【産経抄・12.27】:受け太刀では防げぬ犯罪、日航にサイバー攻撃
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【産経抄・12.27】:受け太刀では防げぬ犯罪、日航にサイバー攻撃
1つの言葉が、文脈によって正反対の意味になることがある。「適当」は、その代表格だろう。「適当な分量」は「ぴったり合っている」こと。「適当なことを言う」だと「いいかげんな」の意味になるから言葉は不思議である。
▼英語では「ハッカー」が似たような境涯にある。昔は「コンピューターの達人」という意味で使われていたのが、いまではデジタル社会に仇(あだ)をなす悪の代名詞になっている。犯人の大半は、「匿名」を隠れ蓑(みの)にして罪を重ねているから始末が悪い。
▼敵は何者だろう。日本航空のネットワーク機器が外部から攻撃を受け、国内線や国際線で乱れが生じた。ただでさえ、旅行客らで混み合う年の瀬の空港である。交通機関という国の動脈部分が狙われたことに、肌の粟(あわ)立ちを覚える。情報の流出やウイルス感染などはないという。
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元稿:産経新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【産経抄】 2024年12月27日 05:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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