッポレ,深海魚,ネムカカ,イモトユウスケ・樋渡慎也,コレモリヒロシ,ヒオトビオク, GUY☆veronica(ゲスト).K誓氏プロデュースだけあって,非日常的な音楽をいっぺんに聴かされ(ライブペインティングもあった),消化不良気味.
ボク的好みは,6弦ウッドベースによるループを使ったパフォーマンス(コレモリヒロシ).ブルースや酒バラも登場! テルミンのカルテット(ヒオトビオク)も.

交代の時間を利用して,非12音平均律CDの音楽を流した.イモト氏(ライブでも30分ギターを独演)は自分の曲で赤ちゃんが泣きわめいたと気にしていた.単なる偶然と思うけど.

曲といっしょに映像もi-Tuneビジュアライザの映像も流すことにした.これはスペクトルと音量をリアルタイムで色つきの二次元画像に直すソフト.ちよっとビジュアライザのことを調べた結果を披露すると...

* ビジュアライザをonにした状態でキーボードから映像の構成要素(スペアナ,モーション,カラー)を変えることができる.

* Appleおしきせのビジュアライザ以外のものもプラグインとしてダウンロードできる.その中ではカットに示したmagnetosphereが気に入っている.YouTubeでは
http://jp.youtube.com/watch?v=3Srj9qbWtFU
など.でも,やっぱり,おしきせはりんごマークが目障りとはいえ,うまく出来ている.

* LeopardのXcodeという開発ツールにQuartz Composerというのがあり,これを使えば自分でビジュアライザがつくれる.演奏者の写真が次第にデフォルメするものを今回作ろうとしたが,時間足らず.

3年ほど前にA・のんきさんにいただいた,アニメーションも流した.やっぱりヒトが熱心に見てくれるのは抽象的なパターンではなく,具象的なアニメだなぁ...というのが結論.
この日ループを使った演奏を聴いていて,これを映像に採り入れたらどうだろうと思った.

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半村良「雨やどり」

2008-03-07 11:45:23 | 読書
1979初刷りの文春文庫を105円で買った.
現在は集英社文庫の目録に載っている.残念ながらそちらのカバーは滝田ゆうではないようだ.

表題作は1975年の直木賞受賞作.当時ぼくは半村さんはSF作家と思っていたので,SFで受賞できなかったのが残念という認識だった.というより,当時は直木賞の対象となるような小説には興味がなかった.今回初めて読んだ.

新宿のバーを舞台に,バーテンを主人公にした人情噺集.小説を書くバーテンとして著者らしい人物も最後に登場する.解説(長部日出雄)が言うように,まくらがあって,おちがある構成を意識しているようだが,ときにこの「まくら」のために全体の印象が散漫になる.ベストはやはり「雨やどり」.

学生時代に新宿をうろついたことを思い出した.こちらはあれからずっと田舎暮らしで,バーには縁がない.
この「雨やどり」の世界は現在も存在しているんだろうか.
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長三和音と直角三角形

2008-03-05 13:28:58 | 新音律
ピタゴラス音律と直角三角形と長三和音を結びつけた説明を目にすることがある.
良いのだろうか.
12音律の構成音を順に円周上に並べると図のようになり,ミ:ソ:ド=3:5:4になるというのだが,ちょっと苦しい.

ド音の周波数に対するミ音ソ音の周波数比は,純正律ではそれぞれ5/4,3/2である.ミから始めればミソ:ソド:ドミ=3:5:4となる.ただし最初のミと最後のミは同じ音ではなく,オクターブ違う.三角形に描いても,三角が閉じない.

「純正律では」と言ったが,純正律では1:5/4:3/2となるところが,ピタゴラス音律では1:81/64:3/2となる(ピタゴラス音律ではドミの響きが悪いのだ).まぁ81/64=1.265625を5/4=1.25とみなせばいいんだけど.もちろん平均律では整数比にならない.

また,辺の長さの比が3:5:4である三角形は確かに直角三角形だが,円周上で図のように3時7時10時の点をつないでも,直角三角形にはならない.写真の赤い三角形は直角三角形らしいが,長辺が円の中心を通っていない.置き方で誤摩化しいてるのだ.撮影時の苦労が偲ばれる.

面白い説明なんだけど,揚げ足をとるとこういうことになります.
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続・人間に未来はあるか

2008-03-02 20:58:30 | 読書
思い出して本棚から発掘.
ゴードン・R・テイラー,大川節夫訳 みすず書房.原著は1970 翻訳は1971.初版の定価600円,
まだ大学紛争のほとぼりが残っていた時代で,当時ぼくは就職したばかりだったが,こんな立派な本も買って読んだのだ.(1997年の京都会議を機に「地球に未来はあるか」のタイトルで新装版が出ている.2835円!)

原題は The Doomsday Book で,英国中世の土地台帳のことだが,暗に最後の審判を示しているとのこと.初めに出版されたときの邦題の「続」は,The Biological Time-Bomb というもう一つの本と並べたかったためだろう.後者は,生物・医学の発展の人間への影響を論じたもので,昔と同じ「人間に未来はあるか」のタイトルで新装版が出ている.

この「続」のほうでは著者は,大気と海洋の汚染,地球温暖化,森林伐採,海面上昇,人口爆発,放射性廃棄物,滅びゆく動物の問題等々を論じている.執筆からから30年を予測の目安にしたという態度が潔い! そしてすでにその30年は経ってしまった.現状が,本書の警告を無視して時代が進んだ結果であると思うと恐ろしい.

一読の価値がある「古典」です.

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reading

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