オバマ大統領の選挙中の演説・スピーチのCDつきカセットが40万部も売れてい
るという話だ。これを使って英会話のレッスンを売り物にした英語学校では入学
希望者が倍増したという。どこまで本当の話しかわからないが”解りやすい、格
調高い”などと人気になっている。僕も聴いてみたが、前任者のブッシュさんより
は聴きやすい。”change,Yes,We can"である。
僕が大学で英語を習った時代(昭和24年ー28年)は占領期間中で、町に米国兵
がウヨウヨしていた時代だ。従ってアメリカン・イングリシュが全盛で、NHKのラジ
オでは平川唯一先生の”come come English"が流れ、僕ら若者は進駐軍放送
のWVTR(FEN)に耳を傾けたものだ。
しかし、わが大学では徹底的にキングス・イングリシュで教育された。その筆頭は
ロンドン大学を出た日本人の音声学の大家の先生で、同僚の米国人教師の英語
まで"汚い”と口に出して批判した。そのためのだろうか、60年近くたった今でも僕
はアメリカン・イングリシュに弱い。とくに前大統領のブッシュの英語には閉口して
いた。南部なまりだからと、あきらめていたが、ネット情報によると、彼の英語はな
まりだけではなく”Bushisme"という言葉があるほど英語の誤用が多いのだという。
オバマの英語は教材になるほどだから、そんな批判は聞かない。それに僕だけの
推測かも知れないが、彼の実父が英語のネーテイブ・スピーカーではなかったこと
また彼自身も子供の時、インドネシアの学校で学んだこと、などが彼の英語に影響
しているのでは、ないだろうかー。やはり言語はコミュニケーションである。オバマ氏
の英語には彼の半生の体験からくるものがあるのではないか。その点、ブッシュ氏
の英語とは違うのだろう。
るという話だ。これを使って英会話のレッスンを売り物にした英語学校では入学
希望者が倍増したという。どこまで本当の話しかわからないが”解りやすい、格
調高い”などと人気になっている。僕も聴いてみたが、前任者のブッシュさんより
は聴きやすい。”change,Yes,We can"である。
僕が大学で英語を習った時代(昭和24年ー28年)は占領期間中で、町に米国兵
がウヨウヨしていた時代だ。従ってアメリカン・イングリシュが全盛で、NHKのラジ
オでは平川唯一先生の”come come English"が流れ、僕ら若者は進駐軍放送
のWVTR(FEN)に耳を傾けたものだ。
しかし、わが大学では徹底的にキングス・イングリシュで教育された。その筆頭は
ロンドン大学を出た日本人の音声学の大家の先生で、同僚の米国人教師の英語
まで"汚い”と口に出して批判した。そのためのだろうか、60年近くたった今でも僕
はアメリカン・イングリシュに弱い。とくに前大統領のブッシュの英語には閉口して
いた。南部なまりだからと、あきらめていたが、ネット情報によると、彼の英語はな
まりだけではなく”Bushisme"という言葉があるほど英語の誤用が多いのだという。
オバマの英語は教材になるほどだから、そんな批判は聞かない。それに僕だけの
推測かも知れないが、彼の実父が英語のネーテイブ・スピーカーではなかったこと
また彼自身も子供の時、インドネシアの学校で学んだこと、などが彼の英語に影響
しているのでは、ないだろうかー。やはり言語はコミュニケーションである。オバマ氏
の英語には彼の半生の体験からくるものがあるのではないか。その点、ブッシュ氏
の英語とは違うのだろう。