【新潟知事選】:花角英世氏が再選 原発再稼働「県民の意思を確認」野党系新人は支援足並み揃わず
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新潟知事選】:花角英世氏が再選 原発再稼働「県民の意思を確認」野党系新人は支援足並み揃わず
任期満了に伴う新潟県知事選は29日投開票の結果、無所属現職花角英世氏(64=自民支持)が無所属新人の会社役員片桐奈保美氏(72=共産、れいわ、社民推薦)を破り、再選を果たした。花角氏は東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に関し、県独自の検証作業を進めた上で「責任を持って私の考えを県民に説明し、県民の意思を確認するプロセスを経たい」と新潟市内で述べた。
新潟県知事選で再選を決め、万歳する花角英世氏=29日夜(共同)
意思確認の方法を記者団に問われ「私自身の選挙も当然あると思う」と語り、出直し知事選の可能性を否定しなかったものの「今、決めているものはない」とした。投票率は49・64%で前回を8・61ポイント下回った。
柏崎刈羽原発では昨年、不祥事が相次いで発覚。原子力規制委員会の検査が続き、再稼働に向けた動きは凍結状態となっている。片桐氏は再稼働反対を前面に押し出し、立場を明確にしない花角氏を批判したものの、支持は広がらなかった。
花角氏は産業振興や防災対策など1期目で進めた政策の継続を主張。公明、国民民主両党の県組織の支持も受け、選挙戦を終始優位に進めた。
前回、野党候補を推薦した連合新潟は花角氏の支持に回り、立憲民主党も自主投票となった。一部は片桐氏を支援したものの、野党陣営の足並みはそろわず、参院選に向けて不安を残す結果となった。片桐氏は記者会見で「野党共闘できなかったのが残念だった」と指摘した。(共同)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・ 選挙・新潟知事選挙】 2022年05月30日 08:14:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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