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愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

「このまま潔く引退するか、いつも稽古場で自問自答していた。応援してくれる方のために相撲は続けようと判断してやってきたが、このような結果になって申し訳ない」=横綱稀勢の里さん大アッパレ!

2019-01-16 | 日本文化

土俵の上では「外国出身力士」なんてカンケ~ねぇ~!

これぞ本来の相撲道であり

古代より取り入れ培ってきた大陸の端っこの島々の文化!

日本文化とはごった煮文化!

横綱稀勢の里関の信念

正々堂々「絶対逃げない」!

大アッパレ!

自分を成長させてもらったのも横綱 朝青龍関をはじめモンゴルの横綱のおかげと思っているところもあるし、

あの人の稽古を巡業中に見て、背中を見て少しでも強くなりたいという気持ちで稽古をしました。

上がれなかったときも日馬富士関に声をかけてもらったり、

非常にいいアドバイスをいただいて本当に感謝の気持ちでいっぱいです

「日本出身の横綱」論に見る偏狭なナショナリズムが稀勢の里を「横綱としてふさわしい相撲を取ることができない」ように追い込んだ!多様性を排除する「国技・神事」論に大喝! 2019-01-16 | 日本文化

 

NHK  横綱 稀勢の里が現役引退 「荒磯親方」として後進の指導へ  2019年1月16日 16時17分稀勢の里引退

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190116/k10011779801000.html?utm_int=detail_contents_news-related_001

大相撲の横綱・稀勢の里が16日に現役を引退しました。稀勢の里は、年寄「荒磯」を襲名し今後、荒磯親方として後進の指導にあたることになります。

稀勢の里の師匠の田子ノ浦親方は16日朝、東京・江戸川区の田子ノ浦部屋の前で「きょうで稀勢の里は引退します。本人と話しをして、本人が決めました。一生懸命、全力で相撲を取っていたが、思うような相撲が取れないというのがいちばん。横綱は、結果を出さないといけないですから」などと述べ稀勢の里が現役引退することを明らかにしました。
引退を決断した稀勢の里は、師匠の田子ノ浦親方を通じて16日午後、日本相撲協会に引退を届け出て、稀勢の里の引退と年寄「荒磯」の襲名が承認されました。
現役を引退した稀勢の里は、今後、荒磯親方として後進の指導にあたることになります。
稀勢の里は、おととし1月、30歳6か月で横綱に昇進し日本出身の横綱が誕生するのは若乃花以来、19年ぶりでしたがわずか2年で日本出身の横綱が不在になります。

八角理事長「本当に頑張った2年だった」

日本相撲協会の八角理事長は「これだけ全国の人から応援された横綱は珍しい。人気のある横綱だけに残念で、もう一度復活してほしかった。本人の中では充実した2年で、本当に頑張った2年だと思う」とねぎらいました。
そのうえで「横綱にあがって1回優勝したあとけがをして、その後の治療など横綱としての苦労を後世に伝えるために親方としてこれを生かし、後輩に伝えていってほしい」と話しました。
今後の相撲界については、「横綱は皆30代で過渡期であることは確かだ。三役以下の力士は、大関・横綱に上がるんだと頑張ってほしい」と期待を寄せていました。

白鵬「今度は酒でも飲みに」

横綱 稀勢の里と白熱した取組で土俵を支えてきた横綱 白鵬は「けさから寂しいものがありましたから、場所に来てこのままではいけないと切り替えた。きょうは、勝たないといけないという気持ちだった」と話しました。
稀勢の里が会見の中で思い出深い一番についておととし初場所の千秋楽、白鵬に勝った相撲を挙げたことについて聞かれると、「まあ、あとを託されているということで、やらなきゃいけないと思う。今度は、酒でも飲みに行けるかな」と、少しさみしそうに話していました。

鶴竜「さみしい」

横綱 鶴竜は「さみしいです。けががよくなれば、まだまだ相撲を取れたと思います。入門したのは自分のほうが少し早いが、向こうのほうが出世が早く、早く追いつこうとした」と、しみじみと振り返りました。
また、横綱の難しさについて問われると「あすはわが身で、しっかりと気持ちを引き締めたい」と話していました。

