路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【筆洗】:生命感に乏しい砂漠がきれいに思えるのはなぜか。王子が語る。…

2021-03-27 07:28:45 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【筆洗】:生命感に乏しい砂漠がきれいに思えるのはなぜか。王子が語る。…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:生命感に乏しい砂漠がきれいに思えるのはなぜか。王子が語る。…

 生命感に乏しい砂漠がきれいに思えるのはなぜか。王子が語る。<砂漠が美しいのは…そのどこかにひとつの井戸が隠されているからだよ>。『星の王子さま』(サンテグジュペリ)の知られた場面だ。聞いた「ぼく」は気付く。美しさをつくっているのは見えないものだと▼地球規模のコロナ禍でよくない話に事欠かない昨今の世界でも、人々が以前と変わらずに幸せを感じる国はあるという。国連関係機関が、例年この時期に発表する世界の幸福度ランキングが、先日明らかになった。コロナ流行下で、見えにくい幸福感を探る調査となったようだ▼いくつかの項目を巡り各国民が感じる幸福度をまとめるが、一位は今回もフィンランドになった。北欧の他国などを従え四年連続だ。欧米メディアによると、流行が比較的小さく抑えられ、ひどい医療崩壊も避けられた。公的機関への信頼や国民同士の寛容さも大きく、高かった数値を維持したようだ▼わが国は、順位を少し上げての五十六位であった。先進国の中では、見劣りする順位のままである▼手法や調べる項目などに疑問も指摘されてきた調査である。とはいえ、これほど安定した首位の国の井戸に、学ぶべき幸福の秘密は、ありそうだ▼最近は、外から聞こえる登校の子どもの笑い声に、幸福を感じるような気がする。日常がどれほど戻ったかを表す指標があるといい。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2021年03月27日  07:28:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【菅首相の一日】:3月26日(金)

2021-03-27 07:28:40 | 【政策・閣議決定・予算・地方創生・能動的サイバー防御・優生訴訟・公権力の暴力】

【菅首相の一日】:3月26日(金)

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【菅首相の一日】:3月26日(金)

 【午前】6時24分、官邸。31分、岡田直樹官房副長官。8時11分、閣議。51分、国会。9時1分、参院予算委員会。

 【午後】1時45分、参院財政金融委員会。3時、官邸。4時22分、国会。31分、参院本会議。5時49分、衆院第2議員会館。6時14分、官邸。7時11分、国会。23分、参院の山東昭子、小川敏夫正副議長、水落敏栄議院運営委員長、与野党各会派にあいさつ回り。麻生太郎副総理兼財務相、自民党の末松信介、公明党の秋野公造両参院国対委員長同行。44分、官邸。52分、報道各社のインタビュー。8時2分、東京・赤坂の衆院議員宿舎。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・首相の一日】  2021年03月27日  07:26:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①】:暴露禁止条例 差別意識なくす一助に

2021-03-27 07:28:35 | 【LGBTQ+=ジェンダー・アイデンティティ、レズ、ゲイ、バイセクシャル、

【社説①】:暴露禁止条例 差別意識なくす一助に

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:暴露禁止条例 差別意識なくす一助に

 性的少数者(LGBT)の性自認などを本人の了解なく明かす「アウティング(暴露)」禁止の条例が、都道府県で初めて三重県で制定された。「暴露は人権侵害」との認識を広める契機としたい。

