「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

       師走 まだ落葉しない銀杏(いちょう)

2009-12-02 05:47:47 | Weblog
師走に入ったが、昨日の東京は日中温度が15℃近くまで上がり、小春日和のよう
な陽気であった。そのせいか近所にある古刹の大銀杏の葉は、まだ散りなごんで
いるかのようだ(写真)。大通の街路樹にいたっては、黄ばみもせず、葉をつけたま
まだ。地球温暖化の影響はここにも見られる。

暖冬のおかげで、今年はまだ早朝のラジオ体操が続いている。いつもは師走の声を
聞くと落後していたのだが。参加者のほとんどが同年配の年寄り、最高齢の90歳、
元海軍軍医さんもさすが"月月火水木金金"で鍛えただけに元気に参加されている。

今朝、参加者の一人から”雁(かり)が三羽渡るのみた”と話かけられた。こんな時季
に東京に雁がいるのだろうか。別の鳥と見間違えたと思うが、森鴎外の小説「雁」hの
舞台は上野の不忍池である。明治時代には雁は東京でも見られたのだ。

テレビで宮城県大崎市の岩手山で最近、カンガルーを見たという情報がしきりだという
番組をみた。南半球のオーストラリアなどに住むカンガルーが、何故東北の山中に棲息
しているのだろうか。これこそ何か他の動物との見間違えだろう。が、最近は信じられ
ないような外来種の動植物が発見されている。まんざら”まゆつば”と否定もできない。