高安「稽古で強くしてもらった」

弟弟子の大関 高安は「連日、何十番と稽古をして強くしてもらった。感謝の気持ちを感じる。常に横綱が上にいてくれてそこに目標があった」と感謝の気持ちを述べました。
引退会見で稀勢の里が「もう1つ上を目指してほしい」と高安にメッセージを送ったことを受けて、「それがいちばんの恩返しだ。一生懸命やっていきたい」と話しました。
また、稀勢の里が引退した日に白星をあげたことについては、「1つの節目ですね。負けられないという気持ちで相撲を取りました」とさみしそうな表情を見せていました。

横審委員長「今後の相撲界での新たな役割を」

横綱審議委員会の北村正任委員長は「復活を願っていた者として残念だ。横綱の権威を保つことと、ファンの期待に応えることとの間で大変苦しんだと思うが、よい結果を得られなかったのだからやむをえない。静かな心を取り戻して、今後の相撲界での新たな役割を見つけてほしい」とコメントしました。

北の富士さん「2年前のけががなければ」

NHKで大相撲解説を務める元横綱 北の富士の北の富士勝昭さんは「残念ですがご苦労さんです。2年前の新横綱の時のけが、あのけがが最後まで尾を引いていた。あれがなければ、まだ元気で優勝していたと思う」と残念がりました。
稀勢の里が角界に残したものについては、「苦労しながら、我慢で、こつこつと努力し、道のりがかかってもくじけず横綱になった。その忍耐強さだ」と話しました。
そして、「本人は一片の悔いもないと言っていたが、悔しさはあると思うので、親方になって自分の成し得なかったことを成し得る強い力士を育ててもらいたい」と期待を寄せていました。

柔道男子日本代表 井上監督「大きな刺激いただいた」

稀勢の里と親交があった柔道男子日本代表の井上康生監督は「横綱としてあれだけの大きなケガを負ったにもかかわらず、言い訳1つ無く、最後まで戦い抜いた姿は感動を与えたし、私も大きな刺激をいただいた」と話しました。
また、選手時代に「大胸筋断裂」の大けがをした経験から「同じようなけがをした人間として、もう少し良い助言を与えることができなかった悔しさがある。完治するための休養も必要だっただろうし、手術も考えなくてはいけなかったかもしれない。それを強く伝えきれなかった自分に対してすごく残念に思うところがある」と悔やんでいました。
 
NHK  横綱 稀勢の里が引退会見   2019年1月16日 16時11分大相撲

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190116/k10011779771000.html?utm_int=news_contents_news-main_001

大相撲の横綱・稀勢の里の現役引退の記者会見が午後3時半すぎから都内で始まりました。稀勢の里は会見の冒頭で「私、稀勢の里は今場所を持ちまして引退し、年寄・荒磯として後進の指導に当たりたいと思います。現役中は大変お世話になりました」と述べました。

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「一片の悔いもない」

稀勢の里は現役引退を決断した今の心境について「横綱として皆様の期待に添えられないということは非常に悔いは残りますが、わたしの土俵人生に一片の悔いもございません」と話しました。

「感謝の気持ちでいっぱい」

稀勢の里は、どんな相撲人生だったかと問われ、「本当にいろいろな人に支えられ、1人ではここまで来られなかったと思いますし、感謝の気持ちでいっぱいです」と話しました。また、いちばん心に残っていることについて問われると「ありすぎてなかなか思い出せませんが、やはり稽古場が僕を強くしてくれました」と話しました。

今場所は「自信を持って臨んだ」

稀勢の里は今場所について、「覚悟を持って、場所前から過ごして、稽古してきました。自分の中で『これでダメなら』という気持ちがあるくらい、いい稽古をしました。その結果、初日から3連敗という形で自分の中で、一片の悔いもありません」と話しました。そのうえで「けがをして以来、自分の中ではいちばんいい動きができていたので自信を持って臨みました。一生懸命、やってきました」と涙を拭い言葉につまりながら話しました。

「このような結果 申し訳ない」

稀勢の里はケガを抱えながらどんな思いで横綱をつとめてきたのかと問われ、「このまま潔く引退するか、いつも稽古場で自問自答していた。応援してくれる方のために相撲は続けようと判断してやってきたが、このような結果になって申し訳ない」と振り返りました。

「先代親方に感謝の気持ち伝えたい」

稀勢の里は入門時の師匠で、平成23年に亡くなった先代の鳴戸親方について聞かれ、「先代は稽古場というものを大事にしていた。稽古場の大事さを次の世代の力士たちに教えていきたい。先代には感謝の気持ちを伝えたい」と述べました。
そのうえで、先代の鳴戸親方が大関と横綱とで見える景色が違うと話していたことについて聞かれると、「大関と横綱は本当にまったく違うものだった。だが、まだまだ先代が言っていた景色は見えなかった」と振り返りました。そして横綱という地位はどういうものかと問われ、「自分自身を変えてくれた」と涙を流しながら答えました。