 四月に施行される「性の多様性を認め合い、誰もが安心して暮らせる三重県づくり条例」は、性的な理由での差別を禁じ、性自認のほか性的指向の暴露やカミングアウトの強制も禁止した。
 アウティングが社会問題化したきっかけは、一橋大(東京都国立市)の男子学生が二〇一五年、同性愛者であることを友人に暴露された後、転落死した事件だ。同市は全国の自治体で初めて一八年に禁止条例を制定した。
 この後、三重県いなべ市や東京都港区などが続いた。LGBTの人権を研究する中京大の風間孝教授(社会学)は「市区町村より広い区域をカバーする都道府県のレベルでも禁止条例が制定されたのは画期的で、意義は大きい」と三重県の取り組みを評価する。
 司法も動きだした。国立市の転落死の遺族が大学を相手に起こした訴訟で、東京高裁は昨年、アウティングを「人格権ないしプライバシー権などを著しく侵害する許されない行為」と認定し、初めて違法性を指摘した。
 条例の効果も出始めている。東京都豊島区では、区内の会社で性的指向を上司に暴露された男性が休職する被害があったが、同区が一九年に施行した条例に基づいて救済を申し立て、区のあっせんで会社側と和解した。
 しかし、「アウティングは人権侵害」の意識は浸透しきっていない。大津市では昨年、「市立保育園児が自分の性別に違和感を訴えた」とする園の評価書を市が園児側の許可なくウェブで公開。同市は「アウティングは禁止」などと記載した冊子を作っていたものの、生かされなかった。
 昨年施行された改正労働施策総合推進法(パワハラ防止法)では、職場内でのアウティングをパワハラと位置付けているが、アウティング被害は教育現場など職場以外でも起きている。
 「同性婚を認めないのは違憲」(札幌地裁)「同性事実婚に法的保護を」(最高裁)−と、国に法整備を促す司法判断が続いているが、本来は法や条例によらずとも「少数者を差別する意識」自体をなくしていくことこそが重要だ。規制がかえって差別意識を潜在化させることがないよう、啓発や相談などにも知恵を絞ってほしい。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2021年03月26日  08:08:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説②】:北ミサイル発射 挑発で未来は開けない

2021-03-27 07:28:30 | 【北朝鮮・朝鮮半島・拉致問題・独裁・朝鮮総連・朝鮮学校】

【社説②】:北ミサイル発射 挑発で未来は開けない

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②】:北ミサイル発射 挑発で未来は開けない

 北朝鮮が国連決議に違反し、弾道ミサイルを発射した。バイデン米政権へのけん制とみられるが、挑発で未来は開けない。コロナ禍にあえぐ自国民の実情に目を向け、経済再建に全力を注ぐべきだ。

 弾道ミサイルの発射は昨年三月以来で、一月のバイデン米政権発足後初めてとなる。
 日本の領域には到達しなかったものの、国連安全保障理事会の制裁決議違反には変わりがない。
 北朝鮮は最近、制裁の対象にならない巡航ミサイルを発射するなど、軍事的な動きを活発化させている。自制を求めたい。
 今回の発射は、微妙なタイミングで行われた。バイデン政権は、ブリンケン国務長官らを日本と韓国に派遣し、日米韓が結束して北朝鮮に対応することを申し合わせている。この動きへの反発を示したかったのだろう。
 また米国は、中国側とも対話を行い、新たな北朝鮮政策を近く発表する方針を表明していた。
 北朝鮮は米国に対し、「強対強、善対善」を原則としている。米国が強硬なら強く対抗するが、制裁解除などの柔軟な対応を取るなら応じる、という意味だ。
 今回のミサイル発射は、米国が今後圧力を強めるのなら、弾道ミサイルや核実験に踏み切る考えをにじませたものだ。
 しかし今の北朝鮮に、軍事的な動きをする余裕はないはずだ。
 新型コロナウイルスの感染防止のためとして一年ほど前に、中朝国境を封鎖してしまった。このため、最大貿易国である中国との交易はほぼストップしている。
 食料品は値上がりし、日用品も不足。首都平壌でも、電力難が深刻化しているという。
 もともと核やミサイル実験に対して、厳しい国際制裁が科せられている。さらに昨年の夏には広範囲に水害が発生、大規模な食料不足も懸念されている。
 金正恩(キムジョンウン)総書記は、こういった「三重苦」を「自力更生」で乗り越えるとし、外部の助けは受けないと強調しているが、非現実的と言うしかない。
 バイデン政権は二月中旬から北朝鮮と接触を試みているものの、北朝鮮側は応じていない。
 難局の打開に、挑発は役に立たない。むしろ、進んで対話の機会をつくるべきだ。
 北朝鮮への対応は、日米韓の協調が不可欠だ。ところが日韓関係は、元徴用工などの歴史問題で、ぎくしゃくが続いている。この機会に改善を急いでほしい。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2021年03月26日  08:08:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【筆洗】:有頂天でもいいはずなのに、横綱昇進を伝えられた力士の顔はだ…

