「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

             女性だけの老人会            

2009-02-01 06:31:16 | Weblog
僕の住んでいる東京目黒区は、数ある全国市町村の中で出生率が最低という記録が
でた。名誉なのか不名誉なのか。やはり出生率が低いのは活力のない証拠。一方、
昨年、厚労省が発表した全国市町村平均寿命率では、目黒区は第10位だった。こち
らは名誉の記録と思うのだが、役人にとってはどうなのかー?

昨日、僕は腰痛の老妻に代わって地元の老人会の新年会に生まれて初めて参加した。
会費2000円也。会場の住区センターには老人男女、約80人が集まっていたが、うち
男性は僕を含めてたった5人だけ。女性たちは賑やかに日本舞踊やフラダンス、手品や
カラオケなどを披露していたが、男性はやっとカラオケを一曲歌っただけだ。ただただ女
性が手をつけない"祝い酒”を飲んでいた。

なぜ男は老人会が嫌いなのだろうか。都会では老人の大部分はサラリーマン出身で地
域社会とのつながりがない。それに"老人”という言葉に抵抗があるからのようだ。それに
老人クラブ主催の習い事も女性をターゲットにしたものばかりだ。結果として男性は閉じこ
もり老人か、デパ食あさりになりさがる。

それにしても女性は元気だ。和服姿の司会者はなんと90歳。とてもそんな高齢とは思えな
い。背筋が伸びている。これに比べ男性は”よっこらしょ”である。男性は現役時代にエネル
ギーを全部使い果たしてしまうからだろうかー。神様は不公平である。男性よもっと元気に
なろう!