土俵人生でいちばんの取り組みは

稀勢の里は、これまでの土俵人生でいちばんの取り組みについて、「2017年に横綱昇進を決めたあとの千秋楽での横綱 白鵬関との一番です。2011年に大関に昇進したときには千秋楽で琴奨菊関に負けたので、その悔しい思いを持って、次に昇進するときには絶対に負けないという気持ちで取った一番でした」と話しました。
また、土俵人生で貫いてきた信念について問われ、「絶対逃げない』、その気持ちです」と話しました。

外国出身力士に対する思い

稀勢の里は外国出身力士に対する思いを問われ「自分を成長させてもらったのも横綱 朝青龍関をはじめモンゴルの横綱のおかげと思っているところもあるし、あの人の稽古を巡業中に見て、背中を見て少しでも強くなりたいという気持ちで稽古をしました。上がれなかったときも日馬富士関に声をかけてもらったり、非常にいいアドバイスをいただいて本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と話しました。
そのうえで、日本出身横綱として期待を背負ったことが重圧だったかと問われ、「いい環境でした。あの声援の中で相撲を取れることは本当に力士として幸せなことで、本当にいい思い出です」と振り返りました。

今後について

稀勢の里は今後について、「一生懸命相撲を取る力士、けがに強い力士、そういう力士を育てていきたい」と話しました。

田子ノ浦親方「本当によく頑張った」

稀勢の里の引退会見に同席した田子ノ浦親方は「自分から引退を言うつもりはないと決めていました。稀勢の里が入ってからずっと一緒にやってきて、いちばん近くで見ていたので。どれだけ相撲に熱意をもっていたか、けがと向き合い相撲をやってきているのを見てきました。自分の努力で横綱まで上がってきている責任感が強い男なので、そういう男が自分から私のところに相談に来るまではできるだけ支えていければなと思っていました」と話しました。
そのうえで「きのう本人から相談があると言われ、本人の口から『引退させてください』とありました。本当によく頑張ったなと思います。相撲界にというよりも先代が夢に描いていた幕内優勝、そして横綱という僕たちができなかったことをやり遂げてくれてすごく感謝しています」と話しました。(引用ここまで)
 

 


NHK1月世論調査でも無党派国民の要求は健全!メディアの垂れ流す情報に噛み合う論戦と草の根民主主義のたたかいを地域から起こせば政権交代は可能!

2019-01-16 | 世論調査

世論調査(329)はしっかり読み取るべし!

自分の都合の数字だけを上げるのは「科学の目」とは言えない!

世論調査に見る国民の気分・感情・要求を掘り起こせ!

JNN2019年1月世論調査無党派の安倍政権不支持は安倍政権打倒派政党支持より多い!だから今のままでは投票忌避が出るぞ!無党派48.3%・選挙不参加50.2%! 2019-01-15 | 世論調査

共同通信2019年1月世論調査では投票忌避予定国民が47.6~44.8%もいるので安倍政権は打倒できない!野党は、安倍政権不支持の無党派国民28.9~27.8%の気分感情要求をしっかり受け止めよ! 2019-01-14 | 世論調査

 

NHK世論調査  内閣「支持する」43% 「支持しない」35% 2019年1月15日 19時48分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190115/k10011778571000.html?utm_int=detail_contents_news-related_001

NHK世論調査  各党の支持率は 2019年1月15日 19時46分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190115/k10011778591000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_008

NHKは、今月12日から3日間、全国の18歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に発生させた固定電話と携帯電話の番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行いました。調査の対象となったのは2166人で、56%にあたる1206人から回答を得ました。

NHKの世論調査によりますと、安倍内閣を
「支持する」 43%(先月の調査より2ポイント上) 518.58人
「支持しない」35%(3ポイント下)        422.10人
「不明」   22%               265.32人

支持する理由では 518.58人
▽「実行力があるから」      18%
▽「支持する政党の内閣だから」  15%
▽「政策に期待が持てるから」   ??
▽「人柄が信頼できるから」    ?? 33% 170.9人―14.17%(積極的支持)
▽「他の内閣より良さそうだから」 46%
▽「不明」            ?? 46% 238.6人―19.78%(消極的支持)
合 計                 79%―21%が「不明」!!