2021-03-27 07:28:25 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【筆洗】:有頂天でもいいはずなのに、横綱昇進を伝えられた力士の顔はだ…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:有頂天でもいいはずなのに、横綱昇進を伝えられた力士の顔はだ…

 有頂天でもいいはずなのに、横綱昇進を伝えられた力士の顔はだいたい硬く、厳しい。「選ばれてあることの恍惚(こうこつ)と不安と二つ我(われ)にあり」。太宰治が好んだベルレーヌの詩の一節を、伝達式のニュースに思い出したことがある。選ばれて就いた時から、最高の名誉と一緒に、深い憂いを引き受けなければならない。あれは、そんな地位ゆえの顔なのであろう▼下位に戻ってやり直せないのが横綱だ。余力があっても、結果が出なければ引退である。けがを治す時間もさほど与えられない。歓喜の時は限られ、重圧は大きい▼横綱鶴竜が引退した。選ばれた者だけが味わう不安から解放された人のものだろう。ほっとしたような顔をみせていた▼場所前、一度は現役続行を望んでいる。もう一場所だけ休ませてもらえれば、という自信があったにちがいない。胸の中に悔いもあろうが、不在の期間は長く、「引退勧告」もありそうな状況であった▼モンゴルで相撲の経験はなく、体格も大きくなかったという。なのにやってきた。努力と熱意の人である。性格がにじんだやさしい表情、技だけでなく力勝負もできた厳しい相撲は魅力だった。下位でもいい。まだまだ見ていたかったが、かなわないのがこの地位である▼満開になったとたん強風にさらされる。余力や悔いを残して散る無念を栄養分に、綱の権威は保たれていくものらしい。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2021年03月26日  08:07:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【菅首相の一日】:3月25日(木)

2021-03-27 07:28:20 | 【政策・閣議決定・予算・地方創生・能動的サイバー防御・優生訴訟・公権力の暴力】

【菅首相の一日】:3月25日(木)

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【菅首相の一日】:3月25日(木)

 【午前】6時24分、官邸。28分、岡田直樹官房副長官。7時45分、沖田芳樹内閣危機管理監、北村滋国家安全保障局長、高橋憲一官房副長官補、岡真臣防衛省防衛政策局長。8時2分、国家安全保障会議。35分、報道各社のインタビュー。43分、国会。51分、麻生太郎副総理兼財務相。9時1分、参院予算委員会。

 【午後】0時14分、官邸。2時28分、北村国家安全保障局長。4時16分、滝沢裕昭内閣情報官。25分、藤井健志官房副長官補、和泉洋人首相補佐官、気候変動対策推進室の新川浩嗣室長、飯田祐二、高杉優弘、松沢裕各次長。45分、日本商工会議所青年部の米良充朝会長ら。58分、北村国家安全保障局長、滝沢内閣情報官、山田重夫外務省総合外交政策局長、防衛省の岡防衛政策局長、山崎幸二統合幕僚長。5時12分、北村国家安全保障局長、和泉首相補佐官。40分、藤井官房副長官補、和泉首相補佐官、吉田学新型コロナウイルス感染症対策推進室長、厚生労働省の樽見英樹事務次官、福島靖正医務技監。6時42分、衆院第2議員会館。55分、東京・赤坂の衆院議員宿舎。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・首相の一日】  2021年03月26日  08:06:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①】:大阪府市一元化 民意を無視でいいのか

2021-03-27 07:28:15 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【社説①】:大阪府市一元化 民意を無視でいいのか

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:大阪府市一元化 民意を無視でいいのか

 大阪府・市の二重行政を解消する「大阪都構想」の代案で、市の広域行政を府に一元化する条例が四月に施行される見通しだ。四カ月前の住民投票で都構想を否決した「民意」を無視するのか。

