「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

        傲慢無礼、憲法が解らない小沢幹事長

2009-12-16 06:34:19 | Weblog
民主党の小沢一郎幹事長は傲慢無礼である。中国の習近平国家副主席と天皇陛下と
の会見問題について”憲法によれば(天皇)の国事行為は内閣の助言と承認で行われ
る”のだからと、取り様によっては天皇をあたかも無人格のロボット扱いし、一方では”陛
下は喜んで副主席に会われる”と勝手な失礼な推測もしている。13日の小ブログは天皇
陛下のお気持ちを忖度せよと書いたが、この鈍感な政治家は、まったくそれが解ってい
ない。

小沢幹事長は日本国憲法で「天皇は日本国の象徴であり、国民統合の象徴であってそ
の地位は主権の存在する日本国民の総意にある」という大前提を理解していない。先人
たちが旧帝国憲法の轍を踏まないために天皇を”象徴”とした、その意味あいがよく理解
できていないのだ。

天皇陛下ご自身が一番”象徴”を理解されている。だから国会での”お言葉”も"通りいっ
ぺん”になるのだ。皇室のことを司どる宮内庁もそれを十分理解している。そのためにこそ
一種の内規もあるのだ。どこの世界でも規律規則(Rule and Regulation)がある。例えば
満員電車に乗るには行列をつくるみたいなものだ。

小沢幹事長が羽毛田宮内庁長官を批難する記者会見をテレビ画面でみた。まるでヤクザ
口調でとても与党の幹事長ではなかった。宮内庁の役人分際がかってにルールをつくると
はとか辞任してから発言せよに至っては暴言である。

鳩山総理も”中国が隣国で大切な国だから”とごり押しの会見を正当化しているが、問題
はそんなことではないのである。