支持しない理由では 422.10人
▽「実行力がないから」       ??
▽「支持する政党の内閣でないから」 11%
▽「政策に期待が持てないから」   36%
▽「人柄が信頼できないから」    34% 11.9% 81% 341.9人―28.35%(積極的不支持)
▽「他の内閣より良くないから」   ??
▽「不明」             ??
合計                81%―19%が「不明」!!

NHKの世論調査によりますと、各党の支持率は
▽自民党                          35.2%
▽公明党                           5.5%  40.7%(政権政党)
▽日本維新の会                     0.8% 41.5%(政権派政党)
▽立憲民主党                       6.0%
▽国民民主党             1.0%
▽共産党                           2.7%
▽自由党                           0.2%
▽社民党              0.2% 10.1%(政権打倒派政党)
▽「特に支持している政党はない」 42.5%
▽「不明」             5.9% 48.4%(無党派層)

個別政策判断の指標は!

内閣支持43%・政権派政党支持41.5%=無党派の内閣支持1.5%!

内閣不支持35%・内閣打倒派政党支持10.1%=無党派の内閣不支持24.9%

安倍政権は支持者丸出し!だが、個別政策では政権支持者も離れている!

政権打倒派の野党は

完全に無党派層に愛想をつかれている!

内閣打倒派政党は危機意識を持て!

君たちが安倍政権を温存している!

内閣消極的支持19.78%を見れば一目瞭然!

無党派の内閣不支持24.9%+内閣消極的支持19.78%=44.68%が動けば!

新しい政権構築の要!

さもなければ

無党派層48.4%は投票忌避者となる!

安倍政権は安泰!!!

皇太子さまの即位に伴う新しい元号について、安倍総理大臣は、国民生活への影響を最小限に抑えるため、1か月前の4月1日に閣議決定し、発表する考えを示しました。これについて
▽「大いに評価する」  17% ▽「ある程度評価する」  53% 70%
▽「あまり評価しない」 16% ▽「まったく評価しない」 7% 23%
▽「不明」                             7%

国際紛争を解決する手段として平和的解決は当たり前になってきた!

だが、しかし報道は

憲法9条平和主義と結びつけていない!

太平洋戦争中の「徴用」をめぐる裁判で、韓国の裁判所が日本企業の資産の差し押さえを認める決定をしたことに対する日本政府の対応について
▽「あくまで2国間で話し合う」20%   ▽「国際社会の場で解決する」53%   ▽「対抗措置を講じる」17%   ▽「不明」10%

また、海上自衛隊の哨戒機が韓国軍の駆逐艦から射撃管制用のレーダーを照射された問題への対応については
▽「日韓双方の当事者で話し合う」28%   ▽「国際機関に訴える」56%   ▽「静観する」6%   ▽「不明」10%

領土問題の判断を分からなくさせている最大の原因は何か!

侵略戦争の総括をしていない!

領土不拡大・戦争の違法化=国際法・法の支配の価値観を徹底していない!

日米核兵器軍事同盟締結が最大の要因!

日ロの両首脳は、平和条約を締結した後に、北方四島のうち、歯舞、色丹の2島を引き渡すとした日ソ共同宣言を基礎に、条約の交渉を加速させることで合意しています。日ロの平和条約について聞いたところ
▽「できるだけ早く締結すべき」30%   ▽「急いで締結する必要はない」28%   ▽「どちらともいえない」31%   ▽「不明」19%

安倍内閣支持層43%・自民党支持層35.2%からも支持されていない!

にもかかわらず「憲法改正」問題が既成事実化されている!

メディアの責任だな!

安倍総理大臣は、2020年を新しい憲法が施行される年にしたいとして、憲法改正に意欲を示しています。国会での憲法改正に向けた議論について
▽「早く進めるべき」23%   ▽「急いで進める必要はない」50%   ▽「憲法改正の議論をする必要はない」14%   ▽「不明」13%

同日選挙の既成事実化が始まった!

休息に進行する!

安倍政権打倒派はボ~としているな!

ことし夏の参議院選挙に合わせて、衆議院選挙を行う「衆参同日選挙」について
▽「賛成」18%     ▽「反対」21%    ▽「どちらともいえない」51%    ▽「不明」10%

 


「日本出身の横綱」論に見る偏狭なナショナリズムが稀勢の里を「横綱としてふさわしい相撲を取ることができない」ように追い込んだ!多様性を排除する「国技・神事」論に大喝!