 一元化条例案は大阪府と市の両議会に吉村洋文知事、松井一郎市長が提案した。二〇二五年大阪万博をはじめ、成長戦略の策定や都市計画の権限を市が府に事務委託するとの内容。大阪市は残しつつ、市から府に主要な権限を移譲することで、二重行政の解消を目指すという。地方自治の歴史の中でも前例のない試みだ。
 吉村知事と松井市長が率いる大阪維新の会と公明党の賛成で、条例案は二十四日の府議会に続いて市議会でも成立する見通し。四月一日に施行される。
 住民投票では、大阪市を廃止し新たに四つの特別区に再編することの是非が問われた。自民や立憲民主、共産の各党は反対し、維新のほか公明が賛成の立場をとった。結果は一五年の住民投票時に続き、僅差の否決だった。
 有権者は維新が一一年に府市の両トップを握って以降の実績に一定の評価を与えながらも、歴史のある大阪市を無くすことは認めなかったとみるのが自然だ。形式的に市は残しつつ、実態として形骸化させる条例案が民意に沿うと考えるには無理がある。四月以降、市の存在感が大幅に薄れ、長い目で見て行政としての能力がそがれることは避けられまい。
 少子高齢社会を迎えた危機感を背景に、地方分権の推進や東京一極集中の是正、大都市のあり方を巡る模索は続く。指定都市市長会は、道府県の権限や財源をすべて政令市に移譲する「特別自治市」の創設を目指し、プロジェクトチームを発足したばかり(大阪市は不参加)。住民のニーズをいっそう迅速、柔軟に反映させる地方自治が求められる時代にあって、市民生活により身近な基礎的自治体である大阪市がどんな役割に変わるのか。この短期間で市民に十分な説明を果たし、理解を得たとは思えない。
 維新は府市議会で大きな勢力を持っており、そのこと自体も民意の反映ではあろう。しかし、それはわずか四カ月前、特定の事案に対する直接民主主義に基づいて示された「民意」を無視していい理由にはならないだろう。三度目の住民投票を選択することなく、焼き直しとも言える条例で、拙速に大阪市の形を変更しようとすることに違和感を禁じ得ない。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2021年03月25日  07:28:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説②】:国会召集訴訟 憲法上の義務のはずが

2021-03-27 07:28:10 | 【国会(衆議院・参議院・議運 ・両院予算委員会他・議員定数・「1票の格差」...

【社説②】:国会召集訴訟 憲法上の義務のはずが

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②】:国会召集訴訟 憲法上の義務のはずが

 安倍内閣は二〇一七年に長く臨時国会を召集しなかった。訴訟になり、東京地裁は憲法論に立ち入らず形式的に請求を退けた。国会召集が憲法上の義務だと確認ができないなら、民主主義は危機だ。

 国会議員には国会で質問する権利がある。議案を発議する権利も、討論する権利も、議案に賛否を表明する権利なども…。国会召集を要求したのに開かれないと、それらの権利を行使できない。国民から厳粛な信託を受け、全国民の代表でありながら…。
 だから憲法五三条は衆参いずれかの議員の四分の一以上の要求があれば、臨時国会を開かなければならないと定めている。
 一七年には、とくに学校法人森友学園や加計学園の疑惑があった。四分の一を超す衆参議員が臨時国会の召集を求めていた。だが、安倍晋三首相は九十八日間も開かず、召集した日には冒頭で衆院を解散してしまった。
 召集までの具体的な期間が条文に書かれていないとはいえ、内閣が憲法に明記された規定を無視したも同然である。
 だから各地で訴訟が起きた。那覇地裁は昨年六月に「原告敗訴」ながら、(1)臨時国会召集が憲法上で規定された法的義務である(2)この問題は司法審査権の対象(3)(五三条で)内閣の裁量の余地は乏しい−ことが判決で確認された。
 安倍内閣が長く召集しなかった点についても「違憲と評価される余地はある」と言及していた。だが東京地裁では、これらの論点を一切素通りして、原告の訴えを退けてしまった。那覇判決からの大幅な後退である。
 憲法論を問題にしているのに、あえてそこから目を背けるような判決は、原告や国民の期待に到底、応えてはいまい。違憲判断に踏み込まなかったのは極めて残念だ。政治の不正をただそうという訴訟なのに、司法までそれを無視してしまったのだから…。
 だが、まさか内閣の裁量だけでいくらでも召集期間を延長することが容認されているわけではなかろう。延長が続けば、国会議員に召集の要求権を認めていること自体が無意味になってしまうからだ。
 この問題はもはや放置できない。仮に内閣の都合で召集要求を放置できるなら憲法五三条は死文化する。立憲主義も議会制民主主義も崩壊する。それゆえ国会法を改正し、合理的期間を明示して、内閣の裁量にすぐにでも制限をかけるべきだと考える。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2021年03月25日  07:28:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【筆洗】:作家井上靖さんは金沢の旧制四高で柔道に打ち込んだ。日常的な…

