「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

        競馬の世界は世代交代したが

2009-02-23 06:10:06 | Weblog
昨日の中央競馬今年初のG1レースフェブラリース・ステークスは7歳古馬と4歳
馬との対決で話題を呼んだが、結果は1,2着とも4歳馬が勝った。レース前の予
想は本命対抗とも7歳馬だっただけに、世代交代を強く競馬ファンに印象づけた。

不謹慎だが、ひるがえって政治の世界はどうかーと思ったのは僕だけではないと
考える。とくに自民党は若手議員から”麻生降ろし”が百家奏鳴、マスコミも面白く
おかしく伝えている。しかし、競馬の世界のように世代交代は出来ないでいる。

海の向うの米国では、オバマ大統領が”change"を叫んで当選した。まだ47歳の若
さである。日本の政界では"小僧っ子”である。日本の政界では、与野党とも60歳
代が主流で、キングメーカーを自称する政治家は70歳で、時には90歳の政治家まで
蠢動する。

昔、元老院という組織があったそうだが、僕は不勉強で知らない。しかし、現実の政
治が年寄りの"元老”だけで動かされると、活力を失うのではないか。自民党もそう
だが、野党第1党の民主党が今ひとつ人気がないのは指導者の高年齢ではないの
だろうか。民間では65歳が定年である。

フェブラリー・ステークスで僕は本命対抗の7歳馬の馬券を買い、500円損をした。その
腹いせもある。政治家の世界も世代交代の時期にきているのではないか。戦後生まれ
が7割以上なのに、3割の一握りの世代が政治を動かしているのは異常である。