2019-01-16 | 日本文化

そもそも八百万の神の神事は

多様性尊重を土台にした五穀豊穣・無病息災祈願であり

命の大切・平和を求める人間のあたりまえのこころの営みであるはずだ!

だからこそ

非暴力・非軍事・非武装=裸一貫でたたかうのではないのか!

そんな「相撲道」を歪曲した「モンゴル襲来」論の裏返しとして

「日本出身の横綱」論が吹聴された!

真面目な青年である稀勢の里を潰した「日本出身の横綱」論に大喝!

スポーツの世界に異常な「日の丸信仰」を持ち込むな!

「日の丸」=「太陽信仰」そのものが

偏狭なナショナリズムを排除しているのだ!

時系列を曖昧にしたNHKの記事をよくよく読めば

稀勢の里を追い込んだ風潮を免罪していることが判る!

何故か!

NHKも同罪!

五十歩百歩だからだ!

NHK 横綱 稀勢の里 現役引退へ 日本出身の横綱が2年で不在に  2019年1月16日 8時47分大相撲

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190116/k10011779401000.html?utm_int=news-new_contents_latest_003

大相撲の横綱 稀勢の里が現役を引退することになりました。稀勢の里の引退で19年ぶりに誕生した日本出身の横綱がわずか2年で不在になります。
これは、稀勢の里の師匠の田子ノ浦親方が明らかにしました。
稀勢の里は、おととしの春場所当時の横綱・日馬富士との一番で左の胸や腕をけがした影響で、途中休場を含め去年7月の名古屋場所まで8場所連続で休場していました。
去年9月の秋場所では、けがから復帰し10勝5敗の成績をあげましたが、11月の九州場所では、横綱として87年ぶりに不戦敗を除いて初日から4連敗を喫し、右ひざのけがを理由に途中休場しました。
九州場所後には、横綱審議委員会から初めてとなる「激励」の決議をされ、出場した初場所に進退がかかっていました。
稀勢の里は、今場所、初日から3連敗を喫し横綱らしい相撲は取れないと判断し現役を引退する意向を固めました。
稀勢の里は田子ノ浦部屋に所属する茨城県牛久市出身の32歳。
おととし1月、30歳6か月で横綱に昇進し日本出身の横綱が誕生するのは若乃花以来、19年ぶりでしたがわずか2年で日本出身の横綱が不在になります

田子ノ浦親方「思うような相撲取れない」

稀勢の里の師匠の田子ノ浦親方は16日朝、東京 江戸川区の部屋を出る際、報道陣の取材に応じ「きょうで稀勢の里は引退します。本人と話しをして、本人が決めました」と稀勢の里が引退することを明らかにしたうえで引退の理由について「一生懸命、全力で相撲を取っていたが、思うような相撲が取れないというのが一番。横綱は結果を出さないといけないですから」と話しました。

19年ぶりの日本出身の横綱

横綱 稀勢の里は田子ノ浦部屋に所属する茨城県牛久市出身の32歳。
中学校の卒業前に入門し平成14年の春場所で初土俵を踏み平成16年の九州場所では、昭和以降で2番目の若さとなる18歳3か月で新入幕を果たしました。
左からの攻めや左四つに組んでからの力強い相撲が持ち味で、前頭筆頭で臨んだ平成22年の九州場所では、横綱 白鵬の連勝を「63」で止める金星をあげるなど、日本出身力士のホープとして注目され、翌年の平成23年の九州場所後に大関に昇進しました。
大関としては、安定した成績を残しながらもなかなか優勝に届きませんでしたが、3年前の九州場所で12勝3敗の優勝に次ぐ成績をあげると続くおととしの初場所で悲願の初優勝を果たし横綱昇進を決めました。
30歳6か月での横綱昇進で日本出身の横綱が誕生するのは、若乃花以来となる19年ぶりでした。
横綱として初めて臨んだおととしの春場所では、2場所連続2回目の優勝を果たしました。
しかし、13日目に当時の横綱 日馬富士との一番での左の胸や腕のけががきっかけにその後は、得意の左の攻めが思うようにできなくなりました。
稀勢の里は、おととしの夏場所から途中休場4回を含めて去年7月の名古屋場所まで8場所連続で休場しましたが、進退をかけて出場した秋場所では10勝5敗の成績を残し完全復活が期待されました。
しかし、続く九州場所では、初日から4連敗を喫し右ひざのけがを理由に途中休場し横綱審議委員会から、初めてとなる「激励」の決議をされました。
稀勢の里は、進退がかかった初場所に臨みましたが、初日から3連敗し、引退を決断しました。
稀勢の里の通算成績は、800勝495敗97休でした。