2021-03-27 07:28:05 | 【訃報・告別式・通夜・お別れの会・病死・事故死・災害死・被害による死他】

【筆洗】:作家井上靖さんは金沢の旧制四高で柔道に打ち込んだ。日常的な…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:作家井上靖さんは金沢の旧制四高で柔道に打ち込んだ。日常的な…

 作家井上靖さんは金沢の旧制四高で柔道に打ち込んだ。日常的な楽しみを捨てて、ひたすら道を究めようとする若者らが集った世界を自伝的小説の『北の海』でえがいている▼<練習量がすべてを決定する柔道というのを、僕たちは造ろうとしている>と登場人物は言う。そんな世界に、自身の柔道人生を重ねていたようだ。五輪金メダリスト古賀稔彦さんである。井上さんへの共感の言葉が、兄元博さんの著書『古賀稔彦が翔(と)んだ日』の中にある▼天才肌の印象もあるが、日々の練習は、時に「狂気すら」感じるほどだったと兄は書き留めている。ひたすら道を究めようとしてきた人であろう。早すぎる五十三歳での訃報が昨日届いた▼ソウル五輪で惨敗している。周囲に頭を下げる両親の姿を映像で見た。通りすがりの人に次こそはと声をかけられた。一人で勝負しているのではないと思ったそうだ▼国際舞台では優勝以外求められず、美しい勝ち方でなければ不満も出る。体格の不利をはね返してこその声もあがる。日本柔道界のそんな重い期待を引き受けてきた。けがを乗り越えたバルセロナ五輪の金など、忘れられない場面は多い。引退後も指導者として、柔道界に尽くしてきた▼著書で得意の背負い投げの要点を解説している。一度仕掛けたら絶対に戻るな。短くとも、まっすぐに駆け抜けてきた柔道人生であっただろう。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2021年03月25日  07:28:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【菅首相の一日】:3月24日(水)

2021-03-27 07:28:00 | 【政策・閣議決定・予算・地方創生・能動的サイバー防御・優生訴訟・公権力の暴力】

【菅首相の一日】:3月24日(水)

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【菅首相の一日】:3月24日(水)

 【午前】7時46分、官邸。官邸の敷地内を散歩。11時8分、山本一太群馬県知事。

 【午後】2時、梶山弘志経済産業相、経産省の安藤久佳事務次官、荒井勝喜総括審議官。3時25分、厚生労働省の樽見英樹事務次官、田中誠二職業安定局長、浜谷浩樹保険局長。39分、厚労省の樽見事務次官、田中職業安定局長。58分、三宅伸吾自民党参院議員。4時25分、枝元真徹農林水産事務次官。42分、阿達雅志首相補佐官。58分、北村滋国家安全保障局長、和泉洋人首相補佐官、秋葉剛男外務事務次官。5時16分、世耕弘成自民党参院幹事長。30分、赤羽一嘉国土交通相。6時22分、衆院第2議員会館。51分、東京・赤坂の衆院議員宿舎。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・首相の一日】  2021年03月25日  07:27:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【主張】:LINE管理不備 ■個人情報守らぬ利活用の危険

2021-03-27 07:15:50 | 【経済・産業・企業・起業・関税・IT・ベンチャー・クラウドファンティング

【主張】:LINE管理不備 ■個人情報守らぬ利活用の危険

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【主張】:LINE管理不備 ■個人情報守らぬ利活用の危険 

