私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

アカアシシギ幼羽4羽。キアシとアオアシもいたが、そろわず恒例の信号写真にならなかった。

2021年6月17日(木)・20日(日)・22日(火)田谷地沼

2021年06月22日 | 田谷地沼・宮崎地区

■2021年6月17日(木)・20日(日)・22日(火)【天気】晴れ・晴れ・小雨【機材】EOSR5+RF100-500 EF500Ⅱ
【場所】田谷地沼,周辺田圃 ※種名○が田谷地沼
【種名】○キジバト,○アオバト,カワウ,アオサギ,ダイサギ,チュウサギ,○ホトトギス,○ツツドリ,ウミネコ,ミサゴ,トビ,サシバ3,ノスリ,○アカショウビン2,カワセミ1(大原地区),ヤマセミ1(旭地区),○コゲラ,ヒバリ,ツバメ,○ヒヨドリ,○ウグイス,ムクドリ,○クロツグミ,○キビタキ,○オオルリ,スズメ,○キセキレイ,ハクセキレイ,カワラヒワ,ホオジロ,○ノジコ,○アオジ(科種)
【メモ】田谷地沼といえば普通に近くでノジコが見られることが多いフィールドだ。しかし,今年は嘴が全部きれいなピンク色のアオジや普通のアオジはいるが,ノジコは声はすれど姿が見えず,6月にひたすらノジコを求めて3回行った。17日は5月に行ったとき,ノスリ2羽がバトルをしていた上空にサシバが飛んでいて,獲物をつかんでいた。最初ヘビかと思ったが,写真を見るとおそらくカエルの足で,巣があるあたりの領空(!)を何度か旋回し,最後に急降下して見えなくなった。それから10分ほど待っていて,ふと上空を見上げると3羽飛んでいる。今にして思えば,最初に1羽1羽撮影しておけばよかったが,くっついて飛んでいる2羽を中心に撮影した。あとから図鑑で確認すると,1羽は♂成鳥で,もう1羽は1年目の若鳥だった。この若鳥が去年の子どもかどうかはわからないが(たぶん違うとは思うが),こういう個体を見られてよかった。♂成鳥は図鑑(『比べて識別!野鳥図鑑670』以下同じ)では胸が濃い褐色ということで,この親は♂に間違いない。
 ここで気をよくして田谷地沼へ。ここでまたまた当たり。すぐ近くで鳴き声。枝葉の間を探すと,おーいた!とレンズを向けたとたんに,飛ばれてしまい,樹間を縫うようにほぼ直線で飛んで行った。いるぞーと電話しているうちにまたやって来て,撮ろうと思ったが,また飛ばれる。声がしなくなったので,またとぼとぼ歩いて行くと,また近くで鳴き始める。今度は,左右でステレオつまり2羽。後で聞くとこのあたりで,獲物の本物のカエルをびたびた叩きつけていたそうだ。そこからちょっと歩くと,ついに出た,ノジコ♂。かなりの枚数を撮影し,動画の撮影に入ると,またまたの鳴き声。かなり近い。しかし,迷うことなくノジコの撮影に専念する。終わってから,撮影しようと探したが,その時は鳴き声もなくいなくなっていた。せっかく来てやったのに無視されていなくなったのかは分からないが(笑い),それから2度行って探したが,声がして姿も見えるが,完全な枝葉かぶりでピントが全く合わず,マニュアルにするまもなく飛ばれてしまった。やはり,EOSR3の視線入力は必要だ。ちなみにノジコを撮影できたのは初日のみで,しかも,目の前にわざわざ出てきたくれたのは,ノジコ♂1羽ということで,ノジコ見たさにやって来たので,本当にうれしかった。撮り逃がしたが2羽いたのを確認できた。ちょっと山に入るが白沼や長沼でも声は何度か聞いたことがある。ここでは撮影する気にはならないが。
【動画】


ノジコ♂。ノジコの撮影に夢中で声が録れているからいいやという話。でももったいなかった。

【写真】
<17日晴れ曇り>

  
カエルを捕まえて巣に戻るサシバ成鳥♂
  
♂が巣に入ってから10分ほどして、ふと上空を見上げるとサシバが3羽。
  
図鑑を見ると繁殖しない第1回夏羽の個体。親子かどうかはインタビューしないとわからない。
  
いつも見るノジコより、かなりせかせかしていた。
<20日晴れ曇り>
  
成鳥♂が青空をバックによく見えた。
  
いつものエリアの上空を旋回
  
サシバの足はちょっと貧弱。    ウメガサソウ
<22日弱雨~強雨>
  
白い眉斑に見えるが不明。モリアオガエルの卵塊


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