横砂在位の場所数 昭和以降で10番目に短い

おととしの初場所後、第72代の横綱に昇進した稀勢の里は、横綱在位の場所数が、おととしの春場所からことし初場所までの12場所で、昭和以降では10番目に短い横綱となりました。
稀勢の里は、幕内では歴代6位となる714勝をあげていますが、横綱在位中の勝ち星は、わずか36勝で、これは、昭和以降では3番目、年6場所制が定着した昭和33年以降では最少です。
稀勢の里が横綱に在位した12場所のうち、初日から千秋楽まで土俵を務めたのは、優勝したおととし春場所と去年秋場所のわずか2場所だけで、横綱昇進以降は、けがに泣かされた短命横綱として現役を終えます。

引退の背景は

稀勢の里は横綱として初めて優勝した場所での左胸などのけがが長期間にわたって影響して本来の相撲が影を潜め、今後、横綱らしい相撲を取り続けることが難しいと判断し現役引退を決断したものと見られます
稀勢の里は、横綱として初めて臨んだおととし3月の春場所13日目に左の胸や腕などにけがをしたものの出場を続け、千秋楽の優勝決定戦に勝って、逆転で2場所連続優勝を果たしました。
しかし、けがの代償はあまりに大きく、それまで勝ち星を重ねる原動力となっていた得意の左からの攻めが精彩を欠き始めました
けがの影響が残る中で出場した次の夏場所では、「左大胸筋」と「左上腕二頭筋」の損傷と診断され、6勝5敗の成績で途中休場しました
専門家によりますと、こうしたけがでは腕や胸の筋肉が痛んだり固くなったりして、思うような動きができなくなり重症の場合は、以前のような筋力に戻らないケースがあるということです。
このけがの影響で、稀勢の里は本来の力強い相撲を取り戻せないまま全休や途中休場を繰り返し、おととし夏場所以降、去年7月の名古屋場所まで8場所連続で休場しました。
関係者によりますと稀勢の里は、1年半以上に渡ってリハビリに取り組みましたが、けがは完治が難しい非常に重いけがだったということです
けがによる休場が長期化する中、稀勢の里は進退を懸けて去年9月の秋場所に出場し、得意の左からの攻めも見せて10勝5敗の成績で横綱としての面目は何とか保ちました。
完全復活への期待が高まる中、去年11月の九州場所に出場しましたが、横綱として87年ぶりに不戦敗を除いて初日から4連敗を喫して右ひざのけがを理由に途中休場し場所後に横綱審議委員会は、稀勢の里に対し初めてとなる「激励」の決議を行っていました。
次に出る場所で再び進退がかかる中、稀勢の里は初場所前の今月9日行われた二所ノ関一門の連合稽古で、先場所優勝して昇進した新関脇の貴景勝と相撲を取り、押し相撲が持ち味の貴景勝に当たり負けせず力強い気迫のこもった相撲で圧倒していました。
場所に向けて調整が間に合うのか注目される中、状態が上向いていることを感じさせる内容となり稀勢の里も「ここまでいい稽古ができている。体も動いていていい状態になっている」と調整に手応えを感じていました。
その一方で、稀勢の里は治療に専念するため冬巡業を休場したほか、場所前の稽古では関取と相撲を取る番数も少なく、初場所に向け調整が間に合っているのか不安だという声も上がっていまいた。
こうした中、初場所に臨んだ稀勢の里は初日に得意の左からの攻めにこだわりすぎ、対策を講じてきた相手に黒星を喫しました。
初日の相撲を見た横綱審議委員会の北村正任委員長は、稀勢の里について「場所を全うできるか不安だ」と述べるなど周囲からは心配する声があがっていました。
続く2日目も敗れて初日から2連敗となり、瀬戸際に追い込まれていました。
稀勢の里は、3日目も敗れて勝ち星を重ねられず本来の相撲を取り戻せなかったことなどから、これ以上、横綱としてふさわしい相撲を取ることができないと判断し、現役引退を決断したものと見られます。(引用ここまで)
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