 無料通信アプリ「LINE」利用者の個人情報が中国から閲覧可能になっていた問題で、運営会社LINEは大量の個人情報を扱う事業者として責任を問われています。今回の事態は、日本の個人情報保護法が近年、財界、大企業の要求で個人データの利活用をしやすい方向に改定されてきた中で起きました。基本的人権であるプライバシー権の強化に向けて国の政策を転換する必要があります。

 ◆同意のあり方の見直しを

 LINEからシステム開発を委託された上海にある同社関連会社の中国人スタッフが、日本のサーバーにある利用者の名前、電話番号、メールアドレス、LINEのIDなどを約2年半にわたって見られるようになっていました。

 中国では国家情報法が国民と組織に国の情報活動に協力する義務を負わせています。日本のLINE利用者のデータを見た中国人スタッフが情報機関から提供を求められれば拒むのは困難です。

 LINEは国内で八千数百万人に利用され「生活インフラ」と呼ばれます。同社は、情報漏えいは確認できていないと説明していますが、個人情報が守られない国からアクセスできる状態を放置してきたことは重大です。

 個人情報保護法は、日本と同水準の保護制度を持たない外国の第三者に個人データを提供する場合、本人の同意を得ることを原則としています。LINEの利用規約には「同等のデータ保護法制を持たない第三国」に個人データを移転することがありうるとしただけで国名は示していませんでした。利用者が判断するにあたって必要な情報を提供しないのでは同意を求める意味がありません。

 デジタル・サービスの利用にあたって義務づけられている利用規約への本人同意のあり方はLINEだけの問題ではありません。同意は多くの項目を一括して認めるかどうかだけの選択です。利用規約の一部に不同意や疑問があっても一括して認めなければサービスを使えないので多くの利用者は同意欄にチェックを入れているのが実態です。

 現行個人情報保護法のガイドラインは本人同意について「合理的かつ適切な方法によらなければならない」としているだけで、一括同意方式を認めています。

 たとえLINEが個人データの移転先の国名を明示していたとしても、同社のサービスを利用しようとすれば選択の余地はありません。自分の個人情報の扱いを自分自身で決定することのできない形式的な本人同意のあり方は見直すべきです。

 ◆自己情報の権利保障こそ

 欧州連合(EU)の「一般情報保護規則」は、十分な個人情報保護制度があると認定した国以外のEU域外への情報移転を厳しく制限しています。域外への情報移転には、本人がリスクについて説明を受けた上で「明示的に同意」することが必須です。同意をいつでも撤回する権利も認められています。日本もEU並みに厳格な仕組みを考えなければなりません。

 衆院で審議中のデジタル関連法案は個人データの利活用を個人情報保護に優先させる内容です。自分のどんな情報が集められているかを知り、不当に使われないよう関与する権利の保障に逆行する法案は廃案しかありません。

 元稿:しんぶん赤旗 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【主張】 2021年03月27日  04:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【きょうの潮流】:「あれっ、『探偵!ナイトスクープ』に出ていた社長さんじゃない」。

2021-03-27 07:15:40 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【きょうの潮流】:「あれっ、『探偵!ナイトスクープ』に出ていた社長さんじゃない」。

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【きょうの潮流】:「あれっ、『探偵!ナイトスクープ』に出ていた社長さんじゃない」。

 大阪の日本城タクシー社長、坂本篤紀さんがビデオで登場すると驚きの声があがりました▼志位和夫委員長が訴えた日本共産党近畿オンライン演説会(20日)は多彩な応援弁士でも話題に。視聴回数は数日で5万回を超えました▼坂本さんは2016年に民放で放送された「社長さんとの最後の登下校」で話題となりました。当時小学校3年だった女児がお礼の手伝いを番組に依頼。路線変更でバス通学できなくなったため坂本さんが自車でプライベートに送迎していました▼熱い心は変わりません。コロナ禍で大型バス3台を売り雇用を守ろうとする坂本さん。「今の政権は無策、無能な上に、“中小企業は半分になったらええねん”と助ける気はない」と憤り、「弱い者の味方」に期待します▼同志社大学教授の岡野八代さんがケア労働の大切さにふれながら「新しい政治の風を」とエール。予告になかった作家の瀬戸内寂聴さんの応援メッセージが読み上げられると「えー、マジか」とチャットに書き込みが。「忘己利他(もうこりた)」とは自分を忘れて他人に尽くすという意味と解説し、「政治の世界でこれを貫いているのが共産党ではないか」と瀬戸内さん。「ホロッときた」と感想が▼共産党は期待を受けながら衆院近畿比例で2議席から4議席への倍増をめざします。「青春とは『恋と革命よ』」。瀬戸内さんの若々しい気持ちに負けずにいい世の中にするために。

