【金口木舌・11.12】:地域の「宝物」
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【金口木舌・11.12】:地域の「宝物」
学校と保護者、地域住民が関わり合い、学校運営に取り組むコミュニティ・スクール(CS、学校運営協議会制度)。「地域とともにある学校」を目指し、県内でも導入が徐々に進む
▼本年度も琉歌を学んだり、地域で「昔の遊び」を体験したりと、各地でさまざまな取り組みがあった。名護市では10カ所の学校運営協議会が設立、市立の学校区全てで導入が完了した
▼久辺中学校区学校運営協議会は「久辺の宝親子フォトコンテスト」に初めて取り組んだ。柔らかな住民の表情、何気ない日常の風景を辺野古、久志、豊原の子どもたちが夏休みに撮影した
▼「海をみながらおさんぽしたよ 久志岳大きくていいな」「まいにち、とおる、みち」。冊子の写真説明も、豊かな感性があふれる。運営協議会、久辺3区の区長賞に加え、地域の企業や団体が賞を設け、商品提供にも快く応じた
▼久辺小の齋藤博孝教頭は「地域の誇りを認識して、アイデンティティーの確立を目指す」と語る。12日に久辺中学校で表彰式も開かれる。今後は参加対象を地域住民に広げるという。学校と地域の交流こそ「宝物」になることだろう。
元稿:琉球新報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【金口木舌】 2024年11月12日 04:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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