「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

         金正日”将軍さま”の誕生日

2009-02-16 06:37:51 | Weblog
今日は金正日”将軍さま”の67才の誕生日である。”光栄”にも僕は同月同日が
誕生日なのだ。67歳といえば、世間一般でいえば孫の1人や2人はいてもよい好
好爺な年頃だが、彼にはあまりそんなイメージがない。今日、米国からクリントン
国務長官が来日、拉致被害者家族とも面談する。

「北」による政府認定拉致被害者17人の中でも,最も同情するのは拉致当時13歳
の少女だった横田めぐみさんのケースだ。昭和52年11月15日、中学1年生だった
彼女は下校の途中で拉致された。僕ら夫婦にもめぐみさんと同学年の次女がいる。
それに僕らは横田夫妻と同じ転勤族で、境遇も似ている。当時、僕は札幌に住ん
でいたが、52年といえば有珠山が爆発、すすき野に降灰があった年だ。

あれから32年である。めぐみさんを奪われた横田夫妻の気持ちは十分わかる。32
年という歳月は気の遠くなるような長さだ。僕らの次女も当時,中1で、男のようなカ
バンを肩からさげ通学していた。が、今は結婚して二児の母親となっている。子供
はすでに彼女より背が高くなっている。

クリントン国務長官は来日前の記者会見で”国務長官として以前に、妻として、母と
して、娘として、姉妹として拉致被害者と会いたい”と言っておられた。その通りであ
る。金正日”将軍さま”には人間としての感情がないのだろうか。一刻も早い問題解
決を望んでいます。