 元稿:しんぶん赤旗 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【きょうの潮流】 2021年03月27日  04:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【主張】:東京五輪 ■開催中止の決断を急ぐべきだ

2021-03-27 07:15:30 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【主張】:東京五輪 ■開催中止の決断を急ぐべきだ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【主張】:東京五輪 ■開催中止の決断を急ぐべきだ 

 東京五輪の聖火リレーが福島県でスタートしました。7月23日までの121日間、全国各地を約1万人のランナーが走る計画です。新型コロナ感染が再び増加傾向をみせ、「第4波」への警戒が呼びかけられる中でのリレー開始に、国民は不安と懸念を強めています。五輪開催自体にも「中止」「延期」を求める声が国内外で広がっています。ところが菅義偉首相は聖火リレーで「機運を高めて」と開催に固執する姿勢を改めません。いま必要なのは、中止の決断に向けた議論を直ちに始めることです。

 ◆コロナ収束みえないのに

 聖火リレーは、辞退者が相次ぐ異例の事態となりました。理由はさまざまですが、森喜朗・前五輪組織委員会会長の「(新型コロナが)どういう形であろうと必ず大会を開催する」などの発言に抗議したタレントもいます。「コロナの収束がみえない中、聖火リレーや五輪・パラリンピックを実施することに疑問がある」と語る元選手もいます。コロナ禍での開催への根強い不信を反映しています。

 島根県知事は、政府や東京都のコロナ感染対策が立ち遅れていることに疑念を示し、「開催すべきではない」と表明しています。県内のリレーも中止を検討する姿勢を示しています。鳥取県は、リレーを縮小する方向で調整をしています。来県する関係者の人数を減らして感染拡大を防ぐとともに、リレーにかかる経費を減らして飲食店へのコロナ対策支援に回すとしています。リレーに人手と労力を割かれ、コロナ対策が手薄になることを危惧する自治体関係者も少なくありません。沿道に人が密集する恐れがあるリレーと感染抑止との両立は極めて困難です。

 今月20日、東京五輪では海外在住の一般観客の受け入れをしないことが決定しました。感染状況が見通せず、安全・安心を確保できないとの判断です。しかし、海外客の受け入れ中止だけでは安全の確保にはつながりません。一般客以外に選手、役員、メディアなどだけでも数万人規模の入国者が想定されます。世界的に流行している変異株に対処できる保証はありません。国内の一般客は数百万人にもなります。多くの人の移動は感染拡大のリスクを高めます。

 大会には1万人の医療従事者のほか、選手のけがなどに対応する病院30カ所が必要とされていますが、確保のめどはたっていません。医療現場からは、日本国内でのワクチン接種の体制も整っていないのに、とても五輪には手が回らないとの声が出ています。このまま開催すれば、コロナ感染を拡大する結果になりかねません。

 ◆内外の世論は中止・延期

 新聞通信調査会が5カ国で実施した聞き取りによる世論調査(20日発表)では、コロナが世界的に収束しない中での東京五輪は、「中止・延期すべきだ」との回答が圧倒的多数です。タイは95・6%、韓国は94・7%に上り、中国で8割以上、アメリカとフランスは7割以上を占めました。日本の複数のメディアの世論調査でも「中止・再延期」の答えは約7割です。

 国内外の声を踏まえるなら、「開催ありき」で突き進むことはできないはずです。判断をこれ以上先延ばしする時間的余裕はもうありません。一刻も早く開催中止を決め、コロナ対策に総力をあげることが求められます。

 元稿:しんぶん赤旗 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【主張】 2021年03月26日  04:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【きょうの潮流】:四つの意味があると発案者は述べていました。

