Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

漢方小説

2008-03-15 09:07:12 | 読書
中島たい子著 集英社文庫 (2008/01)
カバーが気に入って購入.イラストは南伸坊.やはりうまいものだ.
周囲の余白が大きい組版も良い感じ...でもよく考えたら紙の無駄?

「商品の紹介」によれば
川波みのり、31歳、脚本家、独身。胃がひっくり返ったようになるのに、眠れないのに、病院に行って検査をすると『特に異状なし』。あのつらさは何? 昔の男が結婚したショックのせい? それとも仕事のストレス? 最終的にたどりついた東洋医学で、生薬の香りに包まれながら、みのりが得たものは。心と体、そして人間関係のバランスを、軽妙なテンポで書き綴る、第28回すばる文学賞受賞作品。

漢方のコマーシャルみたいな側面もある.けっこう深刻な内容のはずなんだけどコミカル.ストーリーはあるようなないような.かるいテレビドラマ風でもある.この世代の女性はこんなものかなぁと思わせる小説.

でも最近の芥川賞受賞作と違ってとても読みやすく,シンカンセン向きだった.
コメント
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reading

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