2021-03-27 07:15:20 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【きょうの潮流】:四つの意味があると発案者は述べていました。

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【きょうの潮流】:四つの意味があると発案者は述べていました。

 (1)古代にも行われていた歴史的な意味(2)国をこえて協力するという教育的なメッセージ(3)芸術的なアピール(4)宗教的な神聖さ▼1936年のベルリン大会から始まった五輪の聖火リレーです。提案したのは、ドイツの体育学者カール・ディーム。「古代と現代をオリンピックの火で結ぶ」ことにIOCも賛同し実現しました(『オリンピック事典』)▼のちにナチスが利用したと反対の声も上がりましたが、戦後の大会も踏襲。聖火リレーは憲章によって義務付けられていきます。そこには、平和と友好の祭典の意義を伝え、それぞれが託す思いをつなぐ、かけがえのない役割がありました▼誕生から85年。これほど不安に満ちた開催地の聖火リレーがあったでしょうか。本来ならば喜びや共感にあふれる沿道は規制され、自粛や密集を避けるよう呼びかけた異例の実施。相次ぐ辞退者が物語っています▼収まるどころか、増加傾向にあるコロナ禍。国内のワクチン接種も遅れています。福島での出発式を中継したNHKの解説員でさえ、感染拡大につながってしまうという声が出るのは自然なことだと口にするほど。五輪中止や延期を求める声も国内外で大勢です▼「安全最優先」として、海外観客の受け入れを断念した東京大会。ならば、なぜ開催ありきなのか。組織委の橋本聖子会長は式典で「ひとつひとつ希望を灯(とも)していってほしい」。しかしその先に、世界や日本を明るく照らす光はみえません。

 元稿:しんぶん赤旗 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【きょうの潮流】 2021年03月26日  04:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【参院予算委】:会食後に補助金申請 ■文科省接待疑惑 山添議員が追及

2021-03-27 07:14:50 | 【中央省庁・内閣府・1府11省2庁・公取委・主任の大臣・事務次官・官房・

【参院予算委】:会食後に補助金申請 ■文科省接待疑惑 山添議員が追及

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【参院予算委】:会食後に補助金申請 ■文科省接待疑惑 山添議員が追及 

 日本共産党の山添拓議員は26日の参院予算委員会の締めくくり総括質疑で、亀岡偉民・復興副大臣らが宮崎県の学校法人「豊栄学園」から接待を受けていた疑惑について、私立学校への補助金などの交付をめぐる贈収賄の可能性があるとして徹底解明を迫りました。

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(写真)質問する山添拓議員=26日、参院予算委

 山添氏は、亀岡氏が文部科学副大臣だった2019年11月26日に豊栄学園の清水豊理事長、宮崎県副知事と会食した際、学園側が支出した8万4千円の接待費の記録を「しんぶん赤旗」が報じたとして追及。亀岡氏は「知らないうちに払われていた。最後に確認した上で私の分を支払った」と述べ、接待には当たらないとの認識を示しました。

 山添氏は、私立高等学校産業教育施設整備費補助金について質問。文科省の瀧本寛初等中等教育局長は、19年度の申請は宮崎県を経由して豊栄学園から出された1件のみで20年2月に豊栄学園への約2400万円の交付が決定していると答弁しました。

 山添氏は、県を通じ申請が行われたのは会食の直後だとして「学園側と県が同席した会食で、申請を指南したと疑われても仕方がないではないか」と指摘。関係業者から接待を受けるなど国民の疑念を招く行為を禁じた大臣規範に抵触する可能性をただしました。

 亀岡氏は「学園側から誘われた会食ではなく、そういう話は出なかった」「(会食費は)現金で支払い、一切問題のない形で会った」と言い逃れました。

 山添氏は「自分で会食費を負担したとの証拠を示すべきだ」と迫り、「県を含めた贈収賄の可能性すら否定できない」と強調しました。

 元稿:しんぶん赤旗 朝刊 主要ニュース 政治 【国会・参議院予算委員会・文科省・亀岡偉民・復興副大臣らが宮崎県の学校法人「豊栄学園」から接待を受けていた疑惑】 2021年03